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おざわやの代表のブログです

》所変わればお墓の風景も変わるものです

2024.05.29

お墓なんてどこでも同じものだと思われるかもしれませんが、地域によって形も違えば使われる石も違うために、ずいぶん雰囲気が変わります。初めて訪問した青山霊園で感じた違いをブログに。



この業界に入っても当分の間、「お墓なんてどこでも同じ様なもんでしょ?」とボク自身思っていました。それこそ沖縄では葬送の形がずいぶん違うということは知識としては知っていましたが、お墓の形が隣県でさえ変わるということに気づいてからは、旅先などでも墓地を見かけるとついつい見に行ってしまう様になりました。



例えばここ愛知県名古屋市で使われる墓石の多くは「名古屋型墓石」と呼ばれるスタイルで、竿石の下に段々の台石が二つで、その下に四ツ石と呼ばれる納骨するスペースがある4段で構成されるもの。それがお隣の三重県に行くと桑名市まではこの名古屋型墓石が多いものの、四日市市まで行くと四ツ石のない3段の「関西型墓石」がほとんどになります。


今回は東京に行った際、初めて青山霊園へ足を踏み入れてみました。




六本木ヒルズの森ビルを見上げる足元に広がる青山霊園へ




たまたま向かった先が乃木坂で、地図を見て近くに青山霊園があることは分かっていましたが、地上に出てみると本当にすぐ傍。まだ時間には余裕があったので、思わず少しだけ足を踏み入れてみました。



するとさすがは名だたる名士の眠る墓地らしく、敷地がどこも大きくてゆったりとした通路も特徴的。名古屋で言えば八事霊園あたりが近い雰囲気ながら、もう少し乱雑でぎっしり並んだイメージです。それはまず関東と名古屋の大きな違いとしてお墓以前に、お骨を納める骨壷の大きさの違いがあります。関東では全ての骨を壺に入れるのに対して名古屋では五体の主要な部分だけしかお骨を拾わず、壺自体のサイズが小さいことがお墓の大きさにも関わってくるから。




ヒョロっとスリムなのが名古屋型の特徴




名古屋で建てられることの多い8寸角というサイズで代々入り続ける場合でも、墓地は最低90センチ四方あれば充分建てられるほどコンパクトです。でもそのサイズでは関東だと2、3人も入れば手狭になってしまうほどで、たまに関東で亡くなった方を納骨する場合には納骨する入り口が狭くて困ってしまうことがあるほどです。



そして今回驚いたのは、石材の色合いが全く違うということ。


名古屋では元々近隣の岡崎市で採れる花崗岩を使っていた関係で、ほとんどがグレー系の淡麗な色目のお墓が多く、最近でこそ中国材も多く使われてはいるもののそれでもやはり墓地を見渡すとグレー系ばかり。ところが青山霊園で最も多く見られたのは、緑の濃い色合いが特徴な本小松石と呼ばれる、神奈川県で採掘される銘石ばかりが目立つことです。




広い敷地に大きな本小松石の墓石がゆったりと建っています




本小松石は日本三大銘石の一つといわれていますが、他の二つ「庵治石(香川県)」「万成石(岡山県)」とは違って耐火性が高い安山岩の石材で、深い緑色の浮かんだしっとりとした艶が特徴。表面の色合いが時間の経過によって変化していくことも花崗岩と大きく違う点で、その変化を楽しむという視点もかなり違います。



そしてそれ以外の石材を見るとやはり「万成石(まんなりいし)」も多いことと、国会議事堂にも使用されているということからか広島県産の「議院石(ぎいんせき)」も多く見られること。




濃い緑の本小松と「桜御影」とも呼ばれる色合いが特徴の議院石




思っていたよりも青山霊園自体の広さはそれほどでもありませんでしたが、それぞれの地域による独特な色合いや雰囲気の@違いには興味深く感じるものがありました。





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