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おざわやの代表のブログです

諦めて足るを知る。でもそれは成功を期待しないってことじゃないってゴルフから感じました。

2019.09.11

朝はそれほどでもありませんが、夕方は随分日が短くなってきて定時でお店を閉めるともう夕暮れ時。昨日はいつものように仕事終わりにゴルフの練習場へ寄りましたが、1時間かけて100球ほど打つ間にすっかり暗くなって月が輝いていました。









いつも練習内容はこんな感じ。まずアプローチを15球ほど打ってから50ヤード・80ヤード・100ヤード・140ヤードと5球ずつ打ったら、6番アイアン・5番ウッド・ドライバーと打っていきます。初めはスイングプレーンやタイミング重視であまり結果を求めず、同じ距離を違うクラブで打ったり。でもアドレスの向きや振り抜きの方向は気にしつつ、今度は100〜120ヤードをフルショットで狙って打った後、またドライバーや3番ウッドをフルスイング。そして最後はピッチングウェッジなどを80%のスイングで打ってリズムを整えて終わります。


最近この練習内容でのスイング作りがだいぶ纏まってきたように感じていて、ゴルフ場をラウンドしていても昔のように矢鱈に振り回してスコアを崩すことは少なくなってきました。目指すものは何か、出来ることは何かなどと落ち着いて考えながらゴルフ出来るようになって、ゴルフというゲームを組み立てる楽しさを感じるようになってきました。今日のコンペでも飛ばし屋の方と一緒に回らせていただきましたが、昔ならガチガチに力が入ってしまって崩れていたと思います。でも今日は自分の物差しでゴルフを組み立てて、出来ることと出来ないことをしっかり区別して最善を目指す。そんなゴルフが出来ていたと思います。





新製品に飛びついていたのは昔のこと。50を越えて自分に必要なものを判断できるようになりました。

昨夜というか日が変わった今日、アメリカではこの時期定例となっているアップルの新製品発表会が大々的に行われました。ツイッターでもアップル関連の記事をよく見るからなのか少し前から告知も多くて、知ってはいたもののiPhoneもアップルウォッチもつい最近新しくしたばかりなので特に関心はなく、またそのうち誰かが変わったことをレポートしてくれるだろうくらいに思ってました。









ムスコくんは工学系の大学でコンピューター関係(よく分からないけど)の勉強をしているので、やはりそちら系(よく分からないけど)の友達が多くて、毎回アップルのイベントの日は夜中に集まって発表内容を聞きつつダベるのが定例らしく、昨日も遅くに出かけて朝まで帰ってきませんでした。ボクだって初めて買ったiPhone4の頃は、新しいタイプが出るたび買いたくなったり実際に買ったりしてました。新製品が発表される前にネットで情報集めたりね。でも今のiPhoneやMacBook、それにアップルウォッチも皆んな優秀で1つ2つ前の型だろうと、何も困ることはない。実際iPhone7から今のXsに変えて一番助かってるのは、長持ちになったバッテリーですからね。もしかしたらそれ以外に見えないとか気付かないところでの進化によって、助けられてることもあるかも知れないけど。





足るを知るっていうのは「ボクなんてこのくらいで充分です」って自分を卑下するのとは違います

「足るを知る者は富む」というのは中国の思想家の老子の教えですが、仏教の教えが元になっています。お釈迦さまは生老病死に悩む人たちを見て、「私にはこのような問題で悩むことは相応しくない」と感じて出家しました。そういった問題に出会った時になんとも思わない人もいれば、そういう状態に苦しむ人を見るだけで苦しい人もいる。今の自分の状態を正確に捉えて、そこに必要なものがあるなら学びとって進んでいく。因みに「諦める」というのも仏教用語。「しょうがないやってあきらめる」のとは違って、「何が出来ないのか明らかにしめうる」というのが「諦める」という言葉の本当の意味なんです。そんな「今の状態」をしっかりと見られるならば前に進めるということで、「どうせボクなんて」というのは「知ろうとすらしていない」ことになります。


ボクのゴルフで言うなら、打つたびに右手首が痛くなっていた。ならば痛くなる理由は何か?痛くならないためにどういう動きができるのか?を考えて実践し、更に整えるために練習する。コースでどんなミスが出やすいか、どんなシチュエーションでうまくいくことが多いのかをしっかりとフィードバックした練習から次のラウンドに望む。でもそんなこと考えるの面倒臭い人もいるわけで、楽しければ良いのなら練習しないのも1つの方法。それも1つの「足るを知る」ことになります。









これって仕事でもゴルフでもiPhoneでも、全部一緒だと思いませんか?