blog詳細

おざわやの代表のブログです

大好きなボサノヴァを産み出してくれた神が旅立ちました

2019.07.09

今日は曇りのち雨の天気予報ながら、なんとか1日降らずにもちそうでは?という職人との朝一ミーティングから急遽みよし市内の墓地での施工監理へ。とはいえいつ降りだすかは判らないので軽作業を手伝いながら。で、お昼過ぎになっていつもの鍼灸サロンの予約が取ってあったことを思い出して、後を任せて現場を一時離れました。

 

 

 

 

                        とにかく時間が無かったので通り沿いのラーメン屋へ駆け込んでネギ塩ラーメンを。汗をかいた所に塩ラーメンがちょうど良くて、久しぶりに加調タップリのシビれるような旨さを堪能。これは中毒性あるヤツでした。                    

巨星落つとは当にこのことですね

残念ではありますが去る3日前にボサノヴァの父、あるいはボサノヴァの神とさえ呼ばれるジョアン・ジルベルトさんが亡くなったそうです。これまでの偉業に敬意を表すると共に、ご冥福をお祈りいたします。 といっても彼の名前知ってるヒト少ないくらいですよね。                    


でも全然知らないよ、という方でも彼が唄った「イパネマの娘」は良くご存じなのではないでしょうか?昨日のブログに書いたアンディ・ウォーホルさんと同じように、彼は音楽界に「ボサノヴァ」という全く新しい領域を作り出したうちの1人なんです。ボクは独特の気だるげなリズムと彼の囁くような歌声が大好きで、夏になるとヘビロテするアーティストの一人でした。この曲を作曲したカルロス・ジョビンさんらとともにそれまであったサンバとジャズを組み合わせて、新たな「ボサノヴァ」というジャンルの音楽を作ったという方ですが、音楽のジャンルを新しく作るって凄くないですか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも初めは彼のことを知っていたわけではなく、ボサノヴァというジャンルを知ったのも日本人のアーティストの小野リサさんの歌声でした。それまでわりとAORなど洋楽を聴くことが多くて、ライブにも行くようになった頃に知ったのが小野リサさんでした。その優しい歌声と心地良いリズムが気に入って良く聞いていて、たまたま名古屋市内のボトムラインというライブハウスでのライブに出掛けたときにスペシャルゲストとして出てきたのがジョアン・ジルベルトさんで、リサさんとデュエットしたのがイパネマの娘でした。その切なげながら思わず身体を揺らしてしまうリズムの虜になったのを今でも覚えています。そしてリサさんからボサノヴァというジャンルを開いた方だと紹介されたのを聞いて驚いたことも。

 

 

 

 

 

 

音楽って季節感だけじゃなく想い出ともつながるものだから

例えばみんなで楽しく過ごした時に掛かっていた曲や、デートのときに勝負を掛けようと選んだ曲。それだけじゃなく心理学的にも「音楽療法」というのがあって、それは音から受けるイメージを口にすることで深層心理を探ることができるというもの。

そんな難しい話じゃなくても、想い出の曲を聴くと蘇る想いって誰にでもありますよね。ぼくにとってはボサノヴァとの出会いが当にそんなものでした。

 

 

 

 

ジョアンさんは近年身体の調子を崩されていたそうだしずっと新しい曲が出ていた訳でもない。毎年毎年、生まれる前に出されたアルバムの同じ曲を聴いているだけなのに、それ以外には考えられない存在感。それがボクにとってのジョアン・ジルベルトさんでした。あらためて安らかにお休み下さい。

それでは今日のブログはこんなとこで。