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おざわやの代表のブログです

手づくりの温度を伝えられる仕事は楽しいです

2019.07.11

今日は雨天ながらも月に一度のお客さま主催のゴルフコンペが開催されました。普段朝ご飯は食べたり食べなかったりですが、ゴルフをラウンドする朝は別。最近の朝ご飯で一番好きなのはマフィン。手っ取り早く食べたい時は朝マックということもありますが、出来れば余裕持って起きて自分で好みの味に作りたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝はハムとチーズとレタスだけですが、ハムだけはデパ地下で売っている切り落としハムがやっぱり美味しい。こんがり焼いたマフィンの上に乗せて余熱で温めると脂が溶けてじんわりと香りがたって美味しい。そこにゴールデンマスタードを乗せるだけで本格的な味を楽しめて、ほんのちょっと手を掛けただけで朝からゼイタクな気持ちになれます。

 

ちなみに今日のゴルフは前半30台で回ろうかという好調さ。でも9番グリーンへのアプローチでミスした所から調子が変わってしまい、後半はどこまで叩くの???と参加者の皆さんに呆れられるほどの不調。しょうがないよ、人間だものって自分を慰めるのが精一杯でした。チクショー!

 

 

 

 

 

 

 

昨日のブログでも紹介した手仕事は


今朝フェイスブックにも投稿した昨日のブログはお墓に彫りこむ文字についての紹介記事でした。

 

 

 

 

 

 

               

 

 

 

 

実はここからあとはサイトの更新でどこかへ飛んでいってしまったので書き直し(7/13付)

 

ただしヒトが手間を掛けるってことは=コストに跳ね返ります。

例えば文字を彫るには石にゴム板を貼り付けて文字の部分だけを切り取り、サンドブラストという機械で高圧の空気と共に鉄の粉を石に吹き付けて字を彫ります。このゴム板は書家の文字を使わずにパソコンの墨書フォントを使えば、直結されているプロッターというゴム切り専用機が自動的に切ってくれますが、書家の原稿だけは職人が手切りでゴムを切り抜きます。でもこの段階だって機械が判断するのと職人がカスレなどの文字の抑揚を判断するのではまったく違った「味」になってしまうと思うんです。そんな部分も温かみになるというか、何よりオンリーワンの仕上がりになることは間違いありませんよね。

 

 

 

 

 

墓石の製造にはもちろんヒトの手が掛かりますが

近年墓石の製造は中国工場によるものが殆どになっています。それはもちろんコストの問題や外国産の石材のルートの問題もあります。でも出来るなら国産の石材だけでも国内の工場で加工したいと思うのも確か。今回ご注文いただいたのは地元岡崎で採れる石材の「花沢石」です。花沢石は明るい色調で繊細な石目が特徴の石。建て替える昔の墓石にも使ってあったということで選んでいただけました。先日はそんな墓石の仕上がり具合を確認するために岡崎の工場へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確認と言っても作業は熟練の職人が携わっているので、ほんのちょっとした細かい仕上げの部分だけ、そんな些細なことだけど職人と直接会って打ち合わせることを大切にしています。それはお施主さまの想いを知っているのはボクだし、設計からその想いを汲み取ろうとする職人の技術を活かせるのもボクしかいません。ボクの仕事ってそんなそれぞれの温度を伝える役目なんじゃないかなって思うんです。

 

ところで岡崎って日本全国に名の知れた石材産地だってこと知ってますか?

近年石材の産出量は減ってしまいましたが、岡崎石工団地には今でも石材加工の職人を育てる学校があって、全国から職人を目指す若者が集まっています。技術的な違いを上げれば、例えば石の研磨ではあえて工程を増やして石材の温度を上げないようにして、将来的に艶持ちが良いように仕上げる技術。石が焼けるほどに熱を掛ければより簡単にツヤが出るので、安い製品しか扱わない中国工場では当たり前にされていますが、そんなことは新品の墓石を見てもまず判りません。もっといえば墓石の図面を見ても数字だけしか追わないのと、設計の意図を読み取ろうとするのとでは大きな違いが出るはずで、その違いは使っていくほどに大きくなっていくと思うんです。

 

 

そんなモノ造りに携わっていられることが幸せだなーって。

ではそんな書き直したブログはこんなとこで。