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おざわやの代表のブログです

人の手で創り出すものには温度が宿ると思う

2019.07.10

ちょうど季節が移り変わる時期は石屋さんの職業病とも言える腰痛には厳しい時期です。でも石屋さんだけじゃなく、普段の生活の中でも「ギックリ腰になった!」なんて話を聞くことも多いですよね。それはこの季節が冬の間の熱を溜め込む体から夏の熱を放出する体への過渡期で、寝る時の布団の厚さの調整が上手くいかないと寝苦しさから寝返りをうってばかりで熟睡できないからだそうです。これはボクが腰をヤッてしまった時にかかる脊髄調整の先生が言うことなんで99%間違い無し!

もし腰の調子が悪い方は敷き布団も掛け布団も、出来るだけ薄くして大の字になって寝ると良いですよー。一番良いのは畳の上に煎餅布団!ってウチのメインドクター(医者じゃないですけど)も言ってますんで!

 

 

 

 


 

 

でもやっぱり50歳越えるとアチコチ不調が出ることも多いので、月に一度くらい調子を見てもらうことも含めて鍼灸サロンに通っています。いつも同じ先生に見てもらうことでその違いを客観的に教えてもらえるので予防的な意味も含めて。昨日は全体的に凝っているとか張っているというよりも、疲れてグッタリしている感じだったみたいで施術後も何だか力が入らない感じ。結局ウチに帰って寝てもグッタリしてて、逆に朝にはスッキリ!やっぱりウチのコンディショニングコーチの言うことに間違いないんで!笑

 

 

 

 

 

お墓の字ってどうやって彫るか知ってますか?

よく言われるのですがお墓の石に字を彫り込むのは自動的な機械ではないし、昔ながらのノミを使った手作業でもありません。石にゴム板を貼り付けて文字を彫る部分だけをくり抜いて、サンドブラストという高い空気圧を掛けた鉄の粉を吹き付けて文字の部分だけを彫ります。ただし字は均一に彫る訳ではなくて、文字のトメハネに合わせて深さを変えることで彫り味がその仕上がり具合にしっかりと現れます。

 

もちろんその彫り味は職人それぞれで味わいにも差があります。でもそれと同じように原稿となる文字そのものによっても変わりますが、ほとんどの場合に使われるのはパソコンのソフトに入ったフォントで、楷書や行書といった書体の違いはあっても全く味わいのないものです。そこでオススメしているのは書家の先生に書いてもらった原稿を使うことです。

 

 

 

 

 

書によって変わる彫り味って思うより大きいです

もちろん一般的な文字で良いという方はそれで良いのですが、実際に仕上がったお墓を見ていただいて気に入った方にはお奨めしています。書家にお願いする良さはもう一つあって、文字に込めたいイメージを例えば力強い文字だったり優しい感じでとか、文字選びも含めてイメージ作り出来ることです。そしてそこで得られるのはたぶん「温かみ」ではないかと思うんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お施主さまの想いや書家がそこに込めるイメージ、そしてその文字に合わせた字彫り職人の彫り味など、沢山の人の思いがそこに籠もることによって仕上がった石のイメージは、きっとそんな手仕事ならではの温度が伝わって温かくなるんじゃないかと。そんな想いで以前に造らせていただいた校訓碑には確かに伝わるイメージがあったのではないかと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それら全てを統括して監理するボクもそんな一部を担えるような想いを込めて、お客さまにお奨めしていきたいと思っています。

もしご興味あればそんな仕上がり具合をご紹介しますので、遠慮無くご相談下さいね。

それでは今日のブログはこんなトコで!