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おざわやの代表のブログです

お施主さまに代わって現場を見守るのがボクの役目です

2019.05.16

今日も初夏の陽射しで暑くなった1日でしたが、朝から現場監理の為にずっと外に出ていました。

こんばんは、おざわや店主の小澤敦司です。

 

 

 

 

     

 

 

 

 

夏の陽射しを避けるのはやっぱり麦藁帽子が一番!通気性が良くてつばが広いので現場作業には最適です。もちろん一番焼ける首筋はタオルでガード。でもだいぶくたびれて来てるし大事な仕事道具なので、今年あたり新調しなくてはいけませんね。        

 

 

 

 

 

ボクは現場に出ても石を触りません

こんな風に現場に出ることも多いのですが、作業はもっぱら職人におまかせしています。同業者の中には「どうせ現場に行くなら自分で墓石を組み付ければ職人に払う人件費分が安く済むじゃないか!」なんて言う人も居ます。でもボクはそんな風に考えることは一切ありません。

       

 

 

 


 

 

それはボクが現場に出るのは「お施主さまの身代わり」だからです。

あくまで売り手の目線で仕事の進み具合をチェックしているんじゃなくて、仕事を請け負わせていただいたお施主さまの代わりにその現場での作業を見守っているんです。もちろん現場の作業を見たいというお施主さまには喜んで見ていただきます。でも見ていただいたとしてもきっと「ご苦労さま」ってお茶菓子を持ってきていただくぐらいがほとんどで、作業中の内容なんて全くわかる訳無いです。でもお施主さまの希望を聴いて設計してご提案したボク自身ならば、誰よりもそのお墓の細かな仕様や設計の意味を知っているし、何よりお施主さまのお墓に対する想いなら誰より知っています。

 

 

 

 

 

ボクがお施主さまの目になります

そう。お施主さまの立場になって現場を見守るディレクターとしての役目を全うするには、一緒に作業をしてはいけないんです。もしそこで職人と一緒に作業をこなしてしまえば、「こんなに頑張ってるんだからこんなもんで良いか?」という甘えが出てしまう。職人上がりなボクだから、職人の気持ちが分かってしまいますからね。でもそんなボクだから職人が欲しい道具を渡してあげるとか、作業の先回りをして掃除しておいたりすることもできる。そして職人同士の意志の伝達がうまく行ってなければ間に入ってそっと伝えたり、疲れて効率が落ちてきたなと思えば休憩をすすめたりもする。そんな風にお施主さまと職人との間のファシリテーターとしても動いて、現場の作業の効率が最大になって、最高の結果が出るように統括するのがボクの最高の仕事だと思っているからです。

 

今日の現場も職人が頑張ってくれたので予想以上に作業が進みました。これからお盆に掛けてどんどん現場が動いて行きますし、ありがたいことにご相談をいただいている物件もまだまだあります。でもどんなに忙しくなったって、こんなスタンスは変えたくないし変わらない。そのぶん手間もかかるし請けられる仕事には限りがあると思いますが、それがこんな不器用なボクにお仕事を依頼されたお施主さまとの破れない約束だと思っています。

 

さあ今日も良い仕事ができた!帰って飲むビールは最高に旨いぞ!ってワケで、今日のブログはこんなトコで!