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おざわやの代表のブログです

言葉だけでなく表情や間を考えてこそ、想いは伝わるんですね

2018.03.20

名古屋市中区大須で行なわれた【ナゴヤはいゆう寄席】にお邪魔しました。

 

これは名古屋で活躍されている落語家の雷門福三さんの呼びかけで始まった、

 

名古屋の小劇場で活躍する俳優さんたちが「落語は究極の1人芝居だ!」を合言葉に

 

年に2回集まり、落語に挑戦する会で今回で七回目だそうです。

 

たまたま会場となっている寺院さまからお知らせいただいたご縁で伺いましたが、

 

予想以上に面白くて、たまには落語も良いな~なんて思いながら観てました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめに話されたのは中堅どころ?と思われる俳優さん。

 

話し始めは緊張感からなのか、少し空気を探りつつでおどおどした所も見えましたが、

 

自分のルックスをいじって笑いを取った所で落ち着き、落語に入るとすっかり馴染んで話全体も面白かった。

 

次に出てきたのは、たぶん落語に挑戦するのは初めてかな?という若手のイケメン俳優。

 

初めから声が通らず、場の空気を読むどころか終始ペースが掴めない感じでしたが

 

お話し自体の滑稽さがハマって途中からは笑いも起きてなんとかオチで笑いも取って。

 

3人目は大学時代に落語研究会に居たという俳優さん。

 

流石に入りからそつなく、話しっぷりも板についていて聴きやすい!

 

つかみの話しから自然に落語に入り、オチまで充分に笑わせてもらいました。

 

 

 

全員が活躍している俳優さんなので舞台慣れしているとはいえ、

 

やはり分野の違う落語では、場慣れしている人とそうでない人の差が

 

こちらにも伝わるほどに出てしまいますね。

 

 

 

 

最近、あちこちで「お墓まいりってどうやるの?」というお話しをさせていただいてます。

 

これはセミナー形式でお墓まいりの歴史やお墓に込められている想いなどをお伝えしてるんですが、

 

けっしてお墓まいりが正しいとか間違っている!って話しじゃないし、マナーがあるわけでもない。

 

皆さんが見よう見まねでされてきたお墓まいりにほんの少し中身を入れて、

 

思いの籠もったお墓まいりにしてみませんか?というお話しです。

 

言ってみればお墓まいりですること自体は何も変わりませんし、特別なことは何もありません。

 

ただ子供たちに楽しくお墓まいりして欲しいなって、そのためには大人たちの意識を変えたいなって、

 

そんな想いだけでやらせていただいてます。

 

でもふと立ち返ってみると、そんな想いは伝わっているのかな?って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん本業は石屋さんですから、言ってみれば趣味程度の話しではありますが

 

それでも本当に好きなことだから、伝えたい想いをちゃんと届けたいなって。

 

そんな風に観ていたら、話しの間とか目線や手の動きとか、細かく考えられてて

 

やっぱり餅は餅屋ですね。

 

 

 

でもおおとりで出てきた雷門福三さんはといえば、やっぱりプロの落語家!

 

出てきた途端、場の空気をすっかり変えてしまいました。

 

観客はもう笑うしかない!って、あれは技術じゃないですね。

 

生き様がそのまま出てる感じ。

 

あんな風に技巧ではない空気で想いが伝わったらなあ、なんて感じた落語会でした。