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おざわやの代表のブログです

人を育てる

2016.02.24

21日の日曜日は2年越しとなる計画の集大成、「日本一、キラキラ、7世代先まで繋がる一人ひとりが輝きだす」と題した講演会の本番でした。

もともとお仲間の平川美和子さんという女性から、私の所属する団体(一般社団法人アソシア志友館)の理事長にぜひ会わせたい人がいる、と相談されたのが始まりでした。理事長というのは名古屋駅前にあったホテルアソシア名古屋ターミナルの元支配人で、赤字だったホテルを「人を大事にする」ことで黒字にV字経営改革した柴田秋雄さん、いまや伝説の人です。そして会わせたい人というのは日本メンタルヘルス協会の代表を務め、企業顧問ナンバーワンのメンタルヘルスカウンセラー、衛藤信之さんでした。それではまず、と衛藤先生のメンタルヘルス講座を体験したところ、柴田さんの言われることと合い通じるものを感じてお手伝いすることを決めたのです。そして準備していくうちに福岡に素晴らしい教師がいる、とのことで一緒にご登壇していただくことになったのが香葉村まゆみ先生。思えば、こんな3人が揃ったらそこからの化学反応のような反響で凄い事が起こるのではないか?という想像だけで、その後加わった幹事メンバーも含めたスタッフ12名で(もちろん全てのスタッフはボランティアです)この日に向け突き進んできました。

そして迎えた当日はサポートスタッフに加えて、それぞれが主催する団体のスタッフまで含めると450名を超える人たちが会場である東建ホールに終結して幕が開きました。

 

3人共に共通しているのは「人を育てる」ということ。

みんなが大切なんじゃない、お前が大切なんだ!という経営者の鏡、柴田理事長。

 

 

 

 

 

人は愛でしかかわらないよ!という、現役小学校教師のまゆみ先生。

 

 

 

 

 

 

そして「一人でもいい、わかってくれる人が居れば人は生きて行ける!」という心理カウンセラーの衛藤先生。

もうひとつの共通点はお三方揃って「温かい」ということ・・・。

 

 

 

 

 

 

まずは講師それぞれの言葉で、そして対談の席から、ひとりひとりが輝きだせば組織が、会社が、そしてひいては社会が変わるよと、会場に集まった430名の観客へメッセージを伝えていただきました。そして最後はまゆみ先生が生徒たちと行なっている朝礼「キラキラ朝礼」を会場の皆さんにスタッフまでも加えて全員が体験。

 

 

 

※写真は全て荻野哲生氏提供

 

 

 

4時間半にもわたる長時間のプログラムでしたが、会場の熱気は初めから一切落ちることなく最後にはスタッフも合わせた全員が一体となったエンディングで沸騰するようなクライマックスへ。これこそが私たちの見たかった光景でした。あまりに人をないがしろにする会社、家族や地域の繋がりが薄れた社会、社会の歪みをそのまま受け取ってしまう子供たち、それらを今何とかしないと手遅れになってしまうよとの思いを伝えたかったのです。それはメッセージとなって講師陣から私たちスタッフ、そして会場のみなさんへと「うねり」のように伝わり、講演会が終わって3日が過ぎた今では観客の皆さんから周りの人たちへと反響が拡がっているようです。

誰もがみな自分の身の回りからはじめること、小さなことでもいい、そんな思いがより多くの人たちに伝わったのなら、この準備に費やしたは2年は決して長いものではなく、これからの未来に繋がるスタートになると思うのです。

 

わたしもお墓という日本の家族を繋ぐ文化を、仕事を通じてお手伝いしていくことで次世代に、そして7世代先に伝えていきたいと改めて強く思いました。