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おざわやの代表のブログです

若き日のブッダ

2015.05.01

皆さまにとって「仏陀(ブッダ)」とはどんな存在でしょうか?

私自身は仏教の勉強会で中村元(はじめ)先生の書かれた「仏伝(原始仏典)」について数年かけて勉強させていただいたことがあり、釈迦如来が覚りをひらかれる前は歴史上に実在した1人の人間(ガウタマ・シッダールタ)だったということに驚きました。そしてあまりに驚いた挙句に2012年にはインドまで行ってしまいました。

 

 

 

お釈迦様が覚りをひらかれた菩提樹のほとり(インド巡拝行にて)

 

 

「仏伝」とは、いち部族(シャーキャ族)の王の子が生きるうえでの無常さに悩み、苦しみ、家を出て修行に励み、その果てに「覚りの境地」に達して仏陀となられるまでの心の流れや、当時の社会情勢なども踏まえてインドの言語であるパーリ語で書かれた原始仏典という本を読み解いた432ページの本です。しかし正直いって長くて難解で、更に現代語に読み解いてもらわないと読めませんでした。

そんなお釈迦様の歩んだ道をもっと読みやすくした本が出ました。

 

 

「若き日のブッダ」里中満智子

 

 

ブッダといえば手塚治虫さんのコミックが有名ですが、こちらの方が親しみやすい方が多いのでは?という気がします。何より里中満智子さんといえば少女漫画の大家であり、これ以外にも旧約聖書やギリシャ神話もコミック化されています。私は行けなかったのですが、先日尾張旭で里中満智子さんの講演会があってヨメとムスコがお邪魔して、ご本人もとても素敵な方だったそうです。

「仏教」というと何か厳しい修行とか難しいお経のイメージが強いと思いますが、このコミックを読むと少しだけ寄り添いやすく感じるのではないでしょうか?ぜひ一度お読み下さい。