》テキトーな基礎工事ならやらない方が良いです

お墓の工事で以前からちょくちょく見掛ける強度のかけらもない基礎らしき工事。見栄えはともかく、もしもコストカットしたいのなら基礎工事はしない方が良いですよ、というブログ。

お墓の基礎工事って実際に見たことある方はほとんど居ないと思いますが、請け負うお店によって基準はバラバラ。公営の霊園では工事規則で基準が決められている場合もありますが、そうでなければ言ったもん勝ちという状態で、ボクら専門家から見れば「これを基礎なんて言っていいの？」と思うような工事もよく見ます。

ちょうど他の石材店が別々に並びで、基礎工事をする機会がたまたまありましたが、もしこの状態でお施主さんが見にきたとしても、「ああ基礎工事してくれてるな」と思うくらいでしょう。分かるとすれば見るからに現場が汚しっぱなしで雑で、一番手前の基礎は型枠すら使っていないことくらいでしょうか？

でも現場の職人目線で見れば、そこで使ってあるのが「コンクリート」ではなく水でシャビシャビに緩めただけの「モルタル」だということは一目瞭然で、とても基礎なんて言えないシロモノなのが真ん中の工事。

実際に隣で基礎工事のための床掘（とこぼり）をしてみると、お隣の基礎らしきモノにはセメントと砂を混ぜただけのモルタルが使われていて、コンクリートには不可欠な骨材（こつざい）としての砂利が入っていません。そして厚みは３cmほどしか打っていなくて、その下の地面との境界もデコボコしていて締まっていないところを見ると、大して転圧（てんあつ）も掛けていないことが分かります。

ご存知の通りお墓の石はとても重く、全体としても重量バランスなんて全く取れていませんので実は傾きやすいモノ。それなのに据え付ける地面が締まっていないというのは、わざわざ傾くように作っているの？と思ってしまいます。

【当店での基礎工事の内容は】

まずは基礎工事の初めには床掘（とこぼり）と言って、基礎コンクリートの厚みのぶん地面を掘り下げます。当社基準では基礎の厚みは100ミリなので、プラス据え付け時のモルタル分をプラスして床付けしたのが上の写真です。そしてこのままでは床付け面が荒れているので、砕石を撒いて転圧掛け（てんあつがけ）をして、基礎下の地面を締め固めます。

そしてここにメッシュ筋と呼ばれる鉄筋を配置し、コンクリートを流し込む際には鉄筋への被り厚さが60ミリになるように高さを調整。さらに納骨するスペースは地面と繋がるようにマスを置いて養生します。そして骨材とセメントの量、そして大切な水の量を調整したコンクリートを流し込むことによって、基礎工事の作業は完了します。ただし以前のブログにも書きましたが気象条件によってはコンクリートが硬化する前に乾燥してしまい、十分な強度を持たせることが出来なくなるので工事後の養生も配慮が必要です。

そして広い墓地の場合は墓地内に溜まってしまう水を流し出すための、排水口を配置することも大切です。

このようにしっかりした基礎工事を行うには当然ながらコストが掛かります。でもここまでやることによって得られるのは長年に渡る安定感と、必要最低限だけ残して根切りするため雑草が蔓延りにくくなることもあります。それでももしコストカットをしたいのであれば、必要最低限の床掘としっかりした転圧掛けだけでもある程度の強度を得ることが出来ます。前述のようなテキトーな基礎っぽい工事では「臭いものに蓋」をしてるだけなので、それなら基礎はやらない方がマシです。

そして何より大切なのは、こんな風に工事後の内容報告をできない石材店には、絶対に工事を頼まないことです。

【もしお墓でこんなお悩みがあれば気軽に当店へご相談ください】 

・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい

・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい

・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい

・お墓に名前を追加して彫りたい

・お墓が壊れているところが気になっている

・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている

・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない

・跡継ぎのないお墓をリフォームで使えるようにしたい

などなど他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください

現場に出て留守にすることもありますのでお訪ねの前にはまず1本お電話ください

【店舗情報】

お墓のことなら【お墓のおざわや】へ　　

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電話番号 : 052-734-8102

営業日：月曜日～土曜日（日曜定休）　　　

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少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際は出庫しやすいと思います

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またはご予約いただければ駅までお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね！

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