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おざわやの代表のブログです

》編集力というスキルを持つこと

2022.01.21

自分の力ですべて成し遂げるというのは素晴らしいけど、周囲も活かしつつ共に成果を上げていく「編集力」についてのブログ。



「モーニング娘。」や「AKB48」など秋元康やつんくだけじゃなく、最近ではJ・Yパーク率いるコリアンガールズグループなども、一人一人で売るよりも様々なキャラクターを集めたグループで人気を得ていく。本人たちの魅力はもちろんだけど、そんなメンバーを束ねていくディレクター的な存在が注目を集めていますよね。



最近の映画界だってそう。

「アイアンマン」に始まったマーベル・スタジオによるM.C.U.(マーベルシネマティックユニバース)は、それまでバラバラだったアメリカンコミックのヒーローたちを勝手に(失礼!笑)かき集めてまとめ、「アベンジャーズ」として売り出しに成功しました。先日そんな中の一人(?)スパイダーマンも「スパイダーマンNo Way Home」で一区切りを迎えましたが、この作品だってそれまで契約問題で相当に揉めていたマーベルとソニー、ディズニーが手を携えたことで出来上がったストーリー。それが功を奏して公開から三日間の興行収入は「アベンジャーズエンドゲーム」に次ぐ驚異的な収益となっています。





そんなこれまでにあったキャラクターを集めて新たな力とするスキルを「編集力」といいます。

いまやSNSや動画配信サイトの力を借りた「個=オウンドメディア」がそれまでのマスメディアを席巻しているのも、こんなそれぞれのキャラクターを活かすという部分にも繋がっているのかな?という気がします。



でもこんな「編集力」って今だからできていることじゃ無く、過去の歴史の中にもこんなプロデューサーが居ました。


それまでサロンなど「写実派」の絵画ばかり売れていたフランスで、新たに生まれ始めた「印象派」と呼ばれるモネやルノアール、ドガなどの若手の作家たちの作品ばかりを集めた「印象派展」を開いたポール・デュラン=リュエルです。それまで持て囃された正確で筆跡一つも残さないような写実主義の絵ではなく、モネに代表されるような屋外の光の変化を好んで描き、ゴッホのような荒々しい筆のタッチも厭わない画法の印象主義。当時のフランスの画壇では全く評価されていなかった彼らの絵を買い集め、あえて自邸の壁に華美な装飾を施して価値を高めていきます。その頃南北戦争が終わってバブルに沸くアメリカにも支店を出し、彼の営業手腕もあってのちに1923年にはルノワールの「舟遊びの昼食」という作品を当時破格の125.000ドルという値段で売り捌き、その後の絵画バブルを引き起こした張本人です。



舟遊び(をする人々)の昼食 〜Wikipediaより


そして更に古く、日本にもそんな名プロデューサーがいました。

それは昨日のブログにも登場したレプリカンズ仲間の小川慎太郎(通称おがしん)が教えてくれた、江戸時代の名プロデューサー蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)。当時遊郭が立ち並んで栄華を誇った吉原に生まれて、その後に耕書堂という書店(今でいう出版社)を開いて、「吉原細見(よしわらさいけん)」という遊郭のガイドブックを編集したことから事業を拡大していった人です。それまでただ遊女たちの批評が記してあっただけだったものを、人気ランキングやわかりやすい地図に自社の広告なども載せることで、ただのガイドブックを吉原土産になるほどにしました。それだけじゃなく喜多川歌麿・東洲斎写楽・歌川広重などの当時はまだあまり売れていなかった浮世絵師たちの生活を支援して錦絵や役者絵などを出版してのち、一流版元の立ち並ぶ日本橋に進出していったという新進気鋭のプロデューサーぶりです。



葛飾北斎の描いた賑わう耕書堂の様子


そんな人たちすべてに共通するのは、それまで価値が認められていなかったものを合わせることで新たな価値を生み出し、そこに他にはない体験を絡めることで更に価値を高めていったということ。スペックや値段の安さなんて追わずに価値を売るって、やっぱり過去も現代も変わらないマーケティングの本質なんですよね。



いま携わっている仕事がなんだって、こんな「編集力」を意識して取り組むことでさらに仕事の価値を高めていくことで、周りの人を仕合わせにすることはできます。「オレがオレが」という自分本位じゃなく、周囲も生かしつつ楽しく共存する。これからのビジネスには、ますますそんな視点が必要とされてくるんじゃないでしょうか。





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お墓のおざわや  

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