おざわやの代表のブログです
【この3ヶ月で大きく変わった世界、でもヒトはもっと強く変われる】
2020.04.16
誕生日からちょうど3ヶ月経って、ウイルス騒ぎによって生活リズムが一変しました。そんな変化の中で更に変わろうとしている逞しさを感じました。
こうして毎日書き続けているブログやツイッターですが、朝一のツイートで53歳になってちょうど3ヶ月経ったことに気がつきました。それでふとこの3ヶ月を見直してみると、いつからこのウイルス騒ぎになったのか？そしてボクの生活が変わり始めたのはいつなのか？イマイチはっきりしませんが、きっとこんな世界全体が揺れるような変化はそうは無いと思うんです。そんな意味でもこうして描き続けてきたことに意味があるなって。
確かこの時は既に中国国内で新型コロナウイルスの感染拡大の報道があったと思いますが、それはまだ対岸の火事。まだその頃は中国からの旅行者もあちこちに居て、夜のバーや飲食店も相変わらず混んでいました。
この時は新年会からの2次会に流れて、たまたま席が空いていたワインバーで隣り合ったのは、某大手企業のグループでした。会社からは注意喚起されていたようでしたが、まだそこまでの危機感はなく花金の夜の街は賑やかでした。
でもこの数日後に政府のチャーター便で中国在住の日本人を連れ帰った辺りから状況が変わり始めて、決定的だったのはクルーズ船での集団感染が伝えられたあたりから。2月の始め頃に中国の武漢などからの入国に制限が掛かる頃には国内でも感染者が出始めて既に対岸ではなく、感覚的にもこちら側の話になっていたと思います。
この頃は石屋の仕事的にも中国の旧正月が重なっていて、どちらにしても工場の稼働が止まってたから製品の仕入れも無し。でも中国での感染拡大が伝えられると、旧正月明けの工場稼働は当然遅れると予想されていました。そして蓋を開ければ製品の納入は１ヶ月ほど遅れることになり、納品にも影響した結果、いくつかのお客さまにはご迷惑をかけることになってしまいました。
ただこの頃はまだまだ感染は防げると信じていて、その方法ははとても簡単なことしかないと思っていたから。
それはその後の感染拡大期になっても変わってはいなくて、【手洗い・ウガイ・マスク】の徹底だということ。このウイルスは注意が必要なヤツだって何となく感じていたけど、ウイルスは自分で歩いたり飛んだりするわけじゃない。人から人へ移るだけだって判っているから、早い内に感染を止めてしまえば大丈夫だって信じていたのはこの頃でした。なので２月は雨で出来なかったけど当店でのHaka:BARも予定していたし、３月は久しぶりに営業させてもらっていました。とはいっても参加者は常連さんだけでしたけどね。笑
この頃の予定表を見ると顕著なんだけど、２月はほとんどそれまで通りに毎日予定が埋まっていて、昼は兎も角も夜もほとんど予定が埋まっていてあまり家に居ない。笑
２月の予定は少ないながら埋まっていた 
４月の予定はどんどん抜けていきました
でも２月に入ってイタリアやスペインでのパンデミックが伝えられる頃から、日本国内での感染拡大が伝えられるようになると事態は急転。マスクやアルコール消毒液が店頭から消えて、テッシュペーパーやトイレットペーパーが手に入らなくなるなどとするデマから実際に手に入らなくなってしまいました。２月後半からはすっかり予定が入らなくなって、３月に入った頃からは夜の街に出ることも憚られるようになり、後半に入るとニューヨークでのパンデミックが明らかに。そこから株価にも影響が出始めると一気に日本国内にも危機感が拡がり、東京オリンピックの延期が決定。そして東京都の感染拡大から７都府県への緊急事態宣言が出されたことから、4月の予定は入らないどころか入っていた予定まで、どんどん抜けていくほどになりました。
今のところの仕事の予定は変わらずですが、できる限りいわゆる「３密」を避けるぐらい。身近でも近所のカラオケ屋さんが営業自粛して、いつもなら渋滞するような道も車がまばら。今後の進展を待つまでもなく世界的な経済の停滞が来ることは間違いない。きっとこの自粛ムードの中でやむなく諦める事業者や企業もあるでしょうね。でも反対にこんな事態にも負けないぞ！という企画で頑張っている人たちも居ます。
【既にこんな事態にも立ち向かっている人達がいる】
でもそんなウイルスが人から人へ移るうちに変異する、といわれるように僕ら人間だってただ指咥えて待ってるだけじゃない。そんな動きの一つとして、Facebookで「コロナ支援・ワケあり商品情報グループ」というグループを立ち上げた人達がいます。本人たちのためでなく困っている世のため人のために役に立ちたいから、という理由だけでイベントグループの運営や補助を続けておられますが、立ち上げからまだ一週間程度ながら、その登録メンバーは既に18万人を超えて投稿は860件にも登っています。そんな設立の理由だけじゃなく困っている人を助けたいという思いと、もちろん安いということも相まって注文が入っているようです。ウチの隣の花屋さん「花広場Mahiru」でも、ワケあり花束を投稿したら一晩だけで扱いきれないほどの注文が入ってしまったようです。
また＃コロナフードアクション コロナに負けるな‼︎ 飲食店応援ページとして、この自粛騒動によって影響を受けた飲食店が持ち帰りメニューなどをシェアするためのページとして、２万人以上のメンバーが集まっていたりしています。
こんなアクションによって売り上げが元通り！なんてことは全く無いと思いますが、この騒ぎが終わった時にまた喜び合えるように、皆で乗り越えていこうという動きが新しいし嬉しい。単純にそんなことだけで人が集まれるって素晴らしいって思いました。
この３ヶ月の自分の周囲の変化だけでも凄いと思うし、この騒動が終わった未来の世界の姿なんて想像もつかないくらいです。でもそんな中でも逞ましく生き抜こうとする力、それを応援したいという気持ちの強さには驚くばかり。そんな変化は、もしかしたらこのウイルス騒動が無ければ起こらなかったかも知れない。
「負けない」って戦うことじゃなく、もしかしたら受け入れて立ち向かうことでもあるかも知れませんね。
【もしお墓でこんな悩みがあればお気軽に当店へ ご相談ください】
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