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おざわやの代表のブログです

土用の丑の縁

2015.07.30

7月後半あたりからは毎年のごとく、忙しい日々が丸1ヶ月ほど続きます。

お墓の施工監理や引渡し、クリーニングやメンテナンス作業に加えてお付き合いのある寺院様のお手伝いや墓地掃除が「みっちりと」予定を埋めていきます。そんな日々を乗り越える為にはやはり旬のものを「喰う」ことではないか!と、2日ほど遅れてはいましたが鰻を食べに行きました。ところがあろうことか、いつもの馴染みのお店の前まで行くと臨時休業のふだが・・・。早速どこか近くに有望なお店はないか?とネット検索はしたのですが、一緒に行った義母の都合もあって、一度も行ったことのない地元近くのお店へ行くことになりました。そこは近くとはいってもあまり通ることのない細道の奥で、正直期待も薄いままお店を訪ねるとこんな時期なのに1組のお客さんが居るのみ。やってしまったか!感が顔からあふれ出る中、女将さんがお茶を持ってきました。

 

 

 

 

 

目の前でお盆に載った湯飲みを見てビックリ!それはいつも私が家で使っている瀬戸物の湯飲みだったのです。

なんでもお店の器はこの湯飲みを焼いている窯元から直接仕入れているとのことで、オーダーするより前にすっかり打ち解けてしまいました。打ち解けたついでにこうなったら思い切ったオーダーを!と頼んだ「白焼きまぶし」も意外なほど美味しくて、肝焼きのタレもなかなか好みの味でした。

 

 

 

 

 

 

「味」というのは、そのものや調理法だけでなく思い出や出会いの縁、そして何より人との触れ合いで何倍にも膨れるのだと改めて気付きました。

こんな幸せをありがとう!ごちそうさまでした!