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おざわやの代表のブログです

》グローバリズムってなんだろうか?

2022.11.22

最近なんだか頭に浮かぶこの言葉。なにが正しいかとか分からないけど、映画の世界でしか起こらなかったような気候変動が現実に起こり始めて、そろそろしっかり考えなきゃなあという結論の無いブログ。



去年まであれほど高級魚と言われてた秋刀魚。今年はなぜか近所のスーパーでも安くは無いけどよく見かけるなあと思っていたら、少し前に北海道の漁港で秋刀魚の大群が押し寄せたというニュースを見ました。そしてお隣の三重県では特産品として有名な伊勢海老が不漁で、そんな伊勢海老が東北で採れ始めているというニュースを見て、本当に気候変動が進んでいるということを感じます。



世界で言えばパキスタンでの洪水の被害は甚大で、国土の三分の一がいまだ洪水が引いていないとか。



もし日本の国土の3分の1が水没したら「ほぼ日本沈没じゃないか?」なんて想像してしまいますが、今年日本では台風が少なく、長雨はあったけど豪雨災害も昨年までより減りました。それに対してパキスタンでは6〜8月の3ヶ月間に平年の3.5倍の雨が降り、さらにはヒマラヤ山脈の氷河が融解した事もあって洪水の被害が拡がったようです。ヨーロッパでは高温による山火事、アメリカではこの時期になってもまだ竜巻の被害も多いそうで、これまで以上に気候変動が進んでいることが感じられます。




昨年と今年の8月のパキスタンを比較する写真(wikipediaより)

豪雨で水没したままのパキスタンの街(赤十字より)




そんななか世界は相変わらず互いの権利を主張し合って揉めるばかりで、ロシアのウクライナ侵攻への制裁から世界経済も揺らいで、この冬の燃料不足はますます気候変動を進めかねません。先進国はそんな気候変動による被害があっても自分たちで何とかなるけど、後進国は煽りをくらっても立ち直る術がないから、先進国で補償してくれと訴えています。


今やグローバルな経済は流れは止めようがないと思いますが、果たしてグローバリズムって何でしょうか?




【グローバルの反対はナショナリズム?コスモポリタン?】

例えば今目の前にあるもので、純国産のモノってどれほどあるでしょうか?


衣服や生活小物、パソコンやスマホはもちろん自国の中だけで作り出して消費できるものって限られていますよね。何より電力や燃料なんて、日本国内だけでできることなんて微々たるもの。世界各国との経済的な繋がりがあるからこそ、それぞれに豊かな暮らしを作り出すことができます。毎日2杯は飲んでいるドリップコーヒーだってほぼ100%輸入に頼っているけど、良質なコーヒーを産出するグアテマラの普通の人々はネ●スルのインスタントの粉コーヒーしか飲めないとか。



でも例えば、アメリカの元大統領が声高々と叫ぶ「アメリカファースト」はこんなグローバリズムを正そうとするモノではなく、都合の良いナショナリズムでしかないように感じます。じゃあ「世界統一国家」を目指すようなコスモポリタン思想が良いのかと言えば、それに一番近い形のEUからはイギリスが抜けていまだ道半ばで、考え方としては色々言われるロシアや中国だって、その中央政権からすれば統一国家を拡げようとしているだけでしょう。でも統一されようとしている側が望んでいない以上は、ただの覇権国家としか見えません。




経済的グローバリズムには公平さが必要




農産物や働き手を提供している後進国だって、先進国からの経済的援助や資本の流入が必要で、本当の意味でのナショナリズムでは困ってしまいますよね。今後ますます気候変動による被害が拡がりそうな世界では、どの国にとってもこれからの世界をどうするかは他人事ではないはずです。



経済成長と環境破壊とただそこに生きる権利。


こんな問題には簡単な答えなんてありませんが、だからといってこの映画のように問題を「静かに見守りましょう」なんて悠長に言ってられる時間は無いように思えます。




内容的には冗談みたいですが、やってることは現実でも変わらない気がして怖くなります




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