おざわやの代表のブログです
2021.07.26
先週、一年遅れでやっと開幕した東京オリンピック。
今この時に開催することや会場を無観客にすることなど、賛否両論あるのも当然のこと。でもとりあえずは世界中から限定的とはいえどもアスリートたちが日本にやってきてくれて、その選手生命を賭けた、といっても過言じゃない戦いがリアルタイムで見られることは嬉しいことです。しかも今回は始まってすぐ柔道60kg男子の高藤選手と水泳女子400mメドレーの大橋選手が優勝して金メダル。そして期待されていた柔道の阿部兄妹が同日に金メダルを獲り、同じ日に今回初めて行われたスケートボードの男子ストリートで堀米選手も金。更に今日は同じ競技の女子ストリートでも13歳の西矢選手が金メダルを獲得しました。
色々な要因があるとはいえ、これだけ金メダルをどんどん獲得していくって凄いですよね。
でもボク的にここまで一番驚いたのは先日のサッカー男子代表のメキシコ戦。
メキシコといえば南米の古豪でサッカーの強さには定評があることは、ほとんどサッカーの知識のないボクだって知っているほど。今年のFIFAランキングで言ってもメキシコは11位で、日本は27位というのが順当な力関係だと思います。それがフタを開けてみれば、後半途中まで2−0で日本が優勢。しかもゴール前でのペナルティによりメキシコ選手が一人退場になるなんて、そこまでは互角どころか日本代表が押し気味に見えていたくらいでした。
結局は人数が少なくなりながらも攻めたメキシコに1点返されたものの、そのまま勝利を勝ち取りましたよね。しかもとにかく落ち着いた試合運びが目立って、これがホームの利なのかとも思いましたが、やっぱり海外で活躍する選手も多いので実力が付いてきたんだと思います。これからの試合ぶりも楽しみ!
こんな風に上手く行った選手ばかりじゃなく、調整に失敗したりして思ったような成績を残せない選手だって当然います。
競泳男子の瀬戸選手は400個人メドレーでも期待されていましたが、まさかの予選での敗退。レース後は本人の表情にも呆然とした驚きのような色が浮かんでいるように見えました。そして同じくメダルも期待されていた「カツオ」こと松元選手も実力を出し切れずに予選敗退。これらに対してネットに上がった批判の声も多く、まだ別の種目の残っている両選手にとっては厳しい状況でしょう。
特に今回は無観客ということで、ほとんどの観戦がテレビやネットになっているので、余計にこういったネット上の批判や炎上が起こりやすいのも事実。選手たちは普段からSNSを通じてファンと繋がっていることから、こういった意見も目に入りやすいのではないかと思いますが、競技が終わるまでは出来る限り気を取られず、実力を出し切って終われることを目指して欲しいものだと思います。
どうしてもオリンピックというと国を代表する選手ということで、競技結果にばかり目がいってしまいます。でも当然ながら、この舞台に選手としているだけで尊敬に値する人たち。選手たちの年齢からいっても、ほぼこれまでの人生を全てその競技に向けてきたと言っても過言じゃないと思います。そんな夢の大舞台に立った選手たちの緊張する顔や立ち向かっていく厳しい目線。そして勝利を勝ち取ったときの涙や笑顔は、どの国の選手を見ても感動するし素敵です。
メダルを取った選手の表情が一番キラキラしているのは勿論だけど、それ以外の選手たちの「やり切ってはいても悔しい!」という表情だって素敵です。そんな最高の戦いを見られることだけでも有難いし、難しい問題が山積みの中で準備して日本にやってきた選手にはリスペクトしかないです。まだまだあと2週間弱の間の競技でそんな表情やドラマにどれだけ出会えるか、本当に楽しみですね。
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