【改めて看護師というお仕事の大切さと大変さを知りました】

30年以上ぶりの長い入院中に感じた看護師さんたちのお仕事ぶりについてブログに。

先週木曜の夜から緊急入院となってしまって、早6日目。

始めの二日ほどはやっぱり眠ったり起きたりを繰り返していたけど、そのあとは身体には何の問題もなくて一日中、本を読んだり映画見たり。毎日のスケジュールは朝6時に部屋の明かりが点灯されて、朝の体温と血圧測定して8時に朝食。

それからブログ書いたりシャワーを浴びたりしてから、１階のコンビニまで行ってドリップコーヒーをゆっくり飲んで散歩。12時半ごろに届くお昼ご飯を食べたらアマゾンプライムで映画を観て、昨日からは退院後を考えてゆっくり階段歩きを入れました。そしてまた１階に降りてコーヒータイム。

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それから読書をして眠くなったら15分ほどうたた寝して、ストレッチなんかしてるとすぐ夕方。6時に晩ご飯を食べたらまた映画を観て、それからはできるだけ画面見ないようにしつつ10時の消灯後は読書。こんなに長い入院は二十歳くらいの時以来だけど、家族ですらお見舞いも来られないし患者さん同士も余り交流しづらい時期。そんな風に1日をほとんど一人で過ごしているから、今回は余計に「Clubhouse」という音声SNSがあって助かったなあ、なんて思ってしまいます。やっぱりヒトの息遣いとか雑談を聞くって、なんとなく安心しますしね。

今日のCT撮影による検査で何も問題が出なければ、やっと明日に退院許可が出る予定です。

【改めて感じた看護師というお仕事の大切さ】

最近５GやAIなどがもたらす未来を語られる時に「これから無くなっていく仕事」としてよく持ち出される仕事は、銀行とともにこの看護師という仕事ではないでしょうか？

入院初日はたまたま病床が空いていないということで、一晩だけICU（しゅうちゅうちりょうしつ）にいました。

そこでは一晩中検査機器から聞こえてくる心音や警告音が響いて、30分に一回自動で血圧が測定されるなど、全てのベッドがモニターされています。それだけ見てれば別に看護師さんたちは要らないように感じてしまうかもしれないけれど、そんな不安感の中で頼りにしたくなるのは、やっぱり機械ではなく人の温もりです。

ICUでボクを担当してくれた看護師のSさんは明るい笑顔（マスクでも分かるくらいの！）で、見れば若い感じなのに必要なことをしっかり聞くだけじゃなく、こちらの話をしっかりと受け止めてくれたのがベテランのようでした。でも朝、隣のベッド（大きな手術明けだったらしい）の女性と話しているのを聞いてると、まだ社会人一年目って！イキナリこんなICUでの看護を任されて、どこでどんな勉強をするとこんなに出来た新人になるのか？と不思議に思うくらいでした。

そして一般病棟に来てからも、ボクのいる心臓血管病棟だけでも様々な患者さんが多く入っていて、たくさんの看護師の皆さんが働かれています。この病棟ではボクのように元気な人は稀で、ほとんどは高齢者か重篤な手術の前後な人たちばかり。毎回トイレにも付き添いや車椅子が必要だったりします。そして人によっては遠慮がちな人もいれば、1時間に何度も呼びつける人や24時間構わず大声をあげている人もいます。それぞれに合わせるだけでも大変そうだけど看護師さんの方だって色々。もちろん男性も女性も居るけど、みんな性格や嗜好も色々だから入院患者側としても会話するだけでも気が紛れるように思えます。

そしてここは割りと大きな病院なので、看護学生も実習のために来ていたりで、色々な人たちがそれぞれの立場で病気と向き合う場所なんだということを感じます。

【機械では感じられない温もりが大切なんだ】

確かに検査機器は心電図に血中酸素や血圧の異常をいち早く発見してくれるし、いずれはAIがその数値から投薬のタイミングや量も完璧にこなすようになるかも知れません。もっと言えば身に付けたウェアラブル端末でもっと手軽にモニターするようにもなるでしょう。それにこれからは介護が必要な患者さんには介護ロボットなども使われるようになるでしょう。

でもだから看護師そのものが要らないくなるのかというとそんなことはなくて、患者の身体は機械にモニターさせたり運ばせれば良い。その分かえって気配りのできる看護師さんがさらに必要になるんじゃんないでしょうか。特にこれから高齢者はますます長生きになっていき、若者は減っていくことが確実なのですから、そんな近い将来に向けての準備はもう待ったなしです。人はヒトの温もりを感じてないと、心が萎んじゃう。それはもちろん看護師の皆さんだって同じで、ただのお金儲けだけならこんな大変な仕事なんてやってられないんじゃないでしょうか。

病気は機械に任せて、ヒトの心の温もりと関係性は看護師さん。そんな時代が近づいているように感じました。

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