おざわやの代表のブログです
【Clubhouse（クラブハウス）という新しいSNSについて】
2021.02.01
この週末あたりこのSNSについての投稿を多く見られたんじゃないでしょうか？そんなClubhouseについて「コレ一体なんだ？」という人のためにお伝えします。
ちょうどこの週末にこの「Clubhouse（クラブハウス）」という文字をネット上でよく見掛けたけれど、なんだかよく分からないという方もまだ多いんじゃないでしょうか。ボクは先週金曜日に、Twitterやフェイスブックで繋がりのある友達二人が同時に、このClubhouseについて投稿したものを見ました。そんな一人のTwitterの投稿内容からどうやら新しいSNSの一つらしいということは分かりましたが全く聞いたことがなかったので、Facebookで投稿していたお知り合いに聞いてみたら「招待しましょうか？」とメッセンジャーをいただきました。
ちなみにTwitterの投稿主はまだ招待が無かったということで見事三角トレード成立！笑笑
先週から日本で大きく取り上げられはじめたこのクラブハウスというSNSは、アプリの履歴からは4ヶ月前に初号がアップロードされて、日本で登録開始されたのが先週と、最近始まったばかりのもの。その後はとにかく爆発的な勢いで拡がっていて、「音声版ツイッター」という触れ込みを多く見ます。でもそれは「audio chat」という説明からかも知れませんが、ツイッターのように見えるのはタイムラインだけ。その内容は音声が主になって、どちらかと言うと「個人的ラジオ」とでも言ったほうがいいでしょうか？それぞれが勝手に番組を作って喋り、そんな番組表がTwitterやフェイスブックのようにタイムラインとして流れてきます。
まずこのSNSは100％招待制ということが一番の特徴。
このSNSに誰かを招待しようとする時は、自分のiPhoneに電話番号が登録されている人に対してアプリからメッセージを送ります。はじめに招待を送れるのは二人のみで、使い方に応じて増えたりもするようです。そして招待を受けた人はこのアプリをダウンロードしてからメッセージを開くと登録出来るということで、iPhoneユーザーである事と電話番号を知っていることと18歳以上であることが条件。そして元々はアメリカで昨年拡がったSNSということで、今のところはまだ英語表記の登録サイトしかありません。
とは言っても登録はさほど難しくはなく簡単に完了。とりあえず開いてみて初めに入ったのは、メンタリストdaigoやこじるりなど有名人の皆さんが対談している部屋（トークルーム）。部屋とは言ってももちろん皆さん実際に集まっているわけじゃなく、オンライン上に作られたトークルームに集まっていて、ボクも含めてその話を聞いている聴衆も部屋に入っている様子がわかります。ただしその中で話すことができるのは指名された人だけで、指名された人はまた別の人も指名できます。その部屋にはたまたま聴きに入っていた一般の女子高生なども参考意見として、有名人たちの話の中に混じっていたりしてその垣根の低さに驚きました。
その後もあちこちの部屋をのぞいてみましたが、とにかく皆それぞれ楽しげに話している様子を流し聴いている感じが心地良く感じます。当然みんなほとんど知らない人なんですけどね笑。
そんなクラブハウスですが、やはりSNSといえばエクスマ塾の藤村先生はすでに知っていて、お友達のミュージシャンの尾島さんと開かれたトークルームを聴いていました。お互い旧知の中ということで楽しげで、ウィットに富んだ話を聞いていて思ったのは「バートーク」みたいだなってこと。例えるなら一人で訪れたバーカウンターで、隣で話している他のお客さんの会話に聞き耳を立てているような感じ。思い出したのは昔、東京FMでやっていた「サタデー・ウェイティング・バーAVANTI」という番組で、有識者や芸能人たちが雑談しているのを楽しく聞いていた事を思い出しました。
そこから思ったのは、このSNSが一番求められているのはこの「雑多感」ではないかと。
日本はもちろん世界各国のほとんどで人々が集まることができなくなって、もう一年以上感じていない人との親密感が恋しくなった今出てきたこのSNS。聞いているとまるでバーや居酒屋にいてあちこちの部屋から声が漏れているのを盗み聞きしているような感じで、このSNSに求められているのもそんな親密感や雑多感を感じたいという人々の欲求の現れなんじゃないかと思いました。
【このクラブハウスで気をつけるべきこと】
そして招待制とはいえ手軽に扱えるこのSNSですが、いくつか気をつけるべきことがあります。
まずは今のところはiPhoneにしか対応していないということと、とりあえずの招待枠は一人２枠だということ。ただしAndroidにもいずれ対応する予定らしいし、招待枠は使い方に応じて増えるようなので諦めず、ダウンロードして気長に待っているといいと思います。
そして上手く登録できたとして、それぞれのアカウントには招待してくれた人が表示され、その名はアカウントが続く限り紐づきます。トークルームはその時限りで録音も出来ないというのが特徴ではありますが、それでも何か問題が起きた場合はアカウント本人に加えて紹介者も出入り禁止となって、その電話番号では２度と登録出来なくなります。頼んだ人も頼まれた人も、とばっちりで嫌な思いするのはゴメンですからね。
大したルールは無いとはいえ、そこは人間関係を元にした繋がりのSNSのこと。一般常識の範囲でやっていれば問題ないとは思いますが、SNS上などで頼まれたからといって余り知らない人を招待するのは辞めたほうがいいでしょう。
【まずはあまり深く考えずに試してみましょう】
ただこのSNSはまだまだ始まったばかりで、既に参加している人たちも様子を伺いながらやっている感じ。たいしたテーマもなくダラダラと会話をしている人たちもいれば、まったく会話無くてなんだろうと思ったらただフォロワーを拡げることだけが目的の部屋で、その貪欲さにはちょっと引きました笑。まあ言ってみれば会話しているのを流し聞くだけのSNSではありますが、今後は落語や読み聞かせ、ラジオドラマなど可能性としては広く考えられます。またこれから更に別の方向性や楽しみ方が出てくるのかどうかなど、この先の展開に期待されている段階じゃないでしょうか。でももしかしたらこの盛り上がりも今だけのものかも知れませんしね笑。
まあ先が見えないのはこの緊急事態宣言後も同じことで、とりあえず今置かれている状況で楽しめることを探すとして、まずはダウンロードしてみることからやってみてはいかがでしょうか？
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