おざわやの代表のブログです
2021.08.19
世間的にはお盆はもう終わりましたが、我々業界ではまだまだ今月中はお盆の行事があり、昨日はお世話になっている寺院さまの「お盆施餓鬼サポート」は3か寺めで、今年も残りラス2となりました。今回のサポートは駐車場周りの整理と檀家さまへのお声がけがメインでした。去年は同じくコロナ禍でも行われてやはり少なめの人出でしたが、今年はいつも通りとはいかないまでも去年よりは多くの参拝者が訪れていました。
ちなみにお盆って正式名は「盂蘭盆(うらぼん)」と言いますが、その語源はインドの古代言語のサンスクリット語の「ウランバーナ」から来ています。でもその意味はお盆の家族一緒で平和なイメージとは大きく違っていて、実は「地獄で逆さ吊りにされる苦行」って意味なんてビックリですよね。でもそんな思いをしている地獄の餓鬼たちを救うついでに、分け隔てなく私たちの先祖も救ってくださいというのが「施餓鬼供養会(せがきくようえ)」の目的なんです。
そんな朝イチはまずは檀家さまではなく、お手伝いにみえる他のお寺の住職さまたちのお車を預かって駐車する、ポーターのようなお仕事。いつも顔馴染みの方達ばかりですが、やはり乗っておられる車は年々変わっていきます。
そんな中の一台がこちらでした。
見慣れないながらもどこかで見たよな?と思い出したのは東京モーターショーなどの展示会に出された電気自動車のショーモデル。普通はそんなモデルは一般道には出てきませんが、このホンダ自動車のモデル「Honda e」はそのまんま。初めて見ましたよ、とお声を掛けると「まだ全国でも500台くらいしか出ていませんからね」と言われて納得。そして鍵を預かり駐車場まで運転しようとしますが、まずドアノブが出てない。そしてその脇にあるはずのドアミラーも根元だけあって鏡はなく、小さなCCDカメラがそこに覗いてるだけです。
そして乗り込むとメーターやナビ画面と同じように並んで、その両端にモニターに映る車のサイドから後方の画像があって、今どきのカメラだけあって解像度も綺麗です。シフトをバックに入れようとしてもレバーはなく、DとかRとか書いたスイッチをポチッと押してアクセルを踏むと、スーっと動き出します。そしてバックで駐車場に停めようとしますが、どうにもカメラの映像では車のサイドの空きの感覚が掴めず結局、窓を開けて確認する始末。
こういうのをまさにアナログ感覚っていうんでしょうね?笑
そして供養会が始まって様々な車を運転しますが、最近の車ってパーキングブレーキどころかスタートスイッチもそれぞれバラバラ。初めて乗る車はまずそんなことから探さなければなりません。
そしてそんな中には毎回来られるこんな車もあります。
ボクと同じ生まれの1967年から造られていたこのモデルはモーリスクーパーのMkⅡかな?と思いますが、実際このコが造られたのは1993年だそうです。もうすぐ30年になろうとしていますが、今もまだ現役ながら車検のたびに整備費含めて30万円ほども掛かるということでした。先日は写真にも写っているフェンダーのミラーが飛んでいったそうだし、夏だからと後付けのクーラーを付けるとすぐに水温が上がってしまうので滅多に使えないとか笑。壊れないのが当たり前な最近の車に対して、動かなくなることだって当たり前にあると思わなければ乗れないクルマです。
きっとこんなクルマ不便だし怖くて乗れない!という人も居るでしょうね。
っていうかクラッチ付きのマニュアルミッション自体が運転できない人も居るでしょうね。そりゃあ前述のHonda eだって初めて乗るときは色々悩みますが、きっとすぐに慣れることでしょう。だってクルマというよりもルンバに載ってる感覚って言うんでしょうか?すっかり大きな家電って感じです。きっと将来的に自動運転が許可されれば、このままで家電扱いになってしまうと思います。このクルマが諸経費込みで500万円くらいからっていうのも、まあこれからは当たり前なのかもしれません。
誰でも乗れて環境に対する負荷の少ないと言われる500万円の家電か、それともいつ壊れるか分からずCO2も吐き出し車検のたびに整備が必要で、さらには日本の税制では自動車税も割り増しな車を選ぶか?「エコ」という面ではきっとほとんどの人が電気自動車を選ぶでしょう。でもこの電気自動車がアナログなこのモーリスクーパーのように、30年後も同じように動いているかといえば100%無理。対するクーパーはもしかしたら整備次第ではまだ30年後も動いているかもしれない。もちろんその頃に化石燃料が今と同じように手に入るかは不明ですが、どちらがエコなのかって論点では比べるのが難しいんじゃないでしょうか?
それでは便利さで言うなら、例えば高速道路。
ウチのお店からこの寺院さままで一般道で走ってくれば35分ほどあれば着くと思います。でも朝の時間にやっておきたいこともあり、その分まで早起きするのが辛いと思って高速道路に乗ってくれば15分もかかりません。そこで短縮できる20分に700円弱のコストを掛けるのは馬鹿馬鹿しいと思う人も居るでしょう。でももしなにか事件が起こったとして10分前に戻れるとしたら、しかもそれが700円です!って言われたら安いと思いませんか?
これも価値観の違いですよね。
でも30年前から走り続けてて、そのまま50年経っても変わらず走っている車ってそれも一つの価値だし、愛着だって湧いちゃうってものでしょう。そんなところに価値を見出す人にとっては、かえって唯一無二の存在なのではないでしょうか?
きっとボクらの毎日の生活だって少なからずそんな選択の連続です。
たまにはそんな風に意識しながら生活してみることも大切なことではないかと思うのです。
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易く建て替えたい
・お墓を少しキレイにこざっぱりしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れていて直したい
・墓地に草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくてスッキリしない
他にもとにかくお墓で困っているー!という方は、まずここからボクに連絡くださいね。
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。