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おざわやの代表のブログです

西野亮廣さんの見る新世界に触れてみたくなりました

2019.02.02

 

「見よう」としなければ何も見えてこない時代

だんだんと社会に入りつつあるA.I.。SNSも普及したかと思えば淘汰されていきます。次世代通信の5Gが普及すると次はどんな風に変わっていくんだろう?日本で類をみないほど急激に進んでいく少子高齢化で意識や生活がどう変わっていくのか?よく言われる事ですが将来を見通すことが難しくなってますね。昨年当たり前だった事が来年にはもうスッカリ見なくなってしまうなんてごく普通に起こりますよね。高齢の方まで巻き込んだSNSの普及に役立ったフェイスブックは、いまや大学生を始めとして子供や学生たちには見向きもされなくなってしまいました。ところがそれ以前から普及していたツイッターは、今では小学生の多くがアカウントを持っているくらい持て囃されています。それぞれの年代間でそんなに違う現実って、わざわざ知ろうと努力しなければわからない時代ですよね。

そんなこともあってネットニュースやSNSも良いですが、色々なところに話を聞きにいったり、本を読むのも良いんじゃないかと思っています。

 

 

 

新世界とは

これは西野亮廣さんの新刊で題名に惹かれてパラ読みして、すぐ買ってしまいました。

西野さんの本は「革命のファンファーレ」や絵本の「えんとつ町のプペル」も読んで、昨年末には短い講演会なども聴きに行きました。西野さんのお話を聴いたとき、本やSNSで読むのと全くイメージにズレがないことに驚きました。

そんな西野さんの新刊「新世界」では、西野さん自身がこれまで取り組んできたクラウドファンディングでの絵本作りやオンラインサロンなどの実績から、現代やこれからの経済についての考えを「貯心時代」「オンラインサロン」「新世界」の3章から書かれています。

 

前書きにも書かれていますが、彼がやることはことごとく叩かれる。それは彼の話し方や態度から来るものもあるかもしれないけれど、彼が話していることが理解できないのが一番なのかな?という気がしました。例えば「貯信時代」。そもそもの「お金」を中心とした金融経済だけでは理解できない新しい経済が始まっているということ。それは例えばインフルエンサーマーケティングなんかもそうですよね。インスタやツイッターのフォロワーが何万といれば有利に入社できたりなんてことが、実際に起こっています。それは「信用経済」とでもいうんでしょうかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オンラインサロンという生き方から

そして話は彼が主催するオンラインサロンを作った経緯や実績に繋がっていきますが、そこには「ここまでは仕事でここからプライベート」というような区分けは全くありません。経済のことを語りながらも、全ては彼のたどってきた「生き方」の話しなところも興味深いです。そして次第に未来の話、西野さんの描く「新世界」へと進んでいきます。モノが溢れた時代に「なにを贈るか?」を突き詰めていったことから、たどり着いたのが「言葉でまわる世界」。無尽蔵に溢れる言葉を限定した時、ヒトはどんな言葉を使うのか?

とても面白い!というかこんな「新世界」なら乗ってみたいなと素直に思いました。

 

この本、是非一度読んでみてください。最後の章のシメでは納得どころか、まさかの感動さえしてしまいました。

 

 

 

アタマは良い悪いではなく、賢いかどうか

先日聞いた話しですが、第1次世界大戦から第2次世界大戦の「戦間期」に日本にグローバリズムとモダニズムの波が押し寄せて、様々なことが変わっていったそうです。それまではアタマの能力のことを良し悪しでは語らず、「賢い」か「愚か」のどちらかだけだったそうです。良いと悪いだと反対の意味になってしまいますが、「賢いけれどどこか愚か」という風に両立できる存在で居られるのではないでしょうか。それで言うと西野さんはまさにそんな人。そして最近の経済界で活躍している人たちって同じようなニオイがする気がします。例えばメガネ販売店OWNDAYSの田中さんやZOZOの前澤さん、そしてホリエモンといい「仕事」に関しては賢く、生き方はどこかしら「愚か」に見える部分のある独特のニオイが。

 

「良いものは残してそうでないものは笑い飛ばしてしまえばいい。失敗を恐れずに取り敢えず進んだら楽しいよ?」と、背中を押されたような気になりました。