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おざわやの代表のブログです

》「知覚力を磨く(神田房枝著)」を読んで思うこと

2022.01.15

リべラルアーツの大切さは近年よく言われますが、絵画を観察することによって物事を知覚する力をアップさせる方法を解いた、この本をご紹介します。



タイミングが合うとなにげなく本屋の中をぶらついて、気になったタイトルを手に取って面白そうだと買ってみたり、SNSの投稿で繋がりのある人が薦めている本をポチ!っとしたり。ボクの前にはいつも何冊かの本がツンドク状態になっています。今は読みかけが2冊に、読みかけて断念したのが1冊(笑)。そして手が付いてさえいないのが4冊、目の前にあります。どれも面白そうだなあと感じただけで、特に何かを勉強したいと思ったり好きなジャンルに限ってるわけでもないので、本当にバラバラな本ばかりです。


例えば「仏教の源流」は仏教研究者たちの著書から「千夜一冊」として著者が選び出したセンテンスを集めて、ブッダの拓いた仏教を21世紀に再認識しようというもの。飲み会に行く前に寄った本屋で買って以来ツンドクです。「芸術とは何か」は藤村先生のオススメで買ってみた日本画家の千住博さんの本だけど、未だ開いたこともなくツンドク。「狭さの美学」は誰かのオススメで買ったまま、すっかり忘れ去っていたのを最近発掘(笑)したものと、とにかくゆっくり読む時間を取れない(眠らずに読めないとも言いますが)ので溜まっています。おかげで本屋に行くのも気が引けてしまうし、買い足せない日々が続いてます。



そんな中で内容がとても興味を引いたし、文字数の少なさから読み易かったこともあって読了できた本から感じた事を、久しぶりにブログでシェアしたいと思います。




「知覚力を磨く 〜絵画を観察するように世界を見る技法」(神田房枝著)

メトロポリタン美術館やボストン美術館、イエール大やハーバード大で活躍した著者がリベラルアーツを取り入れる事で観察する力をつけ、そんな「知覚力」をビジネスに活かすことを解説している本です。



ヒトは「見ている」という時、実は本当に目の前のものが見えているかといえば実は脳が補正して、自分なりのバイアスが掛かった映像を見ています。例えば夜空に浮かぶ満月を見て「キレイだ!」とスマホで撮って見ると大した事なかったり、大好きな人を撮った写真でもあとで見ると残念な感じだったり笑。または気になるものがあると他のものが目に入ってこなかったりしますが、これらはすべて脳の機能として大切と思われる事をクローズアップしたり、危険を避けるための認知バイアスや固定概念だったりします。


でもそんな機能がありつつも正確に現状を把握して、今後進むべく未来のビジョンに活かすのはビジネスマンでなくとも大切な視点。そんな視点を得るために「絵画を鑑賞する」というのがどうして良いのか?そしてどんな風に見るとそんな観察する技術が得られるのかまでを解説されています。



あちこち欠けた文字でもそれほど違和感なく読んでしまうのがマインドアイ


「あらゆる知識のはじまりは知覚である」というレオナルド・ダ・ビンチの言葉で始まる本書は、思考する前に物事をどう見て捉えているかで以降の認識が大きく変わってしまうことを「第1章:すべては知覚からはじまる」で解説し、「第2章:観察する眼」でぼんやりと見るのではなく観察することを。その後の3〜6章で実際にどう観察するかや知覚力を広げる方法を解いていきます。


実際Googleやアップルでは社内に絵画を飾ったり新入社員の研修に絵画を鑑賞することで、さまざまな効率が上がる事から多く取り入れられています。でも何かに気を取られつつ「ただ見る」ことと知覚のために「観察する」ことは見方が全く違い、それができるようになる事で新たなアイデアに繋げたり、組織の円滑な運営に繋げることが言われています。





リベラルアーツと聞くと「社会的な教養を身につける」ことだと思ってしまいがちだと警告し、絵画や芸術をどう観察して何を感じるかを磨くための礎にすれば役立てることができると解説しています。


ここでいう「知覚」というのは一つの方向だけにとらわれず多様性に富んでいて、そこから生まれる知識にもバラエティーさを持たらしてブラッシュアップさせるもの。そして知覚は思考と違ってコントロールできず、一度認識してしまうと脳にインプットされてしまい、観察する目を曇らせてさえしまいます。だからこそ自分にとって何の意味もない絵を観察することがその後の近くにも繋がり、しかも絵画の観察によってストレス低減にも繋がるという研究結果もあるとか。





そして実際に過去の芸術家や偉人たちが何を見て感じていたかを知ることで、そんな知覚力に少しでも近づけていくことは出来ると、意識すべきポイントも解説されています。



これまで何となく見てきた名作もこんな見方をするともっと楽しめると思うし、これはもしかしたら大好きな映画鑑賞にも繋がることじゃないかなあとも感じました。やっぱり大事なのは多様な視点を持つことと、何より面白がることじゃないでしょうか。





【もしお墓でこんなお悩みがあれば気軽に当店へご相談ください】 

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現場に出て留守にすることもありますので、当店をお訪ねの前にはまず1本お電話くださいね。



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お墓のおざわや  

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