おざわやの代表のブログです
2022.11.06
ますます高性能になり電動化していることも含めて、車の技術革新には目覚ましいものがありますね。
特に車の周囲をグルリとレーダーが囲み、見えないところがないくらいに取り付けられたカメラも利用して、安全に運転できるようにとの支援機能はうっかりブレーキとアクセルを踏み間違えたりしても、勝手に制御されて危険を避けてくれたりします。今ボクが乗っているマツダのMX30にもそんな安全機能が盛りだくさんで、以前よりずっと運転が楽になったということを以前にもブログに書きましたが、どんなに安全とは言っても機械がやることなので100%ではありませんよね。
自動ブレーキも含めて車間距離や車線を保持してくれる機能があっても、センサーが不調になることもあれば反応し切らないことだってあります。あまり妄信し過ぎず、いつでも自分でコントロール出来る状態で運転しなければいけないなと感じて書いたブログでしたが、先日聞いた話をからは違った意味の注意も必要だと思ったので、ブログにシェアしたいと思いました。
先日聞いたのは車の中古部品を扱う会社の社員さんのこと。
いつもは車を整備したりしているくらいだから車の運転は毎日のようにするし、何なら車が好き。だからそんな仕事をしてる人でしょうが、自分の車を運転しているとき前方には車などまったく居ないのに、直線道路で突然自動ブレーキが作動して勝手にクルマが急停止。すぐ後ろを走っていた車に追突されてしまったそうです。本人でさえ何が起こったのかわからない状況で、後ろを走っていたクルマだって目の前で急ブレーキ掛けられるなんて思ってもいません。降りてきたドライバーは「なぜこんなところでブレーキを掛けたんだ」と怒った様子だったそうです。
とはいえ本人はブレーキを掛けていないので分かる訳もなく呆然としていたそうですが、落ち着いてから周りを見回してみると、そこは直線道路ながら、事故が起こったのは平坦な道から上り斜面にかかる所。どうやらその始まりの段差をレーダーが捉えて、障害物だとみなして緊急ブレーキが掛けられたようだと分かったそうです。
そうはいってもこのケースは自動ブレーキが故障していたわけじゃないからメーカーの補償なんてないし、運転していた二人にはなんの落ち度もない。そりゃ後方のドライバーがすぐ止まれるだけの車間を開けていればよかったのでしょうが、普段から前の車が急停止することを予想しながら運転している人なんてまず居ませんよね。そしてこの後には事故後の保険調停になるのでしょうが、どちらの運転手にとっても納得のいく結果が得られるとは思えません。
もう一つ聞いたケースでは宅配サービスの自転車が車の列をすり抜けていった動きをレーダーが検知して、やはり突然急停車してしまった事故。どちらのケースも安全機能であるはずの自動ブレーキが掛かってしまえば、運転者もすぐ解除はできずクルマ任せですからどうにもできません。自衛出来るとすれば後ろを走る車もそんなこともあり得るんだという意識で運転することと、出来るだけ先進の運転支援機能がついたクルマに乗ることしかありません。
安全性のためにつけた機能で起こる事故なんて本末転倒なハナシですが、やはり機械を盲信せずに安全を確保する意識で運転するのが一番大切なようです。
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