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おざわやの代表のブログです

石の温かみを伝える職人の町、岡崎を知ってますか?

2019.10.22

日本全国に3大石都と呼ばれる街があり、茨城県真壁町・香川県庵治町と並んで愛知県岡崎市には岡崎石工団地があります。室町時代後期に始まったと言われるこの石の町岡崎市では、青石・牛岩・花沢石・宇寿石などの花崗岩も採掘されて、灯籠などを彫刻加工する石材店数が現在日本一。石工(職人)を養成する学校もあるほどです。そんな特産品があるなんて地元の近い名古屋でも余り知られていませんよね。



昨夜はそんな岡崎の職人がテレビで紹介されていました。







番組ではアメリカに住みながら、日本庭園で見かけた石灯籠に魅了されて、それまでの仕事を辞めて造園業を始めてしまったクリスさんという方を、日本に迎えて本物の石灯籠に触れてもらうという企画。各地の石灯籠を見物した後で訪れたのが岡崎石工団地。そこでは灯籠職人の上野さんとその跡を継ぐ娘の梓さんが、実際の灯籠造りを実演して見せて、最終的にはクリスさんにも一部体験してもらおうというもので、石の切り出しからノミ打ちまでで灯籠の笠を作っていました。


ボクも職人時代には石垣積みの時などにノミと石頭(せっとう:金槌の大きいやつ)を振るっていて、趣味でカエルの石像なんかも造ってた事ありますが、腕は上がらなくなるし石の破片やノミの金属片が飛んでくる事もある。その頃の後遺症なのか、ボクの右ひじは今でも真っ直ぐ伸びません。

でもそんな思いをしたって、ノミ切り仕上げなどの荒々しい石の仕上げには研磨仕上げには出せない石の温かさや柔らかさがある。そんな事をアメリカ人のクリスさんは感じてくれていて、テレビの画面を見ているボクまで嬉しくなってしまいました。




石の仕上げは磨いてあるものだけではありません

普段皆さんが目にする石の仕上げってほとんどが本磨きといってピカピカに磨いたものですよね。特徴としてはそのツヤと汚れが落とし易いことがあります。それ以外ではお寺などの参道にあるデコボコした敷石くらいしょうね。





これは「ノミ切り」と言われる仕上げで主に滑り止めとして使われますが、この敷石のように長年人が歩く事でだんだん表面が滑らかになり、自然にツヤさえ出てきて風合いが増します。歴史とヒトと共に育っていく石、といっても過言ではありません。



この6枚の石は仕上げが違うだけでまったく同じ石ですが全然違って見えますね!


上の画像にある6枚の石板は仕上げを比べる為の見本ですが、6枚とも全く同じ石です。同じ石のはずなのに色も風合いも全く違って見えると、お客さまにはいつも驚かれます。

(本磨き・水磨き・サンダー仕上げ・バーナー仕上げ・コタタキ仕上げ・ビシャン仕上げ)と、それぞれ特徴があり素材に合わせて適材適所に使われています。





上の画像の五輪塔は、最も手間の掛かるコタタキ仕上げで造られた五輪塔という供養塔です。 一方向に細かく傷をつけることで 硬いはずの石から柔らかみを感じ、冷たいはずの石から温かみすら感じる仕上げです。これは機会による加工は出来ず、両刃と言う道具で職人が1ミリに二目、三目と細かく刻みつけていくので、仕上がるまでに1ヶ月近くも掛かってしまいます。





きっとこの仕上げから感じる石の温かみは職人の体温じゃないかと思うほど、手が掛けられた仕上げです。こんな仕上げを選ばれたら間違いなくオンリーワンのお墓が出来上がりますね!





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