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【バレエの世界を表現してヒトの本質を魅せつけた:映画『ブラック・スワン』鑑賞記】

2020.09.07

ナタリー・ポートマンが体当たりの演技で「白鳥の湖」の世界を体現したサスペンス仕立てのストーリーから、欲望に飲み込まれていくヒトの本質を見た気がしたというブログ。



 これまでバレエなんてシッカリ見たことないけど、「白鳥の湖」という作品があることぐらいは知っていました。何となくのストーリーもね。でもこれまではそこに魅力を感じたことはありませんでしたが、大好きなナタリー・ポートマンが演じる姿を見たくて鑑賞しただけのこの作品から感じたものは何だったのか?




【あらすじ】



子供の頃からバレエ一筋だったニナ(ナタリー・ポートマン)は、元バレエダンサーの母親と2人でニューヨークに住みながら、一流バレエ団に在籍しています。ニナは念願だった公演『白鳥の湖』でのプリマの候補に選ばれたものの、その演目は白鳥と黒鳥の役を1人で演じ分けるという難しいもの。演出家のトマは、ニナには白鳥にはピッタリだが黒鳥を演じるには経験が足らないと別の候補を選ぼうとします。それを知ったニナはトマに直訴し主役に選ばれたものの、トマの求める演出の厳しさから次第に精神に異常をきたして行きます。






【役にのめり込もうとする程に崩壊していくニナ】

 ニナは美しく生真面目な性格で、それは正確なバレエの振り付けにも現れているほど。過去にそのニナを身篭ったことからバレエへの夢を諦めた母親は、自分ができなかった一流バレエダンサーの夢を娘に託して、厳しくニナに接しています。ニナはそんな母親からのプレッシャーからか自らの身体を掻き毟る癖がありますが、周囲には必死にそれを隠しています。


 同じく候補に上がったリリーは自由奔放で、周りを楽しくさせる情熱的な踊りはニナには無いもの。2人は次第に仲良くなりつつも、彼女に対して敵対心も持ち始めるニナはその頃から幻覚を見始め、現実の世界との境が曖昧になって行きます。


 トマは普通は白鳥と黒鳥をダブルキャストで演じることが多い『白鳥の湖』をリメイクし、新たな世界観をいれたストーリーにするため一人二役で演出します。ニナは可憐で生真面目なところが白鳥にはピッタリ。でも情熱的で官能的に王子を誘惑する黒鳥の舞いがどうしても理解出来ず、彼女を選ばないつもりでした。でも振り付け中に彼女に感じない情熱を教えるためにキスしたところ、ニナは初めはそれに応えつつも拒否するように唇を噛みます。そんな彼女に何かを感じたトマは、ニナを主役に選んで彼女の中の別の顔を引き出そうとします。



 元々の『白鳥の湖』は悪魔に掛けられた呪いによって、昼間は白鳥の姿にさせられてしまったオデットが呪いを解くため王子と結ばれるはずでした。ところが悪魔は王子を騙して娘オディールと結婚する約束をさせたことから戦いになり、王子に倒されます。しかしオデットの呪いは解けず、結局2人で湖に身を投げるという悲恋の物語。


 今回の『ブラックスワン』はこの物語を新たな解釈で表現するため、劇中劇の形で舞台を作り上げていきます。白鳥のように育ったニナの心の中に燻っていた不満やストレス、そして情熱的な一面が黒鳥を表現しようともがく中で表に現れていき、彼女自身が黒鳥に生まれ変わっていく。そんなニナの姿こそが監督の描きたかった新たな『白鳥の湖』なのではないでしょうか。それからするともしかしたら母親は彼女を湖に閉じ込めた悪魔で、トマは彼女を黒鳥として生み出した父親である悪魔かもしれない。そんな難しい役を演じきったナタリー・ポートマンは流石の演技力だし、何よりラストシーンの官能的な笑みが官能的でセクシー。この主演によってアカデミー賞、ゴールデングローブ賞など名だたる賞を総ナメにした上、ダンサーの旦那さんと知り合って結婚て、どんだけ持っていくんだか!笑



 そしてそんな【違うもの】に変わっていくニナの様子を見て思い出したのは、映画『ザ・フライ』で蝿男に変貌していく男の姿。初めは崩れるように変わっていく自らを恐れていますが、次第にその姿への違和感を失って心地良くさえ感じていく。人間が自らの欲望に飲み込まれていく姿、そのどちらが本当の自分なのか分からなくなっていく二面性などが描かれた両作品は、ヒトの本質を描き出しているようにも思えます。





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