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【誰がネズミなのか?最後は何を信じるのか?:映画『ディパーテッド』鑑賞記】

2020.07.20

マフィアの世界を描かせたらピカイチな2人が描き出した、組織に入り込んだネズミ(潜入)同士が騙し合うストーリーとその演技に痺れました。



 少し前に見た『アビエイター』に続いて、マーティン・スコセッシとレオナルド・デカプリオのコンビが2年後に作った作品『THE DEPARTED』。スコセッシ監督お得意のマフィアの世界に潜入した警官と、マフィアのドンが警察に送り込んだネズミの騙し合いがスリリングに描き出されています。しかしホント最近デカプリオばかり見てるわー笑


 このストーリーは香港映画の「インファナル・アフェア」のリメイクですが、互いの組織に潜入した2人をデカプリオとマット・デイモンが演じ、これ以上ないくらいのマフィア顔(笑)なジャック・ニコルソンがシメる、男臭さ満載の作品。そしてアチコチに伏線が張り巡らされていて、主人公の2人以上に頭の回転を上げないと途中で話が判らなくなってしまいそうなストーリーです。




【ざっとあらすじ】



 子どもの頃にマフィアのボスのコステロ(ジャック・ニコルソン)に見込まれて以来、いろいろ面倒を見てもらっていたコリン(マット・デイモン)は警察学校を出て特別捜査班の刑事となり、それと同時にコステロに情報を流す「ネズミ」としても動いていた。警察学校を同期卒業したビリー(レオナルド・デカプリオ)はアイルランド系アメリカ人で、親戚に犯罪者の多い家系だったことと成績が優秀だったことを特別捜査班トップのクイーナン警部とディグナム巡査部長に見込まれて、犯罪を犯して一時期刑務所に収監されてマフィアの組織に潜り込む「ネズミ」になります。一方コリンは警察内で出会った精神分析医のマドリンと付き合い始め、立場をうまく使って前途洋々でした。


 コステロの元に警察の「ネズミ」が潜入していることを知ったコリンはコステロにそれを伝え、しかも直属の上司からは警察内の「コステロのネズミ」を探し出すよう命令されます。ビリーのことを炙り出したいコリンは、クイーナンとビリーが会うように仕向け、双方にその場所を知らせたものの思惑通りには進まずクイーナンは死に、ディグナムはビリーの情報を誰にも伝えず姿を消します。ビリーは保護観察官だったマドリンに惹かれ、マドリンもコリンにはない暖かさを感じて次第に距離を縮め、ある日一夜を共にします。


 クイーナンの携帯からビリーに連絡を取ったコリンは、コステロがFBIに情報を流していたことも知り、自らの保身のためにコステロの取引現場を抑えて口を封じようとします。コリンが組織のネズミであることに気づいたビリーと、ネズミだったビリーの本名に気がついたコリン。やがて最後の対決で生き残るのはど誰か?







【お互いの育った環境によって違ってしまった2人の立場(ここからネタバレあり)】

 身内に犯罪者が多かったものの厳格で犯罪に手を染めなかったビリーの父親のことはコステロも知っていて、「信念を貫いた男」として認めていました。父親のことを知っていたからビリーを信用して組織に招き入れ、そんな父親の息子だからこそビリーを疑っていたコステロ。そして第二の父親としてコステロに人生哲学を叩き込まれて育てられたコリンは冷徹で計算高く、いずれは議員を目指していて、若い警察官には不釣り合いな議事堂を見下ろす高級マンションを借ります。


〜若くして亡くなった父親を尊敬していたビリー。潜入捜査を上司から持ちかけられた時、ディグナムから身内に犯罪者が多かったことをなじられると、またか!という顔を見せたことから、そんな生まれを嫌がって警察官を目指したように感じました。コステロはそんなビリーがネズミだと気づきながらも、信頼できる人間だとそのまま組織に彼を残し、対するコリンは貧乏だった暮らしから救い出してくれたコステロから「目の前の人間をどう使えるかをまず考えろ」と教えられて育ちましたが、そんなコリンがやがて自分をも切り捨てようとすると気づいていたコステロ。また高級マンションを躊躇なく借りた所からもコステロの援助があったことを匂わせます。



 やがてコステロを邪魔だと思うようになったコリンは麻薬取引の現場でコステロを殺害しますが、コステロはコリンとの繋がりの証拠を弁護士に預けており、コリンに殺された後それはビリーの元に届けるようにしていました。そしてビリーは警察署で会ったコリンが、潜入中にコステロに渡した書類を持っていたことから、コリンが組織のネズミだと気づいて警察から姿を消します。そして誰も信用できる人間のいなくなったビリーはマドリンの元を訪ね、自分に何かがあったら読んでくれと封筒を渡して去ります。クイーナムが殺されたビルにコリンを呼び出したウィリアム(ビリー)は、コリンを逮捕しようとしたことからも私利私欲で動く人間でないことが伺えますが、コリンはエレベーターの中で「頼むから殺してくれ」と悪事が表に出るくらいなら死を選ぶほどのプライドの高さが垣間見えます。しかしウィリアムはそのエレベーターを降りたところで、コリンと同じようにネズミだったバリガン刑事に殺されてしまいます。


〜最後まで正義を貫こうとして殺されたウィリアム(ビリー)と、自分を助けてくれたバリガン刑事でさえ利用するために殺したコリン。これで自分の悪事を知るものは居なくなったと安心して、マンションの部屋に戻ろうとすると隣近所の人たちがヤケによそよそしいことに気づきます。それはビリーの葬儀にも参列して居たマリオンも同じで、ビリーからの封筒にあった告発を読んで公にしたからだとコリンも薄々感じ取り、どうすればいいか考えを巡らせながら入った部屋には、銃を持ったディグナムが待ち構えています。組織に殺されたクイーナムのことを父親のように尊敬していたディグナムは、靴にカバーを被せているところからコリンを殺すつもりと分かって観念して殺されるコリン。その背後には議事堂の屋根をバックに、ベランダの手すりをネズミが歩いていきます。




 これ以上ない正義ヅラだけど姑息でずる賢いコリンと、マフィア顔だけど真面目で頭の固いウィリアム。そして思いっ切りマフィアなのにFBIに協力していて、ネズミのビリーに後始末を任せたコステロ。3匹のネズミはみな死んで「DEPARTED:去った、居なくなった=死んでいった」という題名に繋がります。アカデミー4部門受賞の2006年の作品は、素晴らしい3人の演技と練り直しとはいえ素晴らしい脚本で、終始ハラハラドキドキも感じられるクライムサスペンスでした。





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