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おざわやの代表のブログです

【多感な時代をゴルフに打ち込む子供たちのドキュメンタリー:映画『ショートゲーム』鑑賞記】

2020.07.07

高校生の頃オヤジに「キャディやれよ」と言われたのが今になってみれば惜しいような気もします(笑)。そんなホンキでゴルフに打ち込むキッズゴルファーたちのドキュメンタリーを見た感想を。



 昨日に続いての趣味のゴルフネタです。高校の頃だと思うのですが、たぶんその頃オヤジ自体がハマっていたんだと思いますが、突然「あつし!キャディのバイトやって研修生になれ!」と近所の愛知カンツリー倶楽部を薦めてきました。当時はバイクに乗っていて、高校出たらグランプリレーサーを目指すつもりだったので「そんなオヤジ臭いことやるか!」って即断。もちろんその後にレーサー目指して頑張った過去があっての今なので、後悔ではないのですがそんな道もあったのかな?なんて思ってしまったりもします笑。


 でも上手くはいかなかったものの一時でもプロの道を目指した経験からいえば、好きなことをそのまま仕事にする厳しさや難しさは当然のようにあって、今のように趣味の領域で楽しんでいる方が苦しみなんて感じなくて済みます。それからすると今回観たドキュメンタリー映画『ショートゲーム』(Netflix)は、小学生ゴルファーたちが世界一を目指して頑張る日々を追ったもので、親子共に並外れた努力や苦労の末の世界選手権の模様を捉えています。この映画は製作総指揮にシンガーソングライターでゴルフ好きで知られるジャスティン・ティンバーレイク夫妻が名を連ねているというのも異色。




無邪気な子供たちの試合に向ける意気込みがスゴイ!



 ゴルフでショートゲームというと目一杯距離を出すようなショットではなく、グリーンに近づいた時に短い距離ながらの技術を使ってホールに寄せていくことを指します。でもこのドキュメンタリーではその意味と、まだ飛距離が出ない子供たちを掛け合わせて題名としています。アメリカの超名門コースで行われるUSキッズ世界選手権での優勝に向けて、世界中から集まって来る子供たちの毎日の生活とゴルフへの取り組み、そして試合の様子を捉えた映像です。


 当然ながら親も含めて皆それぞれの事情があり、この世界選手権に向けての想いも様々。でも子供たちは皆優勝を目指しているし、それを支えたいと思う親たちの想いも同じ。それでもスポーツの試合ならどれでも勝敗はハッキリとしていて、勝つものは1人だけで他はその他大勢になってしまう。そんな現実は主に捉えられている7歳の子供たちにとっては過酷だし、それなりにしてきた努力が報われなかったりツイていなかったりもある。それもヨーロッパやアフリカやアジアから参戦するとなれば資金も必要です。中には募金を募って参加する選手もいるし、ゴルフで成功することだけが這い上がれる道だと必死に取り組む親もいる。もちろん子供たちは無邪気で可愛いだけに、見ている方が辛くなってしまいます。


 この作品は2013年の作品なので当時の子供たちもジュニアゴルファーとして頑張っているかな?と思って調べましたが、やはりほとんどの子たちはその後不明。でもトップを争った女子の2人はさすがに今でも期待の星として取り上げられています。ぶっちぎりでトップを獲ったアメリカのアレクサ・パノはその勝利を含めて、このキッズ選手権を4連覇。その後はジュニア競技で数多くの勝利を奪って2018年には13歳でアメリカのLPGAの試合にアマチュアで出場。どうも日本にも2016年のヨネックスレディスで最年少出場しているようです。







 そして彼女を追って泣きながらプレイした、人一倍努力家だったアマリ・エイブリ。彼女もその後数多くのジュニア大会で優勝を飾って、今でも期待の星として活躍しています。







 どんなスポーツにも共通しますが、こんな小さな頃から勝負の世界にいて心や体の成長は大丈夫なんだろうか?なんて心配にもなっちゃいますが、映像の中から見えるのは親が無理矢理にやらせているわけじゃなく、あくまで子供たちの自主性に任せている様子。どうしても応援する気持ちからお互いにイラついてしまったりもするんだけど、試合が終わった後の子供たちを見ていると無邪気で本当に可愛い。上手く将来に繋がらなかった子供たちにとっても、苦い過去ではなく良い経験をしたと胸を張って言えたら良いなって、そんな風に感じました。


そしてやっぱり楽しく趣味でやるゴルフがいいなって笑





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