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おざわやの代表のブログです

【俳優によっては邦画も悪くないっていうか良い作品でした:映画『こんな夜更けにバナナかよ』鑑賞記】

2020.05.26

ほとんど邦画見ないですが、好きな俳優の1人の大泉洋さんが出ているから観た作品が思った以上に良かった、というブログ。



 ここ数年で映画を観るのがとても好きになって、今年はこの自粛騒ぎも手伝って配信サービスと劇場合わせて既に58作(複数回の視聴は数えず、当然10回目のララランド笑は別)見ています。でもその中には邦画って殆どなくて、ここ数年で見た邦画は「万引き家族」、「カメラを止めるな」、「人生フルーツ」とか。でも唯一俳優が好きでまず見るのは「探偵はBARにいる」シリーズです。何と言っても主演の大泉洋さんの飄々とした演技や妙な格好良さが好きで楽しみにしています。今回はそんな大泉さんが実在した人物を演じた『こんな夜更けにバナナかよ』を観て、魅入ってしまったし思うところも多かったので、そんなことをブログに。




【筋ジストロフィという障がいをもって生まれた鹿野靖明さんと彼を支えたボランティアさんたちの物語が素敵だった】

 この作品はCMで、大泉さんと助演の高畑充希さんの絡みが面白おかしく紹介されていましたが、それを見た時は「またドタバタコメディーかなあ」とあまり食指が動きませんでした。そもそも邦画ってなぜかドタバタコメディーか妙に力んだ演技の作品ばかりじゃないですか?それも役に成りきるというより、売れてる俳優に合わせた役が多い気がして、洋画に比べると圧倒的に物語にのめり込めないように感じてしまいます。


 今回は特に役というより実在した人物を描くストーリーということで、もちろんキャラクターがそんな役にピッタリだったということもあるとは思いますが、この役のために10kg減量したという大泉さんはしっかりと鹿野さんのキャラクターを演じ切っていたのではないでしょうか。




【あらすじ】



 子供の頃、進行性の筋ジストロフィーと診断され、20代から車椅子生活になった鹿野康明さん(大泉洋)は、国立の療養所に収容されたもののそこでの生活が我慢できませんでした。成長すると周りの助けも借りながら結婚もし、ケア付き公営住宅に住むようになります。しかしその後離婚したため、既に重度の障がいとなっていた普段の生活を支えてもらうため、自ら講演活動などで募った通称「鹿ボラ」たちにわがまま放題言いながら暮らしています。


 そんな1人の医大生の田中(三浦春馬)は、そんな鹿野に振り回されながらも勉強とボランティアを両立していました。そんな田中とロクにデートも出来ない彼女の美咲(高畑充希)は、たまたま田中と一緒に行った時に鹿野が一目惚れ。ボランティアをやってくれないかと頼まれて、田中と一緒に時間が増えるならと鹿ボラになります。でもすぐに「バナナが食べたい。買ってきて」と夜更けに言われたり、理不尽な要求をぶつけてくる鹿野と言い合いになって家を飛び出す美咲。鹿野はそんな美咲が諦められず、彼女に謝罪するからデートの約束を取り付けてくれと田中に頼み、田中も美咲にそのまま「鹿野の思うようにデートさせてやってよ」と伝えて美咲を呆れさせます。


 そんな中で鹿野と触れ合うようになった美咲は、鹿野の自由奔放さが只のわがままじゃなく生きるために必要だということ。そして「障がい者だからって遠慮して生きなくちゃいけないのか?」という問いに自分の考えを改めていき、次第に鹿野の生きる力に感化されていきます。出会った時に美咲がついていた小さな嘘が許せない田中は、大病院の医院長である両親からボランティアも良い加減にしろと言われたこともあって自分の信念が揺らぎ、次第に鹿野と距離を置くようになります。


 ある時1人でいた鹿野が倒れて昏睡状態になり、そこからは覚めたものの医者から人工呼吸器を付けなければ死ぬと言われ、それでも喋れなくなることが嫌で病院を抜け出します。田中と美咲の恋模様や鹿野と母親の関係、そして他のたくさんの鹿ボラたちの思いを巻き込んで、彼の生活はどうなっていくのか?







【障がい者が障がい者らしくいなければならないって誰が決めたのか】

 この物語を見初めて感じたのは、鹿野の【ワガママ】さ。彼は来てくれているボランティアの立場や「やってもらってる」なんて全く思わず、自分のやりたいことをただそのまま相手にぶつけます。もちろんそれに応えるボラも居れば、我慢ならず辞めていくボラもいる。そんなことには全くお構い無しに自由に生きる鹿野がとても【ワガママ】に見えたんです。でも映画のサブタイトルにもある通り【体は不自由、心は自由】が鹿野の考え方。「障がい者がやりたい事言ったらダメなのか?」という訴えに「ドキッ」としていまいました。


 やっぱりどこかに【やってあげている】という意識があるから、【障がい者らしくない鹿野】をワガママだと思ってしまうんだと、恥ずかしくなると同時に自分の弱さや気持ちを隠さない鹿野が力強く、そして格好良く見えてきました。そんな鹿野だからこそ月にのべ140人は必要とされるボランティアが集まったんだと思うし、彼らは【やってあげてた】んじゃなく、鹿野のそばに居たいからボランティアしてたんじゃないかな。


 でも鹿野自身は自分の弱さが出てしまうことを恐れて母親には悪態をつき、すぐに帰れというけど、実は子供の頃から何も変わらず【かあちゃん】のことが大好きで。そんな様子にも涙が流れたし、鹿野の優しさに胸が温かくなりました。



 ツイッター繋がりで何度か会ってお話しさせて貰ったことのある加藤健一さんも、筋ジストロフィーを発症しながらも就労支援事業を起こした社長さん。それだけじゃなく自ら車椅子でパラグライダーをソロフライトしてしまうようなバイタリティーの持ち主で、その姿には教えられることばかりです。




車椅子で飛ぶって見ている以上に怖いと思うけどそんな怖さに負けないケンボーさん



そんな2人に共通して感じたのは「自分の人生をどう生きたいかは自分で決めれば良い」という覚悟。健常者として何不自由なく生活しているなら、もっと思うように生きれば良いじゃん!って言われているような気がしてしまいました。





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