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おざわやの代表のブログです

【伝統にアグラかいてるといつの間にか追い付けなくなってしまうかも:映画『ボトル・ドリーム』鑑賞記】

2020.05.22

ヨーロッパの誇りだったワイン造りが世界中に拡がっていつの間にか追い越されていたある年の事件を描いた実話に基づいた物語をみて感じた危惧感。



 ボクを知る人はまず【お酒をよく飲む】という認識ではないでしょうか?確かにお酒を飲むのは好きだしまず毎日飲んでいますが、じゃあそのぶんお酒に強いかというとそれはまた別の話。ただお酒に合う料理を食べながら飲むのが好きというだけなので、飲むお酒には好みがなく料理にさえ合えば何でも飲みます。特に欠かさないのはビールではありますが、日本酒もワインも洋酒も、とにかく何でも飲む節操無しではあります。


 そんな中で比較的最近飲む機会が増えているワイン。銘柄やワイナリーなどで選べるほど知識はなくて、割と手に入れやすいチリワインを飲むことが多いですが、ヨーロッパのワインは全く知識が無し。特にフランスワインなんてボジョレーの時期に飲むのが関の山で、それ以外ではスペインやイタリアのワインをたまに試してみるくらい。最近では日本のワイナリーが造るワインも美味しいものが増えて来たというし、南アフリカやニュージーランドなど「ニューワールド」と呼ばれる新興国のワインも実力をつけて来た!なんて聞いたりします。


 そんなニューワールドのワインの中では古く、ヨーロッパ至上主義を打ち崩したとして知られる「カリフォルニアワイン」。そんな始まりとしてワイン好き達には有名な1976年に行われた【パリスの裁判(パリ・テイスティング事件)】を基に、ヨーロッパで初めて認められたカリフォルニアワインがどんな思いで造られて、事件に挑んでいったかを描いた『ボトル・ドリーム〜カリフォルニアワインの奇跡』(2008年製作、日本未公開)を観て感じたことをブログに。




【あらすじ】



 1976年、パリの自らのワイン店でワイン講座を開くスティーブン・スパリエ(アラン・リックマン)。上手く回らないワインショップの経営に頭を悩ましているところに、常連客から「最近のカリフォルニアワインには馬鹿に出来ないほど美味しいものがある」と聞いたことから、アメリカ建国200年を記念したイベントとしてアメリカとフランスのワインをテイスティングして比べることを思いつきます。ところがヨーロッパではカリフォルニアワインなんて取り扱われておらず、仕方なくアメリカ本土のワイナリーを巡る旅に出かけて出会ったのがカリフォルニア・ナパバレーのシャトーモンテレーナのジム(ビル・プルマン)。彼が弁護士事務所を脱サラして、美味しいシャルドネワインを造ろうと開いたシャトーではメキシコ移民の息子でテイスティングの名手(っぽく演じる名手笑)のグスタボが働き、学業をほったらかしてサーフィンにばかり行っている息子ボー(クリス・パイン)が遊びの合間に仕方なく手伝っています。

 ジムに車のタイヤ交換を手伝って貰ったことから訪れたシャトーモンテレーナで判ったことは、カリフォルニアのワインが驚くほど美味しかったこと。それからかき集めたワインを持ち帰って開いたテイスティングのイベントでは驚くべき結果が。






【カリフォルニアワインとイギリス人のスパリエの出会いが奇跡を起こした】

 この1976年のパリスの裁判は実際に行われたもので、シャトーモンテレーナとそこで働く人たちやスティーブン・スパリエも実在するそうです。【スネイプ先生】として知られるアラン・リックマンは、その知識からフランスでワイン講座を開いていたものの「イギリス人」ということから業界では低い扱いを受けていて仕事も上手くいきません。『バイス』や『インディペンデンスデイ』での政経に通じた役柄とはまったく違う、手を土に汚すシャトーオーナーのジムを演じるのはビル・プルマン。いかにもイギリス人といったスパリエの尊大な態度から、初めは彼を嫌って試飲した分のお金を取り、品評会に出すと言われても「どうせヨーロッパで馬鹿にされるだけだろう」と渡そうとしません。そんな父親に反抗するダメ息子のボーを演ずるのは『スタートレック』で若き日のカークを見事に演じたクリス・パインは今回いかにもお気楽なアメリカ人を。初めはまったくワイン造りに気がなく、良い加減な楽しい毎日を暮らしていましたが、実習生として入ったサムと出会ったりスパリエを案内して回るうちにワイン造りに興味が湧いてきます。


 当時はヨーロッパ至上主義が絶大だったワイン業界。ジムはそれをひっくり返したいと弁護士を退職して始めたナパバレーでのワイン造りが上手くいかず、今年もダメならいよいよワイン造りを諦めようかというタイミングで来たスパリエ。2人揃ってワイン好きなこととヨーロッパに蔑まれて来た人生で共通し、苦労してきたことと、そんな歴史すら関係ないボーやサム、そしてグスタボのような若者が対比的に描かれて、恐れを知らず業界に切り込んでいく痛快なストーリー。ワイン作りの難しさや厳しさなどは描かれていないのが残念ではありますが、とにかく観ていて爽快。そしてスパリエはこの件以降有名人となり、そのワイン講座は「アカデミー・デュ・ヴァン」という名のワインスクールになって、今では世界中にあるそうです。




【《お・も・て・な・し》で知られた日本もこれまでアグラをかいてきた分これから苦労するかも】

 このコロナ騒ぎですっかり観光客が来なくなった日本は、今後それに変わる産業を見つけていかなくてはならないでしょう。それまで日本文化を引っ張っていたアイドル文化も韓国にすっかり追い越されて映画界でも大きく差をつけられたし、ハリウッドにはチャイナパワーが大きく影響しているのを見る度、このままじゃあ・・・と思っていましたが、この騒ぎでそんな差が顕著に表れてしまうような気がしています。でも逆にウイスキー造りでは近年ジャパニーズウイスキーがかなり力を付けて世界から認められ始めていますし、ワインも美味しいものが出来るようになって来ましたし。


 ワインでの【パリスの裁判】ならぬ【コロナの審判】なんて言われてしまわないように、一刻も早く官民一体となって日本の経済を盛り上げていきたいなあなんて思ってしまいました。





【もしお墓でこんな悩みがあればお気軽に当店へ ご相談ください】 

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