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【モンゴルの丘の伝説が本当であって欲しい:映画『エンツォ』鑑賞記

2020.05.16

最近はすっかりネコ派のボクも元はイヌ派。そんな頃を思い出して涙が止まらなかった『エンツォ〜レーサーになりたかった犬とある家族の物語』の感想です。



 このブログにもちょくちょく登場する我が家のネコたち。でも実はその前はずっと子供の頃からイヌばかり飼っていて、「ネコが好きなんて人の気持ち分からない!」と言ってはばかりませんでした。でも10年前に飼っていたラブラドールの飼い犬、コムギが老衰であの世に行ってしまったのが余りに悲しくて、それ以来犬は飼えなくなり、ネコを飼う縁にばかり恵まれるようになってしまいました。




一番手前がコムギの墓碑、みんなと一緒で嬉しそう!



 ウチで作らせていただいたペット供養碑「穂積の丘メモリアル」は、ご住職から可愛がっているワンちゃんたちが高齢になったので用意したいと依頼されて造らせていただきましたが、自分で言うのも何ですが良いカンジの供養碑。だからこそコムギの身体もここで眠らせてあげたいと思い、7年前に納めさせていただきました。もし可愛いペットを納めるところを探している方がおられたら、是非一度ご検討くださいね。



 今日はそんな元イヌ好きのボクには天敵(笑)な、イヌが主役の映画の秀作を紹介します。




【あらすじ】



ゴールデンレトリバーのエンツォは老衰で自分で立地上がることすら出来なくなって横たわっているけど死ぬのは怖くない、という回想シーンから始まります。ケビン・コスナーが演ずるエンツォの声で語られる家族のストーリーは、日本未公開の2019年の作品です。

 子犬のころにF1レーサーを夢見るデニーに貰われ、その膝の上でレースの映像を見て過ごした安らかな日々。しかしやがてデニーと結婚したイヴがそこに加わり、更にそこに生まれた娘のゾーイとの生活は苦々しくもありでも楽しかった。デニーは雨のレースが得意で、次第にランクアップしてフェラーリから声が掛かるようにまでなり、家族でそれを応援します。でもその生活はまさに土砂降りの雨のように様々な問題が降りかかり、常に戦い続けるデニー。そしてそんな彼をずっとそばで支え続けたエンツォとのかけがえのない日々を描いた物語は、犬好きはもちろんですが車好きにも絶対のオススメです。






【始めの回想シーンからボロボロな、若干ネタバレの感想はここから】

 主人公エンツォの名前はもちろん、名門フェラーリの創設者エンツォ・フェラーリから取られていることからも分かるように、デニーの憧れのチームはフェラーリなんでしょう。そんなエンツォが寝たきりな姿から物語は始まるのですが、これが在りし日のコムギに重なって既にアウト!笑

 大型犬が寝たきりになると介護は人間並みに大変なのは身に沁みてて、そんなエンツォを抱き上げたデニーの様子が10年前を思い出させます。そこから昔へと話は遡って子犬の頃へ。たまたまレースへの遠征の帰りに「子犬あげます」との看板を見てふと寄ったデニーは、何匹もいる子犬の中からエンツォに一目惚れで連れて帰ります。子犬の頃は2人きりだった生活にやがて恋人のイヴが加わり、次第に一番ではなくなった生活に不満なエンツォ。もちろんそんな気持ちはデニーたちには伝わりませんが、ケビンコスナーの声でのセリフが、まさに彼の声を代弁して笑わせます。しかしそんなイヴが妊娠した頃からデニーのレースが忙しくなり、それに合わせるようにエンツォの気持ちが変わり始めます。やがて生まれた女の子はゾーイと名付けられ、ますますエンツォは2番目から3番目と家族の中での順位が落ちるものの、ゾーイのお兄ちゃんとして立派に役目を果たす幸せな日々。


 デニーはますますチャンスを掴んでいくものの、そんな頃からイヴの体調が思わしくなく入院し、ゾーイとエンツォはイヴの両親に預けられてなかなかデニーに会えません。ある時、エンツォはテレビで「モンゴルでは犬が死ぬとヒトに生まれ変われるよう丘の上に葬る」という伝説を見ます。それは始まりの回想シーンでも語られますが、エンツォ自身それを信じて死を恐れておらず、ただデニーやゾーイには悲しまないで欲しいと願っています。そしていよいよフェラーリのオファーを受けたデニーは、最後の時が近づいたエンツォをフェラーリの助手席に乗せてサーキットを回る。もーーーーこの辺りは涙でボロボロですわ笑笑



 そして車好きにはたまらないのが、デニーが乗る車や劇中に出てくるレースシーン。エンツォが貰われて初めて乗る車はBMW3.0CSI。ちょっとクラシックなクーペモデルがデニーの車好き具合を表してます。そして何といってもクライマックスでデニーとエンツォが並んでサーキットを走る車がFerrari250Testarossaと、2人にとってはサイコーのシチュエーションですよねー。そこからのエンディングは今思い出してもまたまたボロボロになりそう笑。



 モンゴルの丘じゃなく穂積の丘でも、伝説が有効であって欲しい!そんな風に想ってしまいました。





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お墓のおざわや  

店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101

電話番号 : 052-734-8102 

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少し止めづらいですがお使いくださいね







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