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【自分なりの考え方やスタイルを持つことも必要かな:映画『HOMME LESS』鑑賞記】

2020.05.11

ファッションフォトグラファーのマーク・レイがニューヨークでホームレスとしてどう暮らしていたかを捉えたドキュメンタリー映画を見て思うこと。



 昨日の晩はフジテレビで宮根さんと太田光さんが論客たちと「今こそニッポン変えませんか?」というテーマで討論する特番を見ていました。中にはオンデーズの田中修二社長も出ていて、どんなに話が広がるのか楽しみにしていましたが、結局CMやら他の出演者からの茶々が入って討論はほとんど深まらず。最近の情報バラエティーの流れそのままに、ワチャワチャしてる内に別の話題に移ってしまうばかりで期待したような建設的な話もなく途中で見るのをやめてしまいました。せっかく橋下徹さんや落合陽一さん、2ちゃんねるのヒロユキさんなどが出ていましたが、もう少しそれぞれの立場からの意見を互いに汲み上げて、しっかり討論して欲しかったなと惜しい気がしました。やっぱりテレビって、時間やスポンサーの縛りがあってこういう討論には向かないのかな?それに比べてここしばらくは色々な人たちが自分のSNSなどでライブ配信していますが、時間も内容も自由に使えて自分が好きなように構成できるって良いなあと思う。


 だいたい毎晩配信していただいてるエクスマ塾創始者のスコットこと藤村正宏さんの「エクスマラジオ」や短パン社長ことオクノヤさんの「オクラヂオ」もしかり。それぞれのスタイルや考え方をしっかりと発信しつつ、他人の考えをいたずらに取り上げることもなく配信されてるのを聞くと、そんなテレビとSNSの格差をさらに感じます。「個を出す」って責任を伴うかわりに自由があって、でもそのぶん自分の考えを素直に出せる良さがありますよね。



 先日観た映画『HOMME LESS〜ニューヨークと寝た男(2014年)』では、元ファッションモデルで撮影当時は俳優のチョイ役などで食いつなぎながら、ファッションモデルを売り込んだりフォトグラファーとして生きるマーク・レイをドキュメンタリーで撮影し、【ホームレス】として暮らす姿を監督であり友人のトーマスが3年に渡って捉えた作品。




【ホームレスではなく「アーバンキャンパー」だというマーク】

 題名の『HOMME LESS』は、フランス語で男性服や男性を現すオムとLESSを合わせてホームレスを意味する造語。もともとファッションモデルをしていたというマークは、仕立ての良さそうなスーツを着こなし身のこなしも優雅。50歳を過ぎてはいるもののジムで鍛えた体にはダブついた贅肉もなく、どこをとってもホームレスには見えません。ファッションショーや街中を歩く有望な女の子の写真を撮ってまわり、スタバで編集した写真を雑誌社やモデル事務所に売り込み、夜はとあるマンションの屋上に忍び込んで、シートにくるまり風雨に耐えながら眠る毎日を6年間も続けています。身の回りのものはジムのロッカーに預け、公衆トイレで体を洗って着替える毎日。時には友人たちとパーティーに出掛けたり女の子をナンパしたりと、すっかりニューヨークのお洒落なシティーライフを満喫していても、住むところや車には興味がない。でもそんな姿には男性モデルには厳しいファッション業界の現状が透けて見え、作品中何度か見せる表情にはどこか哀愁も感じてしまいます。でも当人は全くそんなことにはお構いなしで、たまに行きずりで女性と一夜を過ごせればラッキーだし、駄目ならマスターベーションでも良いんじゃない?などとジョークを交えつつ開けっぴろげに言ってみせます。





 自分のスタイルや自由を貫くために必要ないものを最小限に減らす。結局この映画が公開されたことで、その【ちっぽけな居場所】すら失ってしまうけれど、そんなニューヨークでの生活すら《アート》として切り売りしてしまう表現者としての人生を謳歌しているマーク。ファッション業界に対する色々な思いもありそうだけど、そんなこと言ったって始まらないだろう?と言い放つ。全てを受け入れつつ自分のスタイルを通す、真似のできない強さのようなものを感じました。




【ホームレスという生活を描いた映画はいくつかあるけど中でもかなり異質なマーク】

 例えばウィル・スミス主演の『幸せのちから』は事業の失敗から無一文になり、息子と2人でホームレスになるものの最後には成功を勝ち取った実在の人物を描いたもの。そしてもう一つはミュージシャンを目指しつつも薬物に手を染めていた若者が、野良猫との出会いから家族や友人との関係を見直して立ち直っていく『ボブという名の猫〜幸せのハイタッチ』。こちらも実在の人物を描きつつ、出演している猫が本人(?)という異色の作品です。やりたいことが上手くいかず、次第に家を失ってしまうというアメリカの格差社会の縮図のような出来事。あとはジェイミー・フォックスとロバート・ダウニーJrの『路上のソリスト』とか、みな実在の人物を描いたものがほとんど。でも実際にはその中からキッカケを掴んで這い上がるものも居れば、薬物に溺れてとことん落ちるものもいる。でもマークはそのどちらでもなく、ホームレスというその生活を基盤にして健康保険も払うし、仕事もして生活も楽しむ。持たないものは家族と家という究極のミニマリストの彼は、マンションの屋上には行けなくなってからも友達の家のカウチソファーを転々としながら暮らしているらしい。


 マークがこの新型コロナウイルス感染で今どう暮らしているかは判らないけど、自分の境遇を決して悲観することなくそのスタイルを通すためにどうすれば良いかに注力し、決して自分勝手ではなく自由を追求する。きっと今もどこかで笑い飛ばしつつ、この生活を楽しんでいてくれるんじゃないかと思ってしまいます。もちろんボクはこんな生活はしたくないけど笑、今の生活から大切なものを守りつつ、必要ないものを削る。これって自分のスタイルや生き方が確立していないとできないことですよね。そんな生き方にはどこか憧れてしまうものがあります。





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