blog詳細

おざわやの代表のブログです

【可哀想な男の子の物語と思ったら大間違い:映画『ワンダー君は太陽』鑑賞記】

2020.04.25

誰もが悲しく、誰もが優しさを持っていて、それをいつどこで出すかでその人の価値が決まると教えてくれる映画です。



 まず初めに言いますが、ここしばらくに観たフィクションの映画の中で一番号泣してしまいました。ココで泣かせにくるぞーって思って身構えてるのに、それでもやっぱり泣いちゃうんだからしょうがないよね笑


 この作品はナタリー・マーチャントという歌手の唄「Wonder」にインスパイアされて書かれた原作から、この前年に実写版「美女と野獣」を製作しているスティーブン・チョボウスキー監督が映画化したという変わり種。

2018年公開のアメリカ映画です。




ちなみにこれがその元ネタとなったWonderという曲



【あらすじ】

 4人家族のプルマン家の末っ子として、生まれもった染色体の問題から顔に障害を持って生まれたオーガスト(オギー)。それから27回の整形手術を繰り返している間、その見た目から怖がられたり馬鹿にされるのが嫌で学校には行かず、いつか宇宙飛行士になりたいと夢見るオギー。学校の代わりに母親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)が、キッチンの脇に設えた小さな教室スペースでオギーに勉強を教え、飼い犬のデイジーと姉オリビア(ヴィア)とその親友ミランダが唯一の友達として育ちました。

 オギーが10歳、5年生(アメリカの小学校の最上級学年)の春に父親ネート(オーウェン・ウィルソン)はそろそろ集団生活に馴染むべきだと、イザベルがまだ早いというのも聞かずオギーを学校に編入させます。初登校の日から同級生に見た目を馬鹿にされて落ち込むオギー。そんな彼を支える家族や教師たち、次第に彼の内面の輝きに気づいた同級生たちに支えられて学校に馴染んでいき、サマースクールから修了式へとストーリーが進んでいくうち、彼らに奇跡が訪れます。







 母親役のジュリア・ロバーツは流石の演技力だし、父親役のオーウェン・ウィルソンは「ミッドナイトインパリ」のギル・ペンダー役でも見せていた、飄々としているけど要所を締める雰囲気がピッタリ。

 人は誰もがいろんな面を持っていて、だれが善人で誰が悪人ということもない。誰もが傷つくし、誰もが光を放つ瞬間(奇跡:ワンダー)を持っていることを描いた、とにかくやたら幸せな気分になれる作品です。




【ここからネタバレの感想です】

 それまで買い物に行くだけでも【特別な視線】を浴びていたオギー。一年で一番好きな日は、皆が顔を隠すから自分が目立たないというハロウィンで、家から学校へ向かうときは宇宙飛行士のヘルメットを被ったまま。そんなオギーが被っていたヘルメットを脱ぐまで、きっと学校は彼にとって宇宙空間に出されるのも同じくらい異質の世界だったんじゃないでしょうか。そのヘルメットもある時無くなってしまい、以降はオギーは顔を出したままになります。


 でも正直言ってボクだって初めからオギーを「可哀想な」と思っていた時点で、いじめっ子のジュリアンと同じように【差別】してしまっていた1人。ジュリアンだって校長に言われて理科室を案内するまでは、オギーのことを気遣う様子もあった。ただちょっとしたイザコザから、苛ついたオギーに馬鹿にされたと感じたことからイジメ始めてしまう。でもそのジュリアンだってイジメから転校することになった時、オギーに対して悪いうことをしたと認めた上で上流階級意識でプライドの高い両親に「転校したくない」と言いますが聞き入れられず。全てを感じ取っている校長にただ一言「ごめんなさい」と言って去っていく姿にまた涙。



 そんなジュリアンと一緒にオギーを案内したジャックはある時から親友となりますが、オギーがいないと思って言った心無い言葉からオギーは再びふさぎ込んでジャックを遠ざけるようになります。その理由を知った時ジャックは自分を激しく責めるとともに、再びオギーのことをなじるジュリアンを殴りつけて停学になります。そんな時、愛犬デイジーが病気と高齢のため死んでしまいます。掛け替えのない親友を失ったと感じたオギーは、ジャックも同じように掛け替えのない親友だったことに気付いて仲直りします。そんな二人が仲直りする場がオンラインゲーム上って、可愛いこと!



 姉ヴィアは小さな頃からオギーを可愛がって大切にしてきましたが、そのために自分のことは二の次にすることから、「困らせたことのない子」になっていました。唯一コニーアイランド(遊園地)に連れて行ってくれたお婆ちゃんだけはそんなヴィアを気遣ってくれて大好きだったけど、そんなお婆ちゃんはすでに亡くなっていて、寂しくなると1人コニーアイランドに行ってしまうヴィア。そんなヴィアに気づく母イザベルも、絵本作家や学校の美術教師に憧れていたのに、オギーが生まれたことから実現できずにいたから、ヴィアは余計にワガママが言えません。

 そしてヴィアも初めて行った高校でしばらく連絡のなかったミランダと会えて喜んだものの、なんだかそっけないミランダの態度に悩みます。そんな時に声を掛けられたジャスティンとはやがて付き合うようになるけれど、それまでなかなかオギーのことを言い出せない。ヴィアに冷たくしたミランダだって、両親が離婚してうつ症状の母と2人。オギーの事は本当の弟のように思っているし、仲の良いプルマン家のことが大好き。そんな想いを自分に映してサマースクールで出会った子たちに話したら脚光を浴びてしまい、そんなことからヴィアと話しづらくなってしまっただけ。オギーのヘルメットは去年のクリスマスにミランダが送ったものでした。そんなミランダは一人きりの家から電話で「寂しい」とオギーに伝えます。

 そんなミランダとは劇団公演での主役争いで代役として選ばれたヴィア。どうせ出ないから観に来なくていいと言っていたヴィアの家族が客席にいることに気づいたミランダは、調子が悪いと言ってヴィアに主役を譲ります。大成功に終わった劇を観ながらイザベラは小さな頃のヴィアを思い出し、その夜は久しぶりにミランダも揃って楽しい時間を過ごして楽しそう!



 とにかくいつの間にかオギーの周りには友達が集まり、みんな笑顔になっていきます。オギーに出会うことで皆が優しくなり、皆がその優しさの分だけ強くなっていきます。ここまで存在感の薄かった父ネートが卒業式の前、実はヘルメットを隠していたことをオギーに告げ、「返そうか?」と聞くと「もういいよ」とオギー。その卒業式で、イザベラはそっと「あなたはワンダー(奇跡)よ」と伝えた一言がこの映画をすべて物語っています。




 そのあとの本当の奇跡と時々友情出演する《彼》は、実際に映画を観てからのお楽しみで。





【もしお墓でこんな悩みがあればお気軽に当店へ ご相談ください】 

・花立ての穴が小さくて水が入らないし洗い難い

・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易く建て替えたい

・お墓を少しキレイにこざっぱりしたい

・お墓に名前を追加して彫りたい

・お墓が壊れていて直したい

・墓地に草がたくさん生えて困っている

・お墓の汚れが落ちなくてスッキリしない

 他にもとにかくお墓で困っているー!という方は、まずここからボクに連絡くださいね。



【店舗情報】

お墓のおざわや  

店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101

電話番号 : 052-734-8102 

営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)   

営業時間:朝9時から夕方5時まで





【 弊店への車でのアクセスはこちら】

店舗の前に2台分の駐車スペースがあります

少し止めづらいですがお使いくださいね







【 電車やバスでお墓のおざわやにお出での時は】

地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。

とにかくまず始めにお電話でご予約くださいねー!