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【戦争の最前線で伝えたものは何だったのか?:『1917』鑑賞記

2020.03.05

その映像に没入して戦争の最前線の悲惨さを感じ取り、大切なメッセージを伝える想いや息遣いまで胸に沁みる映画。



 3月1日の映画の日は定休日で予定も無かったし、オマケに映画の日ということで『パラサイト~半地下の家族』に続いて観たのは、全編ワンカット映像ということで話題の戦争映画『1917~命をかけた伝令』です。

 《驚愕の全編ワンカット映像》と言っても、もちろんそれは編集されていることを感じさせない映像ではありますが、基本登場人物たちの目線で物語りは終始続いていきます。じゃあ《ワンカット》によって何を感じるのかといえば、観ている自分が傍観者としてではなく、その映像の中に取り込まれてしまったような錯覚。まさに《映像に没入してしまう》ような感覚で、主人公の1人になって走り回っているような息苦しさを感じたり、三半規管を揺さぶられるような爆発シーンに驚かされたりします。



【あらすじ】

 舞台は1917年4月6日第一次大戦下で、西部戦線と呼ばれるベルギーからフランスに掛けての塹壕を中心にした戦線。互いに引かず膠着していたこの前線からドイツ軍が後退を始めたことから、イギリス軍は進撃を進めようとしていました。けれどそれはドイツ軍が仕掛けた罠だという事が航空写真で判り、まさに明日進撃しようとする最前線への連絡は電話線を切られたために付けられず。そこで攻撃中止の伝令役を走らせることにして、白羽の矢が立ったのは兄ジョセフが最前線にいるトムと彼の友だちのウィル。果たしてドイツ軍が巧妙に張り巡らした罠を掻い潜って、1600人の味方と兄を救う事が出来るのか?







 この物語自体はフィクションですが、1914年に始まった第一次世界大戦が塹壕を巧妙に配置したこの西部戦線で、戦いが膠着した1917年の史実を舞台にしています。自身が脚本を書いた監督のサム・メンデスの祖父が、実際にそこで伝令を務めていたことからヒントを得て温めていたストーリーです。

 実際に観てみると《ワンカット映像》による効果はバツグンで、映画の始まりで友人と2人で休んでいるトムに、1人同僚を選んで着いて来いと上官が伝える所からラストまで、息をつかせない戦争の最前線の映像が続きます。塹壕の中を抜けて有刺鉄線の間を抜けていくと、そこは悲惨な死体が転がりどこに敵が居るのかも判らない戦場。そんな中を進む二人は兵士とはいえ幼く、【敵を殺す】という覚悟も持っていないように見えます。カメラワークも巧妙で、ほとんどは人の目線の高さを歩いているようなシーンが続くことから、いつの間にやら敵を探して自分の息までころして見入ってしまうようです。

 主役の2人はこれまで大役のない若手俳優のディーン=チャールズ・チャップマンとジョージ・マッケイが抜擢され、緊迫しつつ迷う若い兵士の姿を見事に演じています。その脇を映画『キングスマン』でも共演していたマーク・ストロングとコリン・ファース、そして『シャーロック』の演技が印象的なベネディクト・カンバーバッチなどのベテラン俳優が固めて、ストーリーを引き締めています。




ちなみに先日観たこの映画に描かれていたのもこの頃の話



 次第に暗くなっていく中、行く末に待つものの為に進んでいく二人。塹壕の中や砲撃の後の水溜り、照明弾の照らし出す廃屋や森を抜けて最前線を目指す2人の行く末を、見つめるうちに手に汗握ったり思わず声が出てしまいそうになること数回。とにかく息も付けずに迎えたラストまで息をも付かせず疲れてしまうこと!そして伝えたメッセージに込められた想いにホッとするやらグッタリするやら。とにかくすごい映像でした。



何よりも「やっぱり戦争はやっちゃいけない」って心から思えました。





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