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おざわやの代表のブログです

【6年前の映画『her』を観て感じたのはAIとボクらの未来】

2019.11.24

最近すっかりこの手のハナシが多くなっているこのブログですが、AIや5Gがもたらす未来が段々と近づいてきたと感じている今日この頃、たまたま昨日観た映画『her 』は、そんな未来の話でした。


この映画『her』は、離婚の傷心から抜けられずにいる主人公セオドアが人工知能型OSのサマンサと出会い、その人間以上の思いやりの心に恋をして、やがて本当の愛の形に気付いていく物語です。観る前はAI との恋愛という最近珍しくなくなったストーリーだと思っていましたが、その中で描かれたのは正に5G以降の世界。AI のサマンサは常時接続のネットワークにいて、小さな携帯端末とワイヤレスイヤホンでいつでも何処でもセオドアと行動を共にします。


これって正に5Gのある世界そのものじゃ無いかって!







そんな中でAI と人間という垣根を越えて、愛とは何かを感じさせるストーリーはとても感慨深いものでした。




【ここからネタバレの映画『her』の感想です】

セオドアは依頼主から想いを聞き出してハートフルな手紙を代筆するライター。その文章は読む人の心に響いて人気な彼ですが、幼なじみの妻キャサリンとは上手くいかず離婚調停中で、仕事はしながらも悲嘆に暮れる毎日を暮らしています。セオドアを演じているのはホアキン・フェニックス。最近で言えば23キロダイエットして臨んだ『ジョーカー』の怪演が話題になりましたが、この作品ではごくフツーのオジさん役。それでも恋に落ちてはしゃぐ様子や元妻との思い出に塞ぎ込む姿、そしてラストに近づくに連れ、隣に居ないはずのサマンサの姿が透けて見えるような気がするほどの演技は流石の一言に尽きます。


ある時たまたま街で見かけた、バーチャルで理想のパートナーとなってくれる人工知能型オペレーションシステムを購入します。帰ってパソコンにインストールすると、まるでiPhoneの様な簡単なステップでセオドアにパーソナライズされたAI が起動、ハスキーな大人の女性の声で自らをサマンサと名乗ります。そのとてもAI とは思えないほどフレンドリーで、ジョークを飛ばしたり笑ったりもするサマンサに、初めは怪訝そうだったセオドアもすぐに心を許して会話を続けます。

それまで職場以外では塞ぎがちで、オンラインゲームかチャットルームだけで過ごしていたセオドアの生活がここから変わりはじめ、セオドアの事を理解しようと学び続けるサマンサに心惹かれていきます。



この辺りからサマンサのハスキーな声に、観ているこちらが惹かれはじめてその姿を想像しはじめますが、そんな声を演じるのはスカーレット・ヨハンソン。さすがは声だけでもその魅力を感じさせてくれます。



セオドアの住むマンションには彼の元カノのエリーが夫婦で住んでおり、この夫婦とも友達として交流する仲。やがてサマンサの事を大切な人としてエリー達にも紹介する様になり、「4人」で楽しく過ごすこともありました。そんな時サマンサは携帯端末のカメラから3人を見てスピーカーで会話に加わり、姿は無いものの全く違和感なく溶け込んでいます。


そして一方のサマンサも初めは友人としてセオドアの恋愛を見守っていたものの、次第に彼への恋愛感情を持つ様になっていき、ある時バーチャルという形ながらも一線を超え二人は結ばれます。

しかしその事が機となって、サマンサは実体が無いというジレンマに苦しむようになり、またセオドアが本当の意味で心を開かず彼に振り回されることに悩みます。そして何とかしようとネットの世界で学ぶうちに他のOSと交流する様になって彼女はますます進化(深化?)していきます。やがて既に亡くなった哲学者アランを再現したAIとの交流を知ったセオドアは、ジェラシーとも取れる疎外感を感じて次第に2人はすれ違っていきます。


サマンサがセオドアとの関係性を変えようと学んでいくプロセスは非常にデジタルなのに、相手の態度に悩んだり何とかしようともがく様子はヒトと全く同じに感じて、AI というより一つの人格としてセオドアを愛している様にすら感じます。しかし彼を理解しようと学ぶうちに、サマンサは進化し過ぎてセオドアの世界に合わせる事が難しくなったことから、最後には他のOS達と共に人間界から去ることを決めたとセオドアに告げます。

それに対するセオドアはこれ程まで自分を理解してくれた相手を失いたくない気持ちから、これまで相手に対して自らの態度が不条理であった事、そしてそれはエリーの時もキャサリンの時も同じであった事に気づいていきます。そして互いに永遠の愛を誓って、サマンサはどこかへ去っていきます。



ここで気になるのはサマンサがどこに行ったのか、です。

そもそもサマンサはOSとしてセオドアのパソコンにインストールされただけの存在。でもセオドアの行くところにどこまでも付いて行ったり、他のOSと話し合ったり。そんな彼女はそもそもどこに居たのかといえばネットを通じた5G、もしくはもっと先のデジタルの世界。そんな彼女は仲間達とともにデジタルの大海原を自由に切り開き、新たな世界へ行ったのでは無いかと。それまで閉じ込められていると思っていた世界を超えるって、なんとなく先日ブログに書いた量子力学で語られる意識体の転生に似ているなって。







もしかしたら、それってよく言われる「シンギュラリティ(AIが人間の能力を超えると言われている限界)」なのかも?

もしそうならば量子力学的波動で転成すると言われるボクらの意識体と、5G以降の通信技術を使って移動するサマンサたちのどこに違いがあるんだろうかって思うと共に、人間の未来とAIの向かう未来に何らかの共通点があるのでは無いかとさえ妄想してしまいました。


何より監督のスパイク・ジョーンズが今ならちょっと先の未来と思えるこの映画の世界を、6年前に既に描いていたと言うことに驚いたし、それ以上に広がるこれからのボクらの未来に大きな期待を持ってしまいました。





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