blog詳細

おざわやの代表のブログです

》戦争は人の心を壊してしまう:映画『フューリー』鑑賞記

2023.02.16

ウクライナで起こっている現実さえ透けて見えてしまう、戦場の非道さを描いた作品から思う戦争とは?



ウクライナの戦場で起こっている現実は、これまでの戦争とは違って直接我々の目に触れて、破壊される戦車などを映画のワンシーンのように見ることが当たり前になってしまいました。最強といわれるドイツのレオパルト戦車をはじめとして世界各国からロシアの蛮行に対して供与される戦車に、これからはますますロシアの戦況は悪くなっていくでしょうし、いまだ強気な今後のプーチン大統領の出方が気になるところです。



そんな映像を目にしても、戦争の悲惨さを感じるどころかまるでゲームの様な感覚で見てしまいそうですが、その中には兵士がいて、さらにはその兵士を待っている家族もあるということを感じられる映画がこの『FURY(フューリー:激しい怒り)』です。




【『FURY』のあらすじ】



ナチス占領下のドイツ。侵攻を進める連合軍に“ウォーダディー”(ブラッド・ピット)と呼ばれるという米兵がいた。


自身が“フューリー”と名付けたシャーマンM4中戦車新兵のノーマン(ローガン・ラーマン)が配属されるが、彼はこれまで戦場を経験したことがなく、銃を撃つこともできない。


その部隊の中でぶつかりあいながらも、絆を深めていく5人だったが、ドイツ進軍中に攻撃を受け、他部隊がほぼ全滅してしまう。


なんとか彼らの部隊は生き残るが、その先には、死をも意味する過酷なミッションが待っていた。







【戦争には勝者も敗者もなく、ただ犠牲者がいるだけ】

先日ブログで紹介した『ディヴォーション』は朝鮮戦争当時に実際に起こった実話をもとにしていましたが、この作品はあくまでドラマでありフィクションです。ただこの作品の主役であり、制作総指揮も兼ねたブラッド・ピットの思い入れは相当らしく、映像のリアリティーはかなりのもの。初めて戦車に乗り込んだノーマンが掃除をしようとすると、中にベッタリと張り付いた血糊とともに、死んだ兵士の顔の皮が落ちているというシーンはホラー並み。


そしてこのFURYと名付けられたアメリカのシャーマン戦車は、第二次世界大戦中に実在していたものを題材として取り入れられたものだと後になって知りました。




実物のシャーマン戦車の写真 [c]Norman Licensing, LLC 2014



アメリカ軍のシャーマン戦車は、第二次世界大戦下にアメリカの自動車メーカーが協力して5万台以上が生産されました。そして連合軍としてヨーロッパでナチスドイツに対して戦っていましたが、当時最強といわれたナチスドイツのティーガー戦車に対しては分が悪く、彼らの部隊以外の味方戦車はなす術もなく破壊されていきます。歴戦の勇士であるウォーダディーの指揮によって、被害を受けながらも何とかティーガー戦車を撃退しますが、彼らに襲いかかるのは戦車だけじゃなく、地雷や「ヒトラーユーゲント」と呼ばれるドイツ軍の少年兵たちもいます。



進軍中に前方右舷を見張っていたノーマンは、藪の中で動くドイツ兵を見つけますが、それが少年たちであることに気づいて攻撃できません。その直後彼らが打った砲弾によって友軍のシャーマン戦車が破壊されてしまい、代わりに撃ち殺したウォーダディーに「なぜ撃たなかった!」と叱責されてしまいます。でもそのシーンでドイツ少年兵を撃ち殺した彼でさえ、そんな少年たちを戦場に送ったナチスドイツそのものに対するやり場のない怒りを感じさせます。


でもそんなノーマンでさえ戦闘を繰り返すうちに敵に銃口を向けることに抵抗がなくなり、次第に戦場の狂気に飲み込まれていく姿に恐ろしさも感じます。でも今回のウクライナ侵攻では戦場にさえ行かず、遠隔で飛ばしたドローンを使って戦闘を行うことも珍しくはなくなってしまったので、そんな実感さえない戦争というのも怖い気がしますね。







これを見た退役軍人たちが「これが戦場のリアルだ」と口を揃えたというこの作品。


彼らの姿から感じるのはただのAnger(怒り)ではなく、選択することもなく戦争に駆り出されたことや、生きるため無理矢理に敵に銃口を向けることへの不条理さに対するFury(激しい怒り)。最後に動けなくなってしまい、300人のドイツ兵に囲まれた彼らがどう戦ったのかは、ぜひご覧になって戦場の非道さを映像から体験してみてください。





【もしお墓でこんなお悩みがあれば気軽に当店へご相談ください】 

・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい

・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい

・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい

・お墓に名前を追加して彫りたい

・お墓が壊れているところが気になっている

・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている

・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない

・跡継ぎのないお墓をリフォームで続けて使えるようにしたい


などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください


現場に出て留守にすることもありますのでお訪ねの前にはまず1本お電話ください



【店舗情報】

お墓のことなら【お墓のおざわや】へ  

店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101

電話番号 : 052-734-8102

営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)   

営業時間:朝9時から夕方5時まで





【 弊店への車でのアクセスはこちら】

アクセス


店舗の前に2台分の駐車スペースがあります


少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います







【 電車やバスでお墓のおざわやにお出での時は】

地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、来た道の反対を向いて名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。

またはご予約いただければ駅までお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!


とにかくまずは始めにお電話でご来店予約くださいねー!