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》映画のような実話:『オペレーション・ミンスミート』鑑賞記

2022.04.19

第二次大戦中に優勢だったドイツを欺いた作戦は、あの『007』シリーズ原作のイアン・フレミングで、実際にその作戦遂行中の彼の姿やドイツ軍とやり合う当時のMI5の暗躍ぶりがじっくり描かれた、実話をもとにしたストーリーの感想です。



第二次世界大戦中の地中海を舞台に、連合軍が反抗するための足掛かりを作った作戦がまさか「巧妙なフィクション」だったなんて!そしてそれだけでもビックリなのに、そんな作戦を考え出したのが当時MI5(英国諜報部)に所属していたイアン・フレミング少佐で、そんな彼がのちに映画『007』シリーズの原作を書いたなんて、それ自体がスパイサスペンス映画じゃないかっていうくらいのストーリーです。しかもこの作戦中に何かと茶々を入れたがるMI5トップのジョン・ゴドフリーが、のちの『007』では「M」として描かれるモデルになってるなんて、どんだけフィクションだと思ってたことが本当だったんだと驚いてしまいます。



【『オペレーション・ミンスミート』のあらすじ】

1943年、打倒ナチスに燃えるイギリス軍はドイツ軍の防備に固められたイタリア・シチリア島を攻略する計画を立てていた。そこで英国諜報部のモンタギュー少佐(コリン・ファース)、チャムリー大尉(マシュー・マクファディン)、イアン・フレミング少佐(ジョニー・フリン)らが練り上げたのが、欺瞞作戦“オペレーション・ミンスミート”だ。“イギリス軍のギリシャ上陸計画”を示す偽造文書を持たせた死体を地中海に流し、ヒトラーを騙そうとする奇策だ。彼らは秘かに入手した死体を名付け、100%嘘のプロフィールをでっち上げていく。こうしてヨーロッパ各国の二重三重スパイたちを巻き込む、一大騙し合い作戦が始まるが——。







この作戦のことは戦後も秘密にされていましたが、作戦後10年を経て作戦指揮者のユーエン・モンタギューによって『存在しなかった男』として書籍が発表されました。この主演ユーエンを演じたのは『英国王のスピーチ』『英国総統最後の家』や『キングスマン』など、英国紳士を演じるならこの人!というコリン・ファース。決して派手な展開はありませんが、ジリジリとした相手の心理を読むようなスリルや人間臭さも感じるストーリーは、まるでスパイ小説を読んでいるような極上のスパイサスペンスです。




【戦争はいつの時代も見えないところで動いていた】

この作戦は当時圧倒的に優勢を誇っていたナチスドイツ軍に対して、ヨーロッパ大陸への侵攻の足がかりとなるイタリアのシチリア島を奪還するために計画されました。もちろんドイツ軍は連合軍がシチリア島を狙うことは分かっていたし、そのための兵力を集めていることも分かっていました。そんなドイツ軍を欺くために考えられたのは、英国諜報部のウィリアム・マーティン少佐が反抗作戦の資料を持ったまま海に落ちて死んでスペイン沿岸に打ち上げられた、というフィクション。そのために「ちょうどいい」死体探しや実際には存在しなかったウィリアム少佐の身の上まで作り上げられ、恋人からの写真や手紙まで持って打ち上げられた彼が持っていたのは、連合軍がギリシャから反抗作戦を開始するという偽の書類でした。







その書類をドイツ軍が見たのか?そしてそのフィクションを信じたのか?双方の心理を読み合う将棋やチェスのように、作戦の侵攻とともに静かに進んでいきます。そんな作戦中も机の上で何かの書き物をしながらニヤニヤと見ているイアン・フレミング少佐の姿にも目を奪われて、そんなところから『007』シリーズの元になるアイデアを書いていたのか?なんて思ってしまいます。何よりこの『存在しなかった男』を執筆したのがイアン・フレミングではなくユーエン少佐だったというのも、ベストセラーとなりながらも軍主導な書籍に興味を持てなかったのか?なんて勘ぐったりして、まさに「真実は小説より奇なり」を地でいくような話です。そしてこのミンスミート作戦のあと侵攻されたシチリア島の地理的状況を見ると、現在ウクライナを侵攻しているロシア軍の足掛かりとなったシチリア半島の状況が似過ぎてて、戦争はいつもこんな風に始まっているんだと感じてしまいます。







エンドロールでは実際の人物たちの映像も流れますが、そんな作品と比べると今も情報遮断で優位に立とうとして失敗しているロシアと、個人の発信をいち早く捉えてロシアの戦争犯罪を明かそうとするウクライナと支援する世界各国の姿に、現代ならではの戦争の姿を対比的に感じてしまいます。


やっぱり映画って歴史を知り、いま置かれてる状況さえ想像させてくれるから良いものですねー!





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