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おざわやの代表のブログです

》映画『WAVES』から読み解く愛について

2022.01.17

映画から感じた、宗教によって違う「愛」という感情の扱い方について考えてみるブログ。



映画ってもちろん「楽しい」「ワクワクする」とか「感動した!」なんて感想があったり、それぞれ様々な面白さを感じるものです。でもそれだけじゃなくテーマとして描かれているストーリーから、また自分にはない感覚や気づきなどを得ることもあります。



今回観た映画『WAVES(ウェイブス)」は今話題の作品をどんどん創っているアメリカのA24という製作・配給会社が2019年に作った作品です。このA24はこの10年間に、まったく監督経験のない人を抜擢して面白そうな作品をどんどん作っていて、そんな中からアカデミーを受賞するような作品も出ていることから話題になっています。これまでボクが観ただけでも「エクス・マキナ」「エイミー」「ムーンライト」「ゴーストストーリー」「レディ・バード」「荒野にて」「エイス・グレード」「Mid 90s」「フェアウェル」と、どれも面白い作品というよりも人間の奥底の感情や想いを映像に染みださせたような、これまでにない切り口の作品ばかりでした。



ロゴもカッケー!


この作品は特に最近注目しているケルビン・ハリソン・ジュニアが主演の一人タイラーを演じているので、余計に観たかった作品でもありました。同じくW主演のタイラーの妹エミリーを演じているテイラー・ラッセルは、映画よりもドラマシリーズ「ロストインスペース」でのジュディ役でお馴染み。そして映画評ではよく「プレイリスト・ムービー」というのを見ていましたが、確かに全編にわたって今どきなカッコ良い曲が流れて、それにピッタリな色調だったりカメラワークの映像が印象的でした。



【そんな『WAVES』のあらすじと感想は】

でもストーリーはといえばそんなカッコ良くはなく、ハイスクールに通う兄と妹が一夏に経験するほろ苦い物語。


前半は兄タイラーが父親の夢でもあるレスリング選手として期待を一心に受けていたのに、肩を痛めたところから何もかも上手くいかなくなっていくストーリー。後半は妹エミリーを中心に、そんな兄の転落からバラバラになってしまった家族の再生が描かれています。ストーリー自体は映像にあるようなスタイリッシュさやクールさなんて微塵もなくて、終始胸の奥を抉られるような辛さや悲しみが伝わってくるもの。


ま、人生なんてこんなもんだよねって。





そんなストーリーの中にクリスチャンの礼拝の様子が描かれ、そこでの牧師様の説教から色々思うところがありました。




【キリスト教と仏教の一番の違いは「愛」の扱いかたじゃないだろうか】

「汝、隣人を愛せよ」。これはキリスト教でよく聞く教えですよね。

正直言ってカソリックとかプロテスタントとかキリスト教のことはよく分かりませんが、洋画の中でよく描かれる教会での説教ではとにかくよく愛について語られますよね。キリスト教は「愛の宗教」とも呼ばれて、何より神様は誰でも分けへだてなく皆を愛してくださる、というような事をよく聞きます。まるで「愛こそすべて」とでも言われているかのように感じます。

よく知らないので間違っていたらごめんなさいね。あくまで私観です。



ではそれに対して仏教ではどう捉えるかといえば、お釈迦さまがこんな言葉を残しています。


「愛より憂いを生じ、愛より畏れを生ず、愛を離れたる人に憂いなし、何のところにか畏れあらん。」(法句経)


「愛別離苦(あいべつりく)」と言って、愛するが故に別れたり離れたりする苦しみが生まれると説きます。愛に捉われる心こそが執着であり、一切の苦しみを生み出す煩悩であると考えているんです。



罰を与えるのもキリスト教の特徴


では仏教では何を大切にするかといえば「一切皆空(いっさいかいくう)」として、全てのものは移り変わって留まることがないんだから拘るなと教えています。それは利他の心であり慈悲の心。この「WAVES」の中の家族は愛するが故に苦しみ、愛するが故に捉われて前に進めず「こんなに愛しているのに何故?」とばかりに互いを苦しめ合う。それが様々な事情を知りながらもエミリーのことを大切にするルークと出会い、そんなことから次第に互いの痛みに寄り添えるようになって家族は再生していきます。


どっちが正しいとか間違っているではないけど、お釈迦さまの説いた教え=仏教が海外でも「マインドフルネス」などと持て囃されているのも、まさに今こそこんな考え方が必要とされているんじゃないでしょうか?





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お墓のおざわや  

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