おざわやの代表のブログです
2021.12.16
いつもこういう映画を見ると本当に日本は幸せな国だと思います。
だって宗教や民族の争いをほとんど知らないし、略奪や侵略された経験だってほぼ無いから性善説で居られる。
この作品で描かれている料理好きな少年エイブはイスラエル人の母とパレスチナ人の父の間に生まれた子供で、ご存知の通りユダヤ教とイスラム教という歴史上お互いをまったく相入れないであろうと思われる民族。若い両親はそれでも互いに敬意を払いながら暮らしているけど、互いの両親が集まる食事ではいつも一触即発な空気です。それでもこうして親族が集まって食事をするのを大切に考えるのは共通だから、元々同じルーツのこの二つの宗教教義は余計にタチが悪いですよね。
ニューヨークブルックリン生まれながらイスラエル人の母とパレスチナ人の父を持つエイブは、文化や宗教の違いから対立する家族に悩まされるなか、料理を作ることが唯一の心の拠りどころだった。
誰にも自分のことは理解してもらえないと思っていたところ、世界各地の味を掛け合わせた「フュージョン料理」を作るブラジル人シェフのチコと出会う。 フュージョン料理を自身の複雑な背景と重ね合わせたエイブは、自分にしか作れない料理で家族を一つにしようと決意する。
果たしてエイブは、家族の絆を取り戻すことができるのかー?
この作品を観始めて頭に浮かんだのはジョン・ファブロウの『シェフ』という映画。
離婚によって別々に住んでいる一流シェフとその息子がフードトラックで一緒に旅をする中で、色々な人や料理と出逢いながら互いの関係を再生していくストーリーで、とても大好きなハッピーストーリー。特に楽しそうに料理を作って美味しそうに食べ、それによって周りの人たちも幸せになっていくってサイコーじゃ無いですか?
このストーリーのエイブは12歳で工夫しながら料理を作るのが大好き。両親と幸せに住んでいるけど、その親族が集まっての食事は必ず揉めるから好きじゃ無い。特にユダヤ教での成人の歳になるため、それについてどちらの祖父母共がナーバスになっています。そんなとき偶然に出会ったブラジル料理の屋台でチコの作る料理にエイブは衝撃を受けます。
このブラジル料理というのは、その国家の成り立ちにも由来するような「フュージョン料理」が特色。
ブラジルはそもそものインディオにポルトガル・アフリカ・イタリア・ドイツ・アラブ・アジアと、あらゆる民族が移民している混血国家で、食に関してもそれぞれの良いところを取り込んで発展してきたのがブラジル料理。ここで描かれるブラジル人シェフたちを取りまとめるチコも、ニューヨークでさまざまな食材や味付けを取り込んで人気の料理人です。エイブはそんな料理を学びたくて通い詰め、次第にその根気と発想力を認められていきます。
そんなぶつかり合うことの多い2つの民族を、ブラジル料理と同じように「フュージョン」するようエイブが仕組んだ食事会は思惑通りに成功するか?がこの物語のキモになります。
この作品を作ったフェルナンド監督自身もブラジル出身ながら、ユダヤの血を受け継ぐ自らのルーツやアイデンティティをこの作品にも描き出そうとしていたようです。そしてこのエイブを演じたのは「ストレンジャーシングス」での好演から監督が見初めたというノア・シュナップで、以前観た「ブリッジオブスパイ」でもトムハンクス演ずる弁護士の息子役が印象的でした。12歳という幼さとしっかりした両面を持ち合わせつつ、親族を繋ごうとする心の強さを持つ役をしっかりと演じていました。対するチコを演じたのはブラジルでは国民的な人気のアーティストだというセウ・ジョルジ。この作品ではその機会はありませんでしたが、ギターの演奏やその歌声は胸に響くものがあります。
もちろん現実はこんなドラマみたいに容易くはないけれど、もしもただ「楽しい」や「美味しい」だけで人が繋がっていけたら、戦争なんて要らなくなるのかもしれないですね。
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