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おざわやの代表のブログです

【アメリカの子供達に寄り添い続けたMr.ロジャース:映画『幸せへの回り道』鑑賞記】

2021.06.25

日本ではほぼ知られていないけどアメリカ人ならほぼ知っているであろうMr.ロジャース。その人となりや人生を描き出したストーリーがとても素敵だった作品の感想。



いつものようにプライムビデオからリコメンドされた作品の中に、大好きなトム・ハンクスの主演作ながら全く見覚えのない作品がありました。それは「幸せへの回り道」といういかにもトム・ハンクスらしい作品名で、こんな作品をなぜ知らなかったんだろうと不思議に思ったくらい。しかもアメリカでの公開が2020年11月となっており、いくらこのコロナ禍だとしても延期にはなっても全く知らなかったのに驚くほど良い作品でした。



原題を「A Beauiful Day in The Neighborhood」というこの作品は、アメリカに実在したフレッド・ロジャースという子供向けテレビ番組を制作・司会していた人が取材された、『エスクァイア』(Esquire)という男性雑誌の記事をもとにした伝記的映画です。このフレッド・ロジャースを演じたのがトム・ハンクスで、取材した記者役のロイド・ヴォーゲル(実際はトム・ジュノー)は「ペンタゴンペーパーズ」以来の共演となるマシュー・リス。その番組「Mister Rogers’ Neighborhood」は1968年から2001年まで30年余りの間に895回放映され、パペットやミスターロジャースの独特なゆったりとした喋り口から、子供たちが生きていく上で必要な道徳的な考え方を教えるものだったそうです。




【「幸せへの回り道」のあらすじ】



記者のロイドは物事を斜に構えぎみで、愛する妻と生まれたばかりの我が子で暮らしています。そんなある時、彼は元々折り合いの悪かった父親を姉の結婚式で殴ってしまいます。そんなロイドが有名な子供番組の司会者のフレッド・ロジャースを取材するよう言われ、渋々ながらもその元を訪れますが実際に会うと余計にロジャースの態度が気に入らず、不満げ。それでも何度か会ううちに子供たちがロジャースには心を開いていく様子に惹きつけられていき、次第にロイド自身がロジャースに胸の内を明かし始めます。


「起こるのは、いつでもやめられる」


ロジャースは初めて会った時からロイドが心の奥に問題を抱えていたのを見抜き、番組の中でも子供たちにそうしていたように彼の心を癒していきます。







【日本ではまったく知られていないロジャースの功績】

日本でいうなら「おかあさんと一緒」とか「ポンキッキーズ」のような番組なのでしょうが、それ以上にMr.ロジャースは作曲家であり大学卒業後に入った神学校を出て長老派教会の聖職者として、テレビ業界を憂いて作った番組が「Mister Rogers’ Neighborhood」でした。ロイドが扱うパペットや街のミニチュア、そして彼が作曲した歌を含めた世界観が見る人たちを癒していく。それを再現した映像を見ているこちらまでホンワカとした気持ちになってしまうのは、やはりそんなロジャースを演じたトム・ハンクスの職人芸ともいえるような名演技。


きっとMr.ロジャースが余りにも知られなさ過ぎて、日本では上映の機会が無かったんでしょう。



そしてこの作品とは別に、Mr.ロジャース本人のドキュメンタリー映画がNetflixで配信されていました。



Mr.ロジャースのドキュメンタリーNetflixで配信されてます



こうして比べると顔が似ているという訳じゃないのに、両方を見るとトム・ハンクスの演じ具合がハンパ無いことがよく分かります。


子供たちに「そのままの君が大切なんだよ」と伝え続けた番組「Mr Rogers’ Neighborhood」。テレビだからこそ伝えられることと、テレビだからこそ伝えたく無いことを真摯に向き合って伝え続けました。そして子供だからと耳や目を塞ぐのではなく、イラストやパペットたちに語らせることでオブラートに包みつつ、これから子供たちが直面する世界を伝えます。




Mr.ロジャースとパペットのダニエル


時にはスタジオに子供たち本人を招いて会話し、時にはフィールドワークに出かけたり工場や建設現場の機械のしくみを教えたり。そしてある時は大人たちが避けて子供たちにほとんど語ろうとしない「湾岸戦争」の恐ろしさに対してさえ、子供たちは絶対に守られていると伝え、親たちには子供たちを見守ってほしいと訴えます。



そして更にベトナム戦争の頃、戦費を増額したいニクソン大統領が目の上のタンコブな公共放送協会への補助金を打ち切ろうとして開かれた公聴会では、ロジャースのスピーチに心を動かされた委員長が逆に増額を約束。そんな2千万ドルの補助金を得たシーンは、トム・ハンクスによる印象的なシーンにも使われています。
さらにドキュメンタリー映画ではエスクワィア誌記者のトム・ジュノー本人も出演し、ロジャースとの思い出を語っています。




1997年ロジャースがエミー賞を受賞した時のスピーチ


【スピーチの機械翻訳】

「とても多くの人が私が今夜ここに来るのを手伝ってくれました。あなた方の何人かはここにいて、何人かは遠くにいて、何人かは天国にさえいます。私たち全員には私たちを愛してくれた特別な人がいます。 私、あなたがあなたであるようになるのを助けてくれた人々、あなたを気遣い、人生であなたにとって最高のものを望んでいた人々について考えるために10秒。10秒、私は時間を監視します。あなたが考えている人は誰でも 、彼らがあなたが作ったと感じる違いを知ることはどれほど喜ばしいことでしょう。あなたは彼らが私たちの世界を提供するのにテレビがうまくいくような人々であることを知っています。私の家族、私の友人、そして公共放送の私の同僚に特に感謝します。 ファミリーコミュニケーション、そして私を励まし、私を許してくれたこのアカデミーに、これらすべての年があなたの隣人になることを許してください。神があなたと一緒にいてくれますように。ありがとうございました。」




二つの作品を観た後にこのスピーチを聞くと、英語の意味はあまりよく分からないのに何故か泣けてきそうです。是非合わせて見てください。





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