blog詳細

おざわやの代表のブログです

【ディケンズの原作を元にした映画を観た感想とポリコレについて】

2021.01.15

またまたFilmarksのオンライン試写会が当たって『どん底作家の人生に幸あれ!』を見て感じた、ポリティカル・コレクトネスについてをブログに。



ちょくちょく応募している映画批評サイトFilmarksのオンライン試写会。これまで『博士と狂人』『GOGO94歳の小学生』など鑑賞させて貰いました。そして今回また興味深い作品を試写させて貰ったのは、19世紀のイギリスを代表する作家チャールズ・ディケンズの代表作「デイビッド・コパフィールド」を元にした『どん底作家の人生に幸あれ!』。


この物語は映画にもなった「クリスマスキャロル」や「大いなる遺産」で知られるディケンズが、自らの人生を投影して作ったと言われる半自伝的作品と言われています。




【あらすじ】

早くに父親を亡くしたものの、優しい母と面倒見の良い乳母に育てられたデイビッドは、周囲の変わり者たちの特徴や言葉をメモに書き留めて登場人物にしたてて、空想するのが大好きな少年でした。でもそんな幸せな生活は、言葉巧みに母親に取り入った暴力継父によって一変。デイビッドは都会の工場に売り飛ばされ、残された母親は心身ともに病んで亡くなってしまいます。それを知ったデイビッドはたった一人の肉親の叔母を頼りに工場を逃げ出します。それから出会う様々な人々の人生と交錯する中で、デイビッドは恋に落ちたり騙されたり。そんな中で成長していきます。




人生って多種多様な人々との関わりの中で紡ぎあげられていくパッチワークのようなものじゃないでしょうか。この作品は不遇な生い立ちから作家「デイビッド・コパフィールド」として成功するまでを回想しながら振り返るようなストーリー仕立て。

そこには友情あり。愛もあり、裏切りもある。
そしてそんな物語にイギリスならではの階級格差社会を織り込みつつ軽妙な社会風刺のような笑いも入って、まるで紙芝居かよしもと新喜劇の様にパタパタと場面の入れ替わる物語。
そしてもしかしたら観ているこちらを、自らの人生を振り返って作品作りをするディケンズ自身の目線で感じさせようとしているのかな?とも想像させられる作品でした。



この原作となった「デイビッド・コパフィールド」は調べてみると、20世紀初頭のサイレント映画から数えると既に5回も映画化されています。それほど魅力的な小説ながら原作は全5巻にもなる長編の作品なので、2時間程度にまとめるには監督の裁量がものを言います。今回のアーマンド・イアヌッチ監督はコメディ的要素をより際立たせることで物語が重くなり過ぎないように展開が早くされていた分、なかなかストーリーに入り込めないような感じもありました。



そしてあえて特定の人種に偏っていると思わせない配役をしているのも入り込めない原因の一つかも知れません。それが《ポリコレ=ポリティカル・コレクトネス》という最近の大きな流れだとか。




【差別や偏見を感じさせない様な配慮がポリコレ】

この言葉はご存知でしたでしょうか?

ボクはこの作品のことを調べていて知りましたが、今回の配役にもイギリスのお話しながら主人公を演じたのはインド系イギリス人のデヴ・パテル。ウィックフィールド役のベネディクト・ウォンは香港系イギリス人だったりと、原作の設定とは全く異なる見た目の役者を配することによって、いかにも純然たる英国を感じさせない様にされています。



画像はGAGA公式サイトより


確かに現代では世界の流れとして移民を受け入れる国も多く、混血や見た目は外国人の様に見える自国民も増えていますよね。でもそんな感覚は我々日本人にはまだまだ遠い世界の話の様に感じてしまうのも確か。今作も見ていて、まずはそんな配役で「どこの国の物語?」と困惑させられたところがあります。なのでボク的にはもっと原作に忠実な世界観を作ったほうが、もっと物語に入りこめるのに!なんて感じてしまいました。



画像はGAGA公式サイトより


でも差別や偏見って、悪気がなくとも相手にとって少しでも「ん?」と思わせたらダメ。それはパワハラやセクハラにも通じていますよね。そんなことを感じさせない為に配慮されるのがポリコレなんだと初めて知って、ボクら日本人もいずれは通る道なのかも知れないな、と思いました。



でも考えようによっては、こんな配慮をしなければ吊し上げられるような事態になるかもって、逆に息が詰まるというか言い知れず閉塞感を感じてしまうような気もしてしまいますよね。





【もしお墓でこんな悩みがあればお気軽に当店へ ご相談ください】 

・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい

・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易く建て替えたい

・お墓を少しキレイにこざっぱりしたい

・お墓に名前を追加して彫りたい

・お墓が壊れていて直したい

・墓地に草がたくさん生えて困っている

・お墓の汚れが落ちなくてスッキリしない

 他にもとにかくお墓で困っているー!という方は、まずここからボクに連絡くださいね。



【店舗情報】

お墓のおざわや  

店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101

電話番号 : 052-734-8102 

営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)   

営業時間:朝9時から夕方5時まで





【 弊店への車でのアクセスはこちら】

店舗の前に2台分の駐車スペースがあります

少し止めずらいですがお使いくださいね







【 電車やバスでお墓のおざわやにお出での時は】

地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。

とにかくまず始めにお電話でご予約くださいねー!