【今更だけどやっぱり：劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』鑑賞記】

封切りから2ヶ月以上経っても、いまだ人気が衰えない鬼滅の劇場版第2作目。もういまさら感想書いても、と思いましたがやっぱり書いておこうというブログ。

少年雑誌の連載から始まり、4年に渡る物語は昨年すでに完結した漫画『鬼滅の刃』。その映画化された第２弾の無限列車編は昨年10月に封切られ、この感染禍に惑わされる中ながら、ついに昨年末には歴代興行収入一位にまで昇り詰めました。ボク自身は話題になっているから、とネトフリでアニメ版を見てどハマり。ムスコくんが持っていた漫画を見せてもらっていて、とても好きな漫画ではありりました。

【『鬼滅の刃（きめつのやいば）』って知ってましたか？】

アニメ版と漫画版の絵のトーンや主人公たちのトーンが違う！というはなしもありましたが、ボクはそれぞれに良さがあると思ったので特には気にならず。でも内容的には結末まで見ているので、それほど劇場版には興味は湧きませんでした。でもテレビで放映された第一弾の劇場版を録画していたものを昨年末に見て、やっぱり劇場版も観ておきたいなと、先日５日にムスコくんと共に劇場に足を運びました。

最寄りのショッピングモール、赤池プライムツリーのTOHOシネマズでは今だに通常版と４DX版が1日５回ずつ上映しています。一時Twitterで「田舎町の電車の時刻表より多い（笑）」と話題になったりしましたが、それもいまだに変わらず。そして４DX版はネット予約しようとしても毎回混雑していて、たぶん2回目や3回目の鑑賞の人たちがこぞってこちらで観ているのかなあと想像させます。

ボクも折角見るのなら迫力ある４DXで！と思ったのですが、一緒に行ってくれるムスコくんは通常版が観たいそうで、泣く泣くそちらで鑑賞することに。

【あらすじ】

竈門炭治郎と妹の禰󠄀豆子、我妻善逸、嘴平伊之助の4人は指令を受けて、鬼を退治すべく無限列車に乗り込んでいる煉獄杏寿郎と合流する。これまで何人もの鬼狩りがこの列車に乗り込んだものの誰一人帰って来ず、最強の柱（はしら）と呼ばれる煉獄杏寿郎が送られたのに現れた鬼はあっという間に討伐。

誰もがその勝利に酔う中、ただ一人炭治郎だけは言い知れぬ違和感を感じていた。

【ネタバレなしの感想です】

この作品は何よりも、ほとんどの人が結末の判っているストーリーです。

もちろん漫画を読まずに映画だけ見ても十分に楽しむことができるストーリーでもありますが、やっぱり結末知ってるにも関わらず何がここまで惹きつけるんだろう？と思いながら観た今作でした。そこで感じたのは当然ながら漫画と映画の違い。自分から物語を読み込もう！と思うのと、映像や音が向こうから入ってくるという違いです。これまで漫画で自分の頭の中に作っていた自分なりの登場人物たちが、それぞれの姿や動きで語り始める事で更にイメージが膨らんで、それまで以上に身近な存在に感じた事です。

劇場へ「煉獄さんに会いに行こう！」とかね。笑

それとこのストーリーの続きの展開と結末を知っているからこそ、それぞれの登場人物たちが今後どう戦い成長していくかも知っている。なんなら敵役の鬼でさえどうして鬼になったのか、どんな悲しみを怒りに変えてきたのかも知っているという物語の広がりさえ自分の中にあるという事です。もしかしたら観ているこちらの一人一人の中に描いているストーリー観は、それぞれで全部違うかも知れないと思うほどです。それはひとえに原作の世界観というか、懐の広さや深さから来るものなんじゃないかって。

そして登場人物の誰もが憎しみや恐怖心、虚栄心のために戦う中で、今作では煉獄杏寿郎と竈門炭治郎だけは「炎＝愛情」で戦っているのが一つのメッセージではないかと。そしてその象徴が二人に共通するのがあの「笑顔」なんじゃないかな、と思いました。

そんなラストはやっぱり！涙チョチョ切れてしまいましたよね〜笑

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