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おざわやの代表のブログです

【英知と意地のカタマリを編纂したのは凶人?それとも:映画『博士と凶人』試写鑑賞記】

2020.10.10

映画レビューサイトFilmarks(フィルマークス)で試写会に当選して、オックスフォード英語大辞典を編纂した2人の物語を観た感想をブログに。



昨日のブログにも少し書きましたが、映画好きが集まってそれぞれの感想を投稿するレビューサイトのFilmarks(フィルマークス)に2年前から参加しています。そもそも映画をここまで好きになったのもこのサイトを知るきっかけも、短パン社長さんが紹介されていたおかげなのですが、他の人のレビューを読んだりすると自分の印象との違いに発見があったり、観たことのない作品をフォローさせていただいてる人たちがオススメしていたりして楽しい。そして昨日書いた食事会でも別のアカウントを持つ皆さんと繋がったりと、とにかくすっかりお世話になってるサイトです。


今年に入ってからも色々な作品を映画館だけじゃなく、動画配信サイトなどでも鑑賞したものをレビュー投稿してきました。その数はや100本目ってまあまあ観てますね笑。


そんな区切りに観た1本は、フィルマークスの中のサービスとして配信されているwebマガジン「FILMAGA」で紹介されていた試写会に応募していて当たった伝記的映画『博士と凶人』。でも試写会とはいっても、これまでのような劇場で上映されるものではなくオンラインでの配信。スマホなどでの視聴はできないなどの制約はありますが、視聴期間中なら家でゆったり観られるし一時停止も巻き戻しも自由ってサイコーです。ビール無くなったら取りに行けるし、トイレも行ける!笑。

良い時代になったもんですねー。これもやっぱりコロナのおかげかな?




【「博士と凶人」のあらすじ】



オックスフォード大学では英語の全てを網羅した辞典「オックスフォード英語大辞典(OED)」の編纂を続けてきたが、その作業は22年が過ぎても捗らず。貧乏な家に生れながらも独学で言語学を研究してきたジェームズ・マレー(メル・ギブソン)は全く違う角度からのアプローチを提案、その編集主幹の役目が任されます。それは世界中の英語を使う人々の「ボランティア」による英語の引用を集めるというもの。初めはそれでも捗らなかったが、ある時届いた大量の手紙から、その編纂作業は飛躍的に進み始めます。しかしその送り主は南北戦争で精神に異常をきたして殺人を犯してしまったウィリアム・マイナー博士だった。





この元になったベストセラーのノンフィクション小説を読んだメル・ギブソンが、その映画化を懇願。20年の時を経てやっと映画化されたこの作品は、これまで余り語られてこなかった真実を描き出しています。


メル・ギブソンといえば「マッドマックス」の主演から始まったキャリアですが、その後の「ブレイブハート」や「ハクソーリッジ」では監督でもアカデミーの常連に。そしてどちらかといえばこれまでは肉体派なイメージでしたが、今回は独学で学んだ語学能力と他にはないアイディアで編纂を進める学者マレーを演じています。対するマイナー博士を演じるのはショーン・ペン。「アイアムサム」や「ミスティックリバー」など、これまでも難しい役どころを演じさせたらピカイチな彼が、南北戦争によって精神的にダメージを受けて過ちから殺人を犯してしまったマイナー博士を演じています。殺してしまった男の妻子を援助し続け、やがて心通じるものの、それが更に自らを苦しめていくことになる。題名の中にある「博士と凶人」のどちらもがマイナー博士の中に同居しているようなキャラクターを見事に演じきっています。しかしマイナー本人についてはこれまであまりよく知られていないようで、マレー博士の計らいと時の内務大臣ウィンストン・チャーチルによってアメリカに送還されたその後についてはよく判らないようです。それにしてもチャーチルはいろんな映画に絡んできますが、その分だけ当時の世相を語るには外せないほどの影響を与えた人ってことでしょうか。


それでいえばマレー博士(この編纂作業の成功によって博士号を得る)だって、この編纂作業のために家族との時間を犠牲にし、残りの人生を全て賭けたといっても過言じゃ無くて、そんな意味では「博士と凶人」のどちらの面も持ち合わせているといって良いんじゃないでしょうか。そもそもこの大辞典には当時使われていた英語の語句全てにおいて、その言葉の出自から変遷までを全てつなぎ合わせて検証されています。現代であれば分からない言葉があればググればいい。ウィキ大先生もいればツイッターだってほどほどには検索できます。ところがマレー博士が編纂主幹に選ばれたのは1879年ですから、彼が集めた手法の郵便ですら今とは全くスピードが違う時代。その後の30年余りでその作業をどんどん進めて1927年の完成へつなげたものの、結局彼自身はそれを待たずして病死しています。



2人の名優の演技が光ります


2人の偉人やその家族、そして夫を殺された夫人まで巻き込んでの偉業は、現代にまで残る最も信頼の置けると言われるこの大事典の礎となっています。でもこの事典が完成したとはいえ、言葉はずっと生まれ変わり続けているってことは編纂だって続いている。現在で販売されているのは第2版のもので、いまでも第3版が編纂され続けているそうです。


現実は小説より奇なりなんて言われますが、天才と奇人・運命と宿命・男と女・愛しさと切なさと心強さと笑。色々な思いが詰まったこの大辞典を読むことはないと思うけど、こんな歴史の元に今のボクたちは生きているということを感じた、そんな作品でした。





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