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おざわやの代表のブログです

情報は多いけどちゃんと見てないと勘違いしちゃう

2019.07.25

まだ梅雨明けは発表されていないものの充分に暑くて、すっかり夏モードな名古屋。現場監理に出ると半日もしないうちに全身汗まみれになってしまいます。









来週辺りからお盆に向けてお付き合いのある寺院さまでのお手伝い業務が続きます。そんな時は外の炎天下がほとんどで、これからどんどん真っ黒に日焼けしていきます。でもそんなお仕事をするときにお相手するのは、皆お寺の檀家さんなのでこれまでに担当させていただいたお施主さまも多くて、お久しぶりな挨拶が出来て楽しいんですよね。そりゃ暑いのは身体に応えますが、それを越える喜びがあるんです。





色々な情報を精査する方法ありますか?

最近テレビを付けると(あまり見ませんが)吉本興業と芸人さんのイザコザばかりが取り上げられてて、見るたびそんなに大事なことがこの問題の中にあるのかな?って思ってしまいます。今回の件、ボク的にはやっぱりそんなお金を受け取ってしまったのが一番悪い。もちろん詐欺で得たお金だったなんて思わなかっただろうけど、いきなり100万円ものお金貰うなんて普通無いんじゃないでしょうか。そんなアヤシイ人たちから守るためにマネジメントする会社はあるはずで、そんな会社を通さずにお金を貰っちゃったんだから、その責任は自分で取るしかない。そして会社はそんな社員が出た時点で、芸人さんを伴ってすぐに謝罪するべきだったと思う。キチンと社員教育出来て無くてスイマセンてね。あとは税金キッチリ払って社内での扱いの問題で終わりの話だったのに、変な方向に盛り上がっちゃってる。まあここまで来たらキッチリ契約し直すなりしてもらえば良いだけで、世間の皆さんが見守る程のことじゃない。

いやもっと見守ることあるんじゃないの?って。





これは選挙前のツイートですが既に大切なことが出てこないことにちょっと苛つき気味



そもそもいつの間に情報エンターテイメント番組はお笑い芸人だらけになったんでしょうか?司会は売れてる芸人さんでコメンテーターは少し売れてる芸人さんとヨゴレの芸人さん。アナウンサーや弁護士などが弄られて、シメに良いこと言うのも芸人さん。そして今回の場合はその話題も芸人さんて、世の中に芸人さんしか居ないのかって。もっと大事なことがありますよね。





情報が多過ぎて迷ってしまうことありませんか?

今回の件だけじゃなくてもボクらの周りにはSNSなどから色々な情報が簡単に手に入って、逆にテレビもツイッターなどからニュース映像を探す時代。なんならググるよりもツイッターの方が最新の情報が手に入ったり、繋がりのある人たちから自分の好みにピッタリの良い情報が入ってきたりします。だからSNSさえ見ていればテレビは必要ないとも思えるくらい。でもそんなSNSから流れる情報だけを鵜呑みにしていると、一方的な情報に流されてしまうこともあって怖いですよね。

そんな本を以前に読んだことを思い出して読み返してみました。









例えば世界の抱えてる問題。

質問。極度の貧困にある人は世界でこの20年に

1.2倍になった

2.変わらない

3.半分になった

世界中でこの質問に正しく答えられた人の平均は約10%で、その答えが3って意外じゃないですか?





FACTFULNESSという考えかた

この本は尊敬するオクノヤさんがオススメしていたので読んでみたのですが、中身が濃すぎて今ひとつ捉え切れてないというか、今までこの本に関してブログに書いたこともない。いや、書けなかったんですね。

この本を書いたのはスウェ−デン出身の医師のハンス・ロリングさんで、国境無き医師団などで見てきた世界の実情から多くの勘違いに気付いて、そんな「勘違い」を解いて回った方。既に他界されていますが、2年前に出版されたこの本はあのビル・ゲイツが大絶賛されたそうです。

その主な内容は「思い込みを捨てて正確なデータを元に世界を正しく見よう」ということ。他にも何らかの予防接種を受けている1歳児は世界全体の8割にも昇るとか、いくらかでも電気が使える人は世界人口の8割もいることとか。著者がベトナムを旅して驚いたのは、20年にも渡るベトナム戦争の記念碑はたった1m程度で、その前のフランス統治200年から独立した記念碑は4mほどで、中国との2千年にも及ぶ戦争の記念碑は何十メートルをある大きなものだったとか。ボクらが知ってるのはアメリカとのベトナム戦争だけですもんね。

これらの事実は、ある一方から見た情報に囚われていると、物事を正しく見ることができなくなってしまう事を示しています。そもそもジブンがどっち側なのかすら見えないですよね。


もっと言えば最近、日本を旅する海外からの旅行客が多いですが、日本の文化に興味を持って頂いているのは有り難いところですが、それ以上にヨーロッパやアメリカ。香港などに比べて物価が安いことも理由なのはご存じでしょうか?こんなに物価安いのにサービスやホスピタリティが最高って、旅行者にとっては何より嬉しいでしょうが、この国で生活している我々には感じにくい部分です。


そんなことも含めて若い皆さんには早いうちに世界の実情を肌で感じて欲しいし、年配の皆さんもそんな現在の日本の立場を知って欲しい。そんな身の回りの情報の正しい見方に気付かせてくれるこの本。やっぱりオススメです。



色んな思惑があって流れる情報に流されずに、自分なりの視点で判断。そして自分なりの考えを持つ事って大切じゃないかって思います。良ければ読んでみて下さいね。

では今日のブログはこんなとこで!