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》ツタンカーメンのお墓が現代に語りかけること

2022.11.15

昨日初めて伺ってみた愛知文教大学のサテライトカレッジは、お墓を通じて古代エジプトからのミステリーなメッセージを読んでいるような講座でした、というブログ。



以前に友人が企画してくれた浮世絵と古代エジプトから残るパピルス紙を比較してみるというセミナーから、愛知文教大学が地域貢献のためのサテライトカレッジを開かれていると聞いて、その中でもツタンカーメン王の埋葬についての講座があるということで昨日聴講してみました。




誰でも申し込める魅力的な講座がいろいろあります



1922年にツタンカーメン王墓が発見されて100年にあたる今年を記念して開かれているというこの講座。


ちなみにツタンカーメン王のお墓と聞くとエジプトはギザのピラミッドを想像される方もいると思いますが、実はツタンカーメン王のミイラはピラミッドではなく「王家の谷」と呼ばれる古代エジプトの王族のお墓から発見されました。古代エジプトから石碑などに残されたクサビ文字が破壊されていたためにずっと知られずにいたツタンカーメン王でしたが、1922年に発見された墓の中には副葬品も含めて完全な形でミイラが発見され、その碑文からやっと存在が判明しました。ボクら昭和な世代としては「ツタンカーメン王の呪い」といった、まことしやかな噂ばなしに胸をドキドキさせていた黄金のマスクが思い浮かびますが、現代ではそんな話以上にミイラのCTスキャンやDNA鑑定による解析が進んでいます。



昨日の講座ではそんなツタンカーメン王ではなく、ツタンカーメン王の死後に起こったことが紹介されていました。




ちなみにこれは江戸時代にフランスに向かった侍たちが立ち寄ったスフィンクスの写真




【お墓が紀元前の王族の人柄までも偲ばせるとは】

ツタンカーメン王は10歳くらいで古代エジプトの王に即位し、その父親はアクエンアテンで母親はその実妹だったことも最新のDNA鑑定が解き明かしています。さらにはツタンカーメン王妃のアンケセナーメンもツタンカーメンの異母妹って、どれだけ血族にこだわっていたかが知れますが、それが災いしたのかツタンカーメンの子供は二人が胎児のミイラとして残っているだけで、直系の王族としては最後の王としても知られています。さらにはツタンカーメン王の死後、王妃アクエンアテンが王の座についたものの後を継ぐ子供をもうけるために、友好国のヒッタイト(現在のトルコ)王に書簡を送っていたことが遺跡から発見されました。そこには王の候補者との結婚を嫌ってるのでヒッタイト王の息子を一人エジプトに寄越してくれと書かれてあったのですが、それに応えてエジプトに向かったヒッタイトの皇子ザンナンザは誰かの計略によって途中暗殺されてしまいます。


まるでサスペンス映画のような展開に驚いてしまいますね!




ツタンカーメンと王妃アンケセナーメンを描いた織物とDNA鑑定によって二人の子供だとわかった胎児のミイラ




そんな計略が失敗に終わったためにアンケセナーメンは、ツタンカーメン王の後見人の一人だった宰相のアイ(当時80歳前後!)と結婚して、彼が王位継承。しかし高齢だったために4年後にアイは死んで、その跡をアイが指名していた軍司令官のナクトミンが継承するはずがツタンカーメンのもう一人の後見人だった、将軍ホルエムヘブが彼を打ち倒して王位を継承します。


この辺りもかなりサスペンス的な匂いがしてきますよね?笑




【その後遺跡からアイとツタンカーメンらの名前が消されていく】

そうして王位を継承したホルエムヘブはアイの墓に描かれた絵からその名前や顔が分かる部分を執拗に削り取り、誰だか分からなくしてしまいます。そしてツタンカーメン王が墓が発見されるまで歴史上知られていなかったのは、王位継承者の名が記された名簿から削除されていたからですが、これも彼の仕業らしくツタンカーメン王らの業績までも自分のものとして編纂。



さらに調査で分かってきたのはホルエムヘブの妻だったムトネジュメトの死因で、彼女のミイラを調べると骨盤が小さ過ぎて子供を産むことは難しいと思われるのに2度の出産の失敗の痕跡と、3度目の出産時に40代半ばで胎児と共に亡くなっていること。そこまで実子にこだわって結局死産で妻まで死なせてしまうという執念深さを思うと、アンケセナーメンが結婚することを嫌がっていたのはもしや彼のことで、アイはヒッタイトへの書簡や皇子を迎える計略も手伝っていたのでは?とか、それが失敗に終わったため80歳という高齢のアイと結婚するなんて暴挙(笑)に出たんじゃないだろうか?なんて想像してしまいます。


実際にヒッタイト皇子ザンナンザの暗殺はホルエムヘブの仕業という説も濃厚らしく、ますます歴史ミステリーの舞台裏を覗いているような気分になりますよね。







DNA鑑定の精度が上がったことや、CTスキャンなどの調査から法医学的な考察まで加わることで、どんどん紀元前の王たちの性格までも窺い知れるなんて、驚きを通り越えて面白くさえ感じてしまいました。



ちなみに愛知文教大学のこの講座はコチラから誰でも申し込みできますし、王家の谷の王たちの墓に描かれていた美しい装飾はこちらから「Valley of the KIngs」というサイトに行けば精細な画像で見ることができますので、ぜひ一度その美しさをご覧になってみてください。





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・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい

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