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おざわやの代表のブログです

》チャンスがあるなら旅に出よう!

2022.11.12

やっと世間が動き始めて海外旅行にも出やすくなった今だから、チャンスがあるなら世界へ出掛けて文化の違いを肌で感じるべきと思った、昨夜のおもしろ学校について。



昨夜開催した《おもしろ学校》では、総合の授業としてグアテマラの日本人学校で教壇に立っていた戸田先生に、現地で体験してきたことをお話しいただきました。戸田先生にとって海外への赴任はブラジルに続いての2カ国目?だそうですが、美術が主な教科ながら小中学生が一緒に学んでいたグアテマラでは教師も少なくて家庭科や他の教科も教えていたとか。そしてまず現地に行って驚いたのは、日本人学校用に用意された教科書が使われずに、間違った算数を教えられていたとかもあったそうです(笑)。



でもまずグアテマラが未だマヤ文明の色濃くとても自然豊かで、とても暮らしやすい気候なのと反対に、南米と北米に挟まれた「北部三角地帯」と呼ばれる治安の悪い国であること。そして先生が赴任されていたのはグアテマラの都市部だったので、銃を使った強盗や殺人なども日常的に起こっていたそうです。それでも休みのたびに田舎町に出かけていたのは、以前ブラジル赴任の際には仕事以外特に何もしていなかったので、帰ってきた時に「ブラジルはどうでした?」と皆に訊かれるたび何も話のネタを持って帰ってこなかったことが悔やまれたので今回は!と現地の人々との交流をしよう決めていたそうです。そうして向かった先では地元の子供たちが通う小中学校を訪問すると、子供たちの方も戸田先生を歓迎しようと民族衣装を着て踊ってみせてくれたりして、子供たちの純朴な笑顔に癒されたり感動したり。


そんな中で知り合った何人かの現地の人たちとは、今でもFacebookなどで交流があるそうです。






先生は日本の文化として私費で、大きな筆で書を書くパフォーマンスをやってみせていたそうです



先生は有り合わせで作った大筆で”書”や絵を書くパフォーマンスを見せていたそうですが、そんな様子は現地の新聞でも取り上げられるほどで、あちこちからお誘いが来るようになったそうです。そうして現地の人たちと直接交流してみると貧富の差が非常に大きいことや、我々の知るグアテマラのコーヒーなんて高価過ぎて地元の人たちは飲めないこと。さらには様々な文化や言語(国内だけで22言語も!)が入り混じるという独特のお国柄が見えてきたそうです。でも子供たちはみんな屈託なくキラキラ輝くような笑顔を見せてくれるから、先生も私費を投じてこの活動を続けられたそうです。


ただあくまでそんな活動はボランティアだし、教師としてのその間の月給や帰任後に受けた扱いを聞くと「やっぱり日本だね…」と逆の意味でカルチャーショックを受けるかもしれません。笑







【他の国の文化を肌で感じることの素晴らしさ】

授業後に先生ともいろいろお話ししましたが、ボクもこれまでにニュージーランド・中国・韓国・台湾・インド・フィリピンなどに行っても、どこも観光地巡りだけではその国の文化なんて見えてきませんでした。やはり現地の人たちの暮らしに触れて、言葉は分からなくてもこちらからコミュニケーションを取ろうとすれば、相手も何とか理解しようとしてくれる。そんなところから生まれる触れあいや笑顔、そして何より匂いや肌感なんていうものは実際現地に行ってみないと分かりませんよね。



確かにグアテマラのように危険な場所やシチュエーションもあるから、何も考えずに飛び込むのは危険です。それでも現地での暮らしや人々の様子を見ることで、日本という国の立ち位置や当たり前に思っていたイメージがまったく変わってしまうようにも感じるし、その分だけ自分の意識が広くなるように感じます。どちらが良いとか悪いとかの問題じゃなく、違う文化や暮らしぶりや考え方があるんだということを知っておくには、やっぱりその眼で世界を見に行くのが一番だと思います。







旅は人を育てる。


これはいつの時代も間違いのない事実だし、先生が言われるように始めるのに遅すぎることはありません。そしてまだ若いうちなら尚さら、気になることや場所があるなら、そしてそんな旅に出かけるタイミングが巡ってきたなら迷わず飛び込んでみるといいと思います。そして旅には行けないとしても、こんな風に学べる場があるのならYouTubeで知ったようなきにならず、どんどん出かけていくといいと思います。





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