》小さな傷でもキチンと手当てしましょう

ほんのちょっとのキズと放っておいたことから、深夜の救急病院に駆け込むことになった昨夜に思ったことをブログに。

誰でも生活の中でちょっとした傷や怪我などしてしまうことがあると思いますが、例えば血が出ているとか酷い傷だったりすると、何らかの治療をされると思います。昭和世代なボクらは子供の頃に怪我して帰ると必ず《赤チン》と呼ばれていた、今でいうヨードチンキをベタベタと塗って、その後はオロナイン軟膏を塗ってバンドエイドというのが決まりごと。下手に体液が止まらないようなら謎の黄色い粉を振って、無理にでもカサブタを作ってしまうのが治療法でした。

でも最近では怪我をした時は水洗いだけして消毒しないというのがセオリーで、カサブタを作らせないのが基本。それは身体が自然に治そうとする力を活かすため、消毒液を使うことで体内の免疫などの邪魔をさせず、さらには傷口を乾燥させないのが早くキレイに治す方法です。以前は傷をカバーするだけだった絆創膏だって、今では様々な形で傷を早く治すという機能を持ったものが数多く出ています。

こんな風に家庭で手軽に、しかもキレイに傷口が治せるってとても有難いし、一度使うとやめられないほど高機能です。ただこんな機能を活かすためには使い方のコツがあって、それは傷口を消毒するんじゃなく流水でゴシゴシ洗いすること。傷口に残ったゴミや千切れた皮膚などが残っていると、そこから化膿してしまうために綺麗にするのが絶対条件です。

ただこんな高機能の絆創膏でも傷口から出血していれば使うものの、今回のように皮膚の表面を少し切った程度では使おうとは思いませんよね。

【まさかクリアファイルでこんな負傷するとは】

金曜日の夕方、たまたま手に取ろうと思ったクリアファイルの縁で指の付け根を切ってしまいましたが、それはピン札などで手を切った程度で皮膚が傷ついただけ。血も出ていなくてヒリヒリするくらいだったので、特に気にも欠けていませんでした。ところが夜になってもヒリヒリが収まらないだけじゃなく、少しずつ腫れてきていました。それが翌朝になると更に腫れが酷くなっただけじゃなく、夕方辺りからは赤黒く変色し始めました。

強引に破って中の血を抜いたりしてみましたが改善はなく、次第に指の付け根から脇の下のリンパまでが腫れて痛み始めました。その時すでに午後11時前という時間ながら、これはもしかしたら化膿し始めてバイキンが傷口から外に回りはじめたのかも知れないと心配になって、救急病院での診察を受けに出かけることになり、診察が終わったのは夜中の1時半…。その結果はそれほど酷い状態ではないものの、感染症を起こし始めているのでは？ということで、微熱も出始めていたので抗生剤を処方してもらって事なきに終わりました。

それにしてもたかがクリアファイルから、まさかこんな事態になるとは！

たとえ小さな傷だとしても馬鹿にせず、手洗いくらいすれば良かったと後悔するばかりです。たとえ小さな傷でも”たかが”なんて思わずにね。

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