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おざわやの代表のブログです

》ヒトは見降ろす事はできても上の世界は理解しがたいもの

2023.04.29

生きていく上でより高次な世界は見えないから、学んでいかなければならないんだと思った出来事についてブログに。



あるお客さまに聞いたのですが、夢の中で亡くなったばかりのお祖母さまが「お祖父さんたら呼んでもちっとも見てくれないのよ」と言ったそうです。


それは以前に亡くなったお祖父さまとあの世で会えたのだけれど、下の方にお祖父さんの被っている帽子が見えて呼ぶたびにキョロキョロするばかりで、上の方にいるお祖母さまの方を見てくれないんだそうです。仏教ではあの世とこの世で輪廻転生を重ねて、いずれは悟りを開こうとするのが道理。もちろん悟りなんてそう易々と拓けるものでは無いけど、その道を信じて歩んでいくのが仏道です。



人はこの世の命をまっとうすると天上界に戻り、また新たな命を自分で選んでこの世に修行するために降りてくるんだそうです。その時により厳しい人生を選べば修行の成果は大きいし、より楽な道を選べば成果を得るのが難しくなる。そういうものだそうです。




あの世は光に満ちて時間の観念はなく、食べる必要も喋る必要さえない世界だとか




そんな天上界の中にも上下があるそうで、きっとお祖母さまはかなり修行を積んでおられるのにお祖父さんはまだ修行が足らないので、上の方からお祖母さまの声は聞こえているけどその姿を見つけられないのでしょう。それはボクらにも通じることで、あの世とか極楽浄土と聞いてもその世界を見るどころかピンとこないし、想像することさえ難しいですよね。でもそんな世界があることはお釈迦さまの教えから知ることはできて、しかも下の世界である畜生道(ちくしょうどう:動物や昆虫など)は身近にいるし、ちょっとしたことで餓鬼道(がきどう)にまで落ちてしまうことは感じます。身の回りとかニュースにも、そんなところに近い人よく見ますよね?


ヒトは下の世界はよく見えても、ほんのちょっとでも上のことはなかなか理解できないもののようです。




仏教の世界は学べば学ぶほど深いし面白い




だからこそそれぞれの置かれた場所で利他の精神を磨きながら生きて、最後には自分の命も執着せずにお返しする。そんな仏さまの教えに触れて実践することで、さらに高次な世界があることを親身に感じながら生きることが大切なのだと思います。



そして犬や猫など人に寄り添って生きるペットでさえ「畜生道」という道があり、その中で転生しながらいつの日か人間として衆生界に上がることを望んでいるそうです。確かにそんなペットの中にも「ちょっとコイツは違うな?」と思わせる存在が居て、きっといずれ近い将来に人間1年生としてボクらの前に現れたりするんじゃないか?なんて思わせたりします。




ウチの3匹のネコたちもレベルはそれぞれっぽい




先日亡くなったマルオなんかは今にも人間に生まれ変わってそうだけど、玉三郎と球太郎はまだまだ野生味たっぷりで修行が必要みたい。笑


こんな風に下のことはよく見えるけど上のことはもちろん自分の置かれた位置さえ見えないのが人間だから、いつも謙虚にそして穏やかに生きていたいものですね。





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