おざわやの代表のブログです
2022.05.17
世界ではマインドフルネスなど、仏教由来の考え方が見直されつつあると聞きます。
例えば世界に名だたる企業などが研修でマインドフルネスを取り入れたり、企業トップが自ら瞑想を生活に取り入れたりするなど「仏教=生き方の教え」として捉えて活用されています。実際これまでの歴史を見ても仏教以外では宗教的な考えから戦争や紛争、もっと言えばテロなどで相手民族を貶めようとしてきたことがたびたび見られます。それに比べると仏教では戦国時代の自衛的な僧兵はあっても、仏教を理由にした侵略というのは歴史的事実にもありませんよね。それは仏教の根幹である利他の精神がそうさせているんだと思いますが、今こんな時代になるとますますそんな意識が必要とされていることを感じます。
では日本ではどうかと言えば、これまで通りに変わらず仏教を大切に考えられているお家と、そうした宗教っぽいことがどんどん生活の中から排除されているお家が二極化しているように思います。そのどちらを選ばれるかというのは勿論それぞれのご家庭の事情もあって自由なのですが、特に「お墓じまい」の相談を受ける場合には「みんな世間は終活でお墓じまいしている人ばかり」といったような誤った認識の方が少なくないことに驚きます。そうすると皆さんが《終活》としてまず考えられるのがお仏壇やお墓を「片付ける」ということになりがちです。
《終活》よりも前に、まずは「生き方」から考えてはどうかと思うのです。
でもまずそういった皆さんとお話ししているとお仏壇やお墓がある意味を理解されていないのかな?とも感じます。
まず仏教でいうとこの世は修行の場であり、輪廻転生が基本の考えです。そしてあの世に戻ったご先祖とお家を繋ぐホットラインやATMに当たるものがお仏壇です。そしてお仏壇で手を合わせるのは自分自身の希望を叶えてもらう為じゃなく、手を合わせて積む功徳をご先祖に送る徳として「振り込む」ようなもので、それはひいては子孫そのものの利他業ともなって、先祖と子孫が共に繁栄して仏道を進むための「徳積み」になるというもの。そう考えると仏壇で積む徳というのは、仏教の悟りの道に近づいていくために「マイルやポイントを貯めること」と考えると分かりやすいでしょうか?そしてそんなマインドで毎日暮らすためにそれぞれの家に置くのが仏壇の良さであり、そんな先祖に守られていることを感じる場が身近にあることでさらに安心できる家になるのではないかと思います。
それでも「私は無宗教だし、子供たちに迷惑をかけるくらいなら私のお骨は海にでも流してくれたら良い」なんていう考えをたまに聞くと、本当に悲しく思います。でももし反対に子供たちを先に送ってしまうような場合でも、同じ様に「海にでも…」なんて言える親がいるでしょうか?親ならしっかりと供養して送ってあげたいとか、それがもし災害などで行方不明になっているのなら「せめてお骨の一欠片でも見つけて帰らせてあげたい」と思うのが親心です。
でもそんな風に思うのって子供たちだって同じはずです。
また「お仏壇の面倒を見なければならない家にはお嫁さんが来ない」なんていい加減な情報に流されたり、どうせ子供たちには跡のことなんて任せられないなんて考えるのは、子供や孫のことを信じなさ過ぎじゃないでしょうか?小さな頃から当たり前にお仏壇に手を合わせてきた人たちにとって、そんなお仏壇があることって決して負担ではなく「救い」や「恵み」でさえあると思います。さらに言えばご飯を食べるたびに手を合わせるなんて、仏教心以外のなにものでもない日本人ならではの習慣ですよね。
できれば「お仏壇をどうするか?」とかお墓じまいのことを考えられる前に、お子さんたちともう一度お墓や仏壇のある意味を話し合って、一緒に最善の道を考えてみてほしいと思います。
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい
・お墓周りを少しこざっぱりと綺麗にしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れているところを直したい
・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない
他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方は、まずここから連絡くださいね。
現場に出て留守にすることもありますので、当店をお訪ねの前にはまず1本お電話くださいね。
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
アクセス
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。
またはご予約いただければ駅までお迎えにあがりますので、遠慮なくお申し付けくださいね!