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おざわやの代表のブログです

【お釈迦さまが教えてくれること:置かれた場所でどう咲くかはアナタ次第】

2021.09.29

お釈迦さまが悟りを拓かれるまでの心の動きに「この世をどう生きるかのヒント」があるんじゃないか、というブログです。



「置かれた場所で咲きなさい」はカトリックのシスターの渡辺和子さんが2012年に書かれ、200万部を超えるベストセラーになった本。この世を生きていく中で、時間をどう使うかはあなたのいのちの使い方なのですよと教えてくれていた、優しいメッセージが溢れる一冊でした。その中でも書かれている「置かれたところこそが、今のあなたの居場所」というのは、他に極楽のような場所を求めるんじゃなく、「今ここ」をていねいに生きなさいということ。





そして同じことはお釈迦さまが悟りをひらいていった姿にも感じ取れます。




【生老病死の不条理さに生きづらさを感じて】

お釈迦さまがこの世に最後にお生まれになったのはある国の王様の息子として、次の王となる運命の元に生まれました。生みの母こそすぐに亡くなってしまいましたが、優しい乳母に育てられ召使いに囲まれて、何不自由なく暮らされていました。美味しい食べ物は豊富にあるし美しい衣服を纏って身の回りには何の苦もなく、やがて美しいお妃様をめとって可愛い子も生まれて幸せに暮らしていたそうです。でもそんな中なのにお釈迦さまは、いつしかこの世の不条理さと生き苦しさを感じて悩んでいたそうです。

そんな極楽のような暮らしなのに生きづらいって想像つきませんよね?



そしてある時、あろうことかそんな妻子を残してお釈迦さまは城を出て失踪します。

それからは住むところもなく食うものも食わず、木に吊るされたり水の中で息を止めたり不眠を続けたり。

その頃インドで主流だったのは、そんな過酷な修行の中で見えてくる光こそが悟りだという考えでした。ついに6年の修行の最後には骨と皮だけの姿になり、動けなくなったところを助けられたお釈迦さまは「この方法では悟りはひらけない」と気づいて、体力を整えたのちに菩提樹の樹下での瞑想の中で悟りをひらきます。





ひらいた悟りのそのあまりの快楽さに、お釈迦さまは7日間ずっとそのままで耽っていたそうです。

あれほど生老病死の不条理さに悩んだ世界は何も変わっていないし、着るものは最低限の布だけで施されなければ食べるものさえない。それでもこの世の真理を読み解いた快楽さをその後も場所を変えつつ、3週間に渡って座禅を組んで楽しんだそうです。


見かたが変わったというだけで、あれほど苦しんだこの世がどう変わったのでしょうか?




【この世は極楽ではないけどジゴクでもない】

例えば最近すっかり鳴き声を聴かなくなったセミ。

ほとんどのセミは何年もの間を地中で過ごし、地上に出て1週間ほどで死んでしまいます。そんなセミを見て「1週間だけのために何年も地中で暮らして可哀そう」なんて思うのは人間の驕りではないでしょうか?だってセミにとっては地中の方が安全だし食べ物だって豊富で、何より平和。それが何故地上に出るかといえば、危険を冒しても外に出ないと繁殖相手に出会えないからで、幼虫の姿で地上に出ても上手く脱皮できずにそのまま死ぬ危険もあれば、脱皮の途中でカラスに食べられちゃう奴だっている。たとえセミの姿になったって隠れていたら繁殖できないから、ワザワザ大声で鳴いて「ここにいるぞ!」と知らせます。もしセミの立場だったらそりゃあ怖いし、土の中に戻りたいくらいじゃないでしょうか?



人間にとってみれば地上は極楽のように美しく感じて、地の底は地獄のように思えるかもしれませんが、同じように仏さまのおられる極楽浄土から見れば人間界は地の底に思えるのではないでしょうか?そして何度もそんな人間界に輪廻して生老病死に苦しむ姿は、セミのように可哀そうに映るのかもしれません。でもそんな輪廻を何度も繰り返して少しずつ修行をし、悟りに近づいていくんだという道を示してくれたお釈迦さまの教えに触れることから、そんな永遠にも思えるような修行に喜びを見出すことが出来るんだと思います。そんなそれぞれの立場でそれぞれの周りを明るく灯す方法は、仏教としていまボクらのすぐ手の届くところにあります。


そう考えると大好きなお墓参りでそんな輪廻を観ずるのも、また一つの修行のように思えてきますね。




ちなみに城に残された妻子はお釈迦さまを恨むことなく、お釈迦さまとなったかつての父やご主人の仏弟子となりました。特に息子ラーフラはのちに悟りをひらいてお釈迦さまの十大弟子とも呼ばれるようになったそうですから、ただの失踪オヤジではなかったわけで(失礼!)良かったですね笑。





【もしお墓でこんな悩みがあればお気軽に当店へ ご相談ください】 

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現場に出て留守にすることもありますので、当店をお訪ねの前にはまず1本お電話くださいね。



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お墓のおざわや  

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電話番号 : 052-734-8102 

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