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おざわやの代表のブログです

【先祖をウチに迎えるお盆にお墓参りにも行くワケを想像してみる】

2020.08.14

仏教って細かいしきたりとかが分かり難いですよね。そんな中でのお盆という行事の位置づけを深掘りしてみますー、とは言ってもただの私見ですが。



 仏教の教えってよく言う「貪瞋痴(とんじんち)の三毒を慎みなさい」とか、徳を積んで利他につとめなさいとかボンヤリしてよく判らないものが多いですよね。それでも言わんとする事はなんと無くわかっても、お盆とか施餓鬼とか迎え火とか、親に教えられたことをそのままやってるだけで、何が正しくて何が間違ってるとか全然分かりませんよね。ボクもそうです。笑。



 だからといって、


そもそもお盆というのはお釈迦さまが弟子の目連(もくれん)にあーだこーだ・・・



 というのは別にウィキペディア読んでもらえば良いです。そんな逸話的なことよりも、実際どんな流れでこれまでやってきたのかを考えたほうが本質的な意味に近づけるんじゃないだろうか?と思うんです。特にボクが専門的に関わっているお墓に関しては、お釈迦さまの教えの集約である「お経」にも特には書かれているワケではないので、お経にともなった「習俗的なナラワシ」といった性格が強いものだと思います。


 まずはお盆といえば「迎え火」ですよね。

松明などを焚いた煙に乗ってご先祖さまが帰ってくるというのがまず始まりの儀式なのですが、大体ほとんどのご家庭が家の前で迎え火をされると思います。でも元々でいえば、迎え火というのはお盆の始まりの13日の夕方に、お墓に行って焚くものだったそうです。そしてその火を提灯に移して持ち帰り、仏壇のろうそくに移すとご先祖が帰ってきた事になります。つまり火は「ご先祖の依代(よりしろ)」であって、そんな提灯行脚(ちょうちんあんぎゃ)ができない現代においては、お供えのホオズキが「火を灯した提灯」の代わりになります。だってホオズキって漢字で書くと「鬼灯」でしょ?







【ここからはお盆に関してのボクの勝手な解釈です】

 で。ここからは一介の石屋さんの私見です。全く見当違いかも知れないので間違っていても責任は取れませんのであしからず。笑。


 お盆ってそもそも地獄で飢えている餓鬼に水や食べ物を施して、7世代遡ったご先祖までを救うと言われている仏教行事。それをお寺で行うのが「盂蘭盆施餓鬼会(うらぼんせがきえ)」です。そしてお家の仏壇にコモを敷いて誂えた「盆棚」にそんなご先祖をお墓から提灯で連れ帰るって事は、あの世に帰ったご先祖の魂というよりもお墓で土に還っていくべき身体に宿った【魄(はく)】の方なんじゃないだろうか?と。







 日本の仏教には中国からの流れをくんだ「魂魄思想(こんぱくしそう)」というのがあって、あの世に還って輪廻転生をするのは「魂」の方。じゃあ「魄」って何かといえば、この世にいる間に依代(よりしろ)としていた身体に残った我(が)というか、この世への執着そのものの存在です。それをゆっくりと鎮めていくのがお墓の役割であり、そういう場を清めるのがお墓参りです。とすれば、お墓の中で飢えて段々土へと朽ちていくご先祖を、一年に一度だけでも自宅にお迎えして歓待するって嬉しいし、そう考えた方が道理が通っているように思えるのです。


 そして送り火の方はどうかと言えば、やっぱりお家からお墓まで提灯(=ホオズキ)に載せてお連れして、お墓の前で送り火焚いてお帰りいただきます。するとお盆の暑い最中で既に枯れた墓花も新しく変えられるし、ご先祖もまた自然に還るようお墓の中で静かに眠っていただけます。そして送り火って15日にされることが多いですが、よく考えると1番有名な送り火って京都の大文字焼きですよね。その日程でいえば13日に迎えて16日に送るのが本来なのかなあと。



 でもどんな方法だろうが日程だろうが、本当に大事な事は家族揃って祈りを籠めること。それは先祖が安らかに眠ることとやっぱり子孫の健康や繁栄ですよね。そんな思いを籠めて過ごすから、お盆の期間って皆んなが笑顔になるんじゃないかなって。2020年のお盆に思ったのは、そんなこと。





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お墓のおざわや  

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