おざわやの代表のブログです
流れが悪いなという時に思い出してほしい。縁起もガタピシも仏教用語が元の言葉なんです。
2019.09.10
名古屋は台風の影響がなかったこともあって連日の猛暑日。全国的にも暑いようで身体の疲れを感じている人も多いのではないでしょうか。そんな中、特に千葉県では未だに台風の爪痕が続いているそうで、今調べても55万軒以上が停電しているようです。そんな中、エクスマ繋がりでツイッターをフォローさせて頂いている木更津のラーメン屋さんの「九州ラーメン友理（ゆり）」さんが停電の中でもなんとか営業されているようです。
お近くでも停電の影響で食事の支度に困っているご家庭は、明かりもなく暗い中でも頑張って調理されている友理さんに行ってみてくださいね！
なんだか上手く回らないなとか流れが悪い時ってありますよね
例えば急いでいる時に限って見つからない家の鍵とか、一度クレームのついた仕事は最後までトラブル続きだとか。ボクがよくあるのはゴルフでミスショットして横の森の中に入って、そこからのリカバリーショットがまた木に当たって奥に入るみたいな場合。そんな難しい状態から「奇跡のリカバリーショット」みたいなのを打とうとして失敗するなら兎も角、安全に出そうとしただけのショットが悪い方向に行くと余計に「あ”ーーーー！」ってなっちゃいますよね。
先日は毎月一回身体のメンテナンスのために通っている、同級生が経営している鍼灸サロンへ行こうと予約していたのに、仕事の資料作りをしている内にうたた寝してしまってドタキャンしてしまいました。
これ予約で商売しているお店にとっては大問題で、本当に失礼。同級生だからって笑い話にしてますが絶対ダメですよねー。忘れるといけないからって事前にアラームまでかけてたのに、すっかり寝入ってて届いたメッセンジャーで気がつきました。本当ごめんなさいって次に予約入れて、また忘れちゃシャレにならないんで今度は更に気をつけましたよ。
朝イチツイートでも忘れないように気をつけてるのがよく分かっていただけるでしょうか。特に今日は朝から現場監理の予定になっていたので汗だくになること確実。一度家に帰ってシャワー浴びないといけないし、現場の様子も気になるしで気が気じゃない。でも仕事は思った以上に順調に進んで、そろそろ帰ってと思っていたところに鍼灸サロンからメッセージで「予約は金曜日でしたよね」と。その前のメッセージのやり取りには今日になっていたので、そのように返信するも施術中らしく連絡取れずで、結局は予約が上手く取れていなかったようでした。やっぱり上手くいかない事って続くもんですよね。
どうしても上手くいかない流れはそのまま受け入れて流してしまおう
まずは自分がミスしてしまってそれから妙にお互い予定がギクシャクと合わなくてって事、それこそ友達関係や親子関係でもありますよね。そうやって上手くいかないことに「なんでだろう」って悩むのも必要なことかもしれませんが、ダメなもんはどうやっても上手くいかないんだと受け入れて、それこそ笑い飛ばしてしまった方が別の流れに早く乗れることもあります。ダメならしゃーない、次行こう次！ってね。（もちろん謝罪の気持ちはしっかり伝えましたよ！）
縁起が良いとか悪いとか言いますが、これは仏教用語の因縁生起（いんねんしょうき）から来ている言葉です。全ての現象は何らかの原因によって起きるという意味ですが、実はそんな意味よりももっと大きなことを示していて、この世の中に存在するものは、すべて相互に関係しあって存在しているということを伝えている言葉です。ただ関係しあっているというだけで良いも悪いもなく、早いも遅いもなく、上手くいくも失敗もなくみんな同じようにただ存在しているだけという深い言葉です。
そして自分は自分、彼女は彼女と分けて考えるからどちらが良いとか悪いの話になるということを表した言葉が我他彼此（ガタヒシ）です。そう。立て付けの悪い戸や調子のイマイチな車を称する（昭和のヒトが笑）時に使う言葉「ガタピシ」の元になっている言葉です。簡単に言えば、私と他の人やアッチとコッチなんて線を引いて区別するからギクシャクして対決や差別を呼んでしまうよ、という仏教用語なんです。どちらも伝えているのは「自分」というものに固執せず、全てのものに関わりがあると思って生きていれば、争いごとも迷いもなく安らかに生きていけると。流れが良いも悪いも、後で考えてみれば大したことない。そこに囚われて動けなくなることの方が「悪い流れ」を呼んでしまうって思いませんか？
とは言ってもどうもウマが合わないとか、そんな関係ってありますよね。そんな時にはこんな風に考えれば良いんだって、尊敬する藤村先生がツイートしてました。嫌うとか喧嘩するとかじゃなくて、適度な距離で関係していけば良いと。それも流れを保つ方法ですよね。
