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おざわやの代表のブログです

【徳を積むか、得を取るかは心持ち次第です】

2021.01.27

徳を積むって言われても何すりゃ良いんだか判らない!という人にわかり易く説明してみるブログです。



【徳を積む】行為って、どこかで聞いたことあるんじゃないでしょうか。

例えば困っている人がいたら手を差し伸べるとか、募金するとか。または街や公衆トイレを掃除したりゴミ拾いしたりというのもそうですよね。以前に韓国人留学生が、駅のホームから落ちた人を救おうとして命を落としてしまったなんて痛ましいこともありましたが、これなんてまさに【徳を積む】行為。

でもこう言うと「命を失ってしまっちゃ元も子もない」と言う人もいるでしょう。ボクも当の親や家族のことを考えるとそう思います。



じゃあ【徳を積む】ってどういうことよ?って思いますよね。


そもそもは仏教や儒教などの教えからくるものですが、簡単にいえば「善行(見返りを求めない善い行い)に努めましょう」ということ。特にその中でも【陰徳(いんとく)】はより善い行いだと言われています。これは人知れず誰かの為になる働きをすることを言いますが、例えば誰かが落とした財布を拾っても「じゃあ一割ちょうだい」と見返りを求めてしまったら、それは【陰徳】とは言えません。



と言いながらボクもなかなかそんな風に思えないのが、車を運転していて狭い道路などですれ違う時のこと。

どうしても譲り合わなければならない時にこちらが譲ったとして、相手が挨拶もせず当たり前だ!と言うような顔をして通り過ぎていくと「ムカっ!」としてしまったりします。この場合は相手に譲ったまでは良かったけれど、そのあと相手の態度に対して腹を立てた時点で【徳を積む】ということにはなりません。見返りを求めた時点で手に入るものは【徳】ではなく、ただの「オトク(お得)」になってしまって、まるでスーパーで買い物したみたいになってしまいますからね笑。



雨だって天から万物に降り注ぐ恵みの一つですよね



【お釈迦さまの見せた姿に【陰徳】がある】

お釈迦さまは30代半ばで覚りを開いて80歳で亡くなるまで家に住みつくことはなく、ずっとインド国内で教えを説き歩いていたそうです。じゃあ寝泊まりはどうしていたのかといえば信者の家に招かれたり、信者から寄進された修行道場を点々としたりして、最後は歩いていた旅の途中で息絶えられました。



お釈迦さまは信者から「今日はぜひウチに泊まって教えを説いてください」と言われると、ただ軽く頷くだけでお礼の言葉も何もありませんでした。これは仏教信者が僧侶に対して施すことを「布施行(ふせぎょう)」と言って、彼らが徳を積もうとしているのだからそれは【陰徳】であるべき。なのにもし「え?いいの?ラッキー!助かるな〜♪」なんてお釈迦さまが軽ーく言ってしまったら、せっかくの「布施行」が【陰徳】ではなくなってしまいます。


じゃあお釈迦さまはタダで泊まって何も渡さないの?っていうと、それには「教えを説く」ことで施す=「法施行(ほうせぎょう)」で応えます。逆に信者の方だって法施として仏教の教えを説いていただいたのに、「いやーありがとうございますー!これで幸せになれますー!」なんてお礼を言うのもダメ!これはお釈迦さまだけじゃなく一般の僧侶に対しても同じで、お礼を言うとせっかくの法施を積む機会を奪ってしまいます。だから法事やお葬式などでお経を読んでいただいた僧侶に対して「お布施」を渡すんです。間違えちゃいけないのは、この「布施行」は僧侶のためじゃなく自分の徳を積む行為であって、「お経の代金」ではないということです。



ラオスでの仏教僧の托鉢姿(wikipediaより)


写真はラオスで仏教僧が托鉢して歩く姿です。

こうして歩いていると仏教信者はその鉢の中にお金や食べ物など、自分にできる精一杯のものを与えることで=布施行をしています。そしてそれを受ける僧侶は信者が布施行する機会を与える=法施行をしていることになります。これならどちらも「相手に与えている」だけで、互いに何も奪わない。もしこんなやり取りだけで世の中が回ったら、まさに【利他(りた)】の心がこの世を明るくするんじゃないかって思えますよね。



じゃあ最初に挙げたように車で道を譲ってもらった時、お礼はおろか何もせず素通りする方がいいのか?っていうと、相手のことを思うとそれも微妙ですよね。なのでそんな時は、あくまで「お礼ではない」意味で手をあげて会釈などしてはどうでしょう?まるで仏教僧が合唱し合うようにね。

そうすれば相手も自分にとっても、【徳を積んだ】ということになるんじゃないでしょうか。





こうして考えると「ありがとう」と言う言葉は確かにとても素敵な言葉だけれど、場合によっては奪う言葉にもなるって不思議ですよね。でもそんな「ありがとう」は、コンビニとかで何かを買った後に払うお金に「ありがとう!」と付け加えれば、それも相手を良い気分にする布施行になるかも知れませんね。





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